最近、ノートパソコンのMacBookProが熱いです。
これは、それだけ入れ込んでいる…といった慣用表現ではなく、物理的に熱くなっています。
どうやら、熱処理が追いついていないのでしょう。
この時期になってくると、膝の上に置いて作業をすると、低温やけどしてしまいそうになります。
まずは、冷却ファンを制御するアプリをインストール。
冷却ファンの回転数を上げる事で、より冷めるように…というもの。
正直、焼け石に水な感じもありますが、これで様子を見ることにします。
…と思いつつ、さらにいろいろ調べてみたところ、MacBookPro特有の問題があるようです。
換気口の位置が下にある形状のため、普通に置くと、空気の流れるスペースが少なくなるようです。
そこで、パソコンの下部に取り付けて換気口のスペースを確保するパーツがあるようです。
しかも、それを取り付けることによりキーボードの角度が、人間工学的に最適化され、よりキーボードが打ちやすくなる…らしいです。
逆に、この熱問題。
このまま放置するとどうなるのでしょうか。
極端な話、高温によりパソコン内のパーツが溶けてしまい、機能しなくなる、というリスクがあるようです。
当然そうなってしまえば故障、ということになります。使えなくなるのは困ります。
MacBookProは、Appleのノートパソコン。
Apple製品といえば、洗練されたデザインの商品が印象的です。
このデザインに魅せられて使う人が多いのではないでしょうか。
私自身は、どうしても使いたいソフトがWindowsに対応していないので、MacBookProを買ってみたところ、キーボドの打ちやすさ、トラックパッドの使い勝手の良さ、キレイなディスプレイ…と、すっかりハマってしまいました。
一方、Windows10アップデートテロのように、マイクロソフトも悪質なウィルスを流すようになりました。
今となっては、Windows95から使い続けたWindowsと、いかにして縁を切るか…と考える次第です。
まさにWindowsと対照的です。
Windowsパソコンについては、愚痴をいう人は多いですが、
一方、MacBookなどのAppleパソコンについては、その良さを主張する人のほうが多いのではないでしょうか。
私自身も、「ノートパソコン」と、コモディティ化したような名称を使わず、MacBookPro、と商品名をわざわざ書いています。
それだけ画一した商品だからこそ…売り方にもこだわって欲しかった、と言えます。
デザインにこだわりすぎるあまり、この熱問題が起きてしまうのは、残念です。
だからといって、車で言うリコールのような問題に発展するほどでもありません。
ならばどうするべきなのか。
店頭で売る時には、きちんと熱問題について説明すること。
その上で、対策商品をアップセルすること。
これに尽きます。
特に今回の場合は深刻です。
極端な話、熱問題でパーツが溶けて使えなくなるリスクが有るのです。
ならば、そのリスクを説明して、解決策として、
「これを取り付ければ大丈夫ですよ」
と言ってアップセルする。
これは、必要ではないでしょうか。
売ることをためらう人にありがちなのですが、アップセルの手間を惜しむと、クレームになることがあります。
後から
「何であの時言ってもらえなかったんですか?!」
と言われることがあります。
今回の場合、パソコンの熱処理が上手く行かず、壊れてしまったならば…
「Appleって、デザイン重視で、使いものにならないよね」
などと言われる事態に発展します。
そんな悪口がSNSに書かれると、どこまで拡散するかはわかりません。
もちろん、Apple信者が擁護するでしょうが…熱烈な信者が存在するということは、熱烈なアンチもいるということなのです。
世界ナンバーワンマーケティング・コンサルタント、ジェイ・エイブラハムは、卓越の戦略上級編で
「本当のところ、自分は何が欲しかったのかが、 分からなくなってしまう、という人は多いものだ。自分が何を感じているのか、明確に言葉にできないし、 表現する手段も持っていない。だから、その想いや苦心を理解してくれて、はっきりと声に出して行動 で示し、論理的で強力な戦略を立てるサポートしてくれる人を、我々は信用するものだ。 」
と述べています。
「自分が何を望んでいるのか」
がわからないのです。
私の場合だったら、
「初めてMacのノートパソコンを買います」
と店員に伝えたならば…この熱問題まで、その原因と対策まできちんと教えて欲しかった。
その上で、
「熱処理のために、このパーツも一緒にお買い求めください」
と言われたら、
「分かりました」
と言うだけで済みます。
他のよくわからないオプションを勧められるよりも、よほど安心して買えます。
必要な物を必ずアップセルしてください。
でないと、不平不満、顧客満足度を下げる結果になります。
仮に、買わなかったとしても、買わないデメリットを伝えて理解してもらってください。
…それでも、「何であの時言ってくれなかったんですか…?!」と言う人は言うでしょう。
それでも、言い続けてください。
言い続けることが、一貫性に繋がるのです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平
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