注文の多いラーメン店の話

注文の多いラーメン店の話

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日はシステムの話です。
システムはとても大事です。
大事ですが…
それが行き過ぎるとどうなるのか。

 

 

ちょっとした体験を例にお伝えします。
短めの内容ですが,以下,お付き合いください。

 

 

 

注文の多いラーメン店

 

 

先日,
あるラーメン店を
訪れたときのことです。

 

 

よく耳にするラーメン店だったこともあり
一度は行ってみたいと
思っており…

 

 

たまたま,
近くを通る事があったので,
思い切って足を伸ばしてみました。

 

 

11時半開店で…
到着したのは11時40分頃。

 

 

すでに,
行列ができていました。

 

行列に並ぼうとしたら,
鎖とポールで長く並べるように
仕切ってある狭い通路の何箇所かに,

 

 

「お連れ様全員が揃ってから,
並んでください」

 

と書いてあります。

 

 

確かに,
一人だけ並んでいて,
あとから数人,その人が並んでいたから…
という理由で割り込まれたら困ります。

 

 

待ち時間の読みもできないし,
不公平感もあります。

 

妥当な張り紙です。

 

が。
そのまま,列を進んでいくと…

 

丁寧に図で解説してあり…

 

1組目と
2組目は
ここにこう並んで…
3組目は,
このラインを超えてはいけない

 

みたいなことが
つらつら書いてあります。

 

 

それをみて…

 

なんか,
メンドクサ…
と思ったその瞬間。

 

店から店員が出てきて…
その列の巻き戻しが
発生していました。

 

つまり,

 

店内に入ってしまった顧客を
1組目のベンチに座らせ…
1組目のベンチに座っていた顧客を
2組目のベンチに座らせ…

 

2組目のベンチに座っていた人を立たせて
ラインの手前に戻した,ということです。

 

それを見て…
ますますめんどくさ…と思ったのです。

 

後からわかったことですが,
店内に,「研修中」と書いた札を
下げた店員がいました。

 

つまり,
その店員が,
まだ中に入れてはいけないタイミングで
1組目を店内に入れてしまったため,
混乱が起きて,巻き戻しするはめに
なったようです。

 

そして…
私が3組目のライン前に立ったときに,
ようやく店内の中が見えました。

 

 

ほぼカウンター席のみで…
そしてそのカウンター席の半分が
空席だったのです。

 

 

よく意味がわかりませんね。

 

 

その後,ようやく店内に入り…
注文するのはタッチパネル方式。

 

看板メニューは
わかるのですが,
それ以外のメニューはどこにあるのかわからず…

 

少し探し回る羽目になりました。

 

 

選んだら,
そこから麺の量やら辛さやら
無料トッピングを入れる入れない…やらを選択。

 

 

タッチパネル方式の注文自体は,
珍しくないのですが…

 

結果として,面倒な印象がますます増しました。

 

席についたら…

 

アプリがあるかどどうか…とか,
ハネ防止の紙エプロンがいるかどうかとか
このあたりを畳み掛けるように
いくつも質問を受けました。

 

それも…2回です。

 

研修中のスタッフと,
そうではない別のスタッフから
それぞれ同じ質問を受けました。

 

なんというか…
本当に煩わしい。

 

ラーメンの味自体は
まあ,
「想定通り」
の味だったのですが…

 

並ぶだけでなく,
この数々のシステムを乗り越えていかないと
ラーメンにありつけない…というのは
億劫で仕方がない。

 

まあ,また近くを通ることがあっても,
もう行くことはないしょう。

 

 

 

システムの意義と価値

 

システムは,大事です。
効果効率を高める重要な
役割を果たします。

 

特に大規模のビジネスであれば,
画一的な処理をしないと
回らなくなるし,
不公平感も発生します。

 

が…

 

システムを導入することで
効率化が図られる反面…
顧客に対し,システムに従うことを
強要することにも他なりません。

 

そうなると,
システムというものは…
必要最小限に頼るほうが良さそうですね。

 

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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