広告媒体選定の失敗リスク

広告媒体選定の失敗リスク

広告媒体選定の失敗リスク
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空港に向かって,車で移動しているときのことです。
隣をバスが並走していました。

このバスは,いわゆる「ラッピングバス」で,バスの車体部分に広告になっています。

そのバスは,後面から見る限り,真っ黒の背景に,白抜きの文字で,アルファベット4文字だけ掲載されていました。
企業名なのか,ブランド名なのか…全くわかりません。

そのバスを追い越す時に,横目で見てみたところ,側面の広告は,同じく黒バックに白抜きの4文字。
あとは,外国人の女性が,ポーズを取っている写真だけでした。

何の広告なのか,さっぱりわかりません。
おそらく,アパレル関係の広告ではないか,と推測されます。

このバスの車体広告。
極めて大きなリスクがあります。
このリスクは何か。
ちょっと考えてみて下さい。

おそらく,黒バックに白抜き文字4文字だけ。
…ということは,言葉を選ばずに表現するならば,「お高くとまった」雰囲気です。
少しだけオブラートに包んで表現するならば,高級感を演出したいのでしょう。

仮に,高級感を醸し出すための広告だった場合,このバスの車体広告は,大失敗です。
この路線バスの「車体」自体が非常に古いようです。
一部が錆びて赤茶けていたり,角が朽ちてしまっているのです。

これでは,高級感の演出が台無しです。
どちらかと言えば,このアルファベット4文字のブランドが,非常に古臭く,垢抜けない認証に鳴ってしまっています。
これが,広告媒体選定の失敗リスクです。

基本的に,広告そのものは,反応するかしないか,という観点で考慮するのが基本です。
しかし,今回の場合は
「反応が得られない」
だけではなく,
「広告自体が,ネガティブキャンペーン」
になってしまっているのです。

与えたい印象と,実際に与えている印象が正反対になってしまっているのです。

さすがに,錆びて朽ちているバスというのは論外でしょう。
バス会社は,広告主に対する著しい背信行為だと言えます。
錆びて朽ちているバスで広告宣伝されるほうがメリットがある。そんな業種はめったにないでしょう。

自動車の塗装関係を扱う会社が,そのバスの半分だけを塗装して,ビフォーアフターを演出する…というようなマネでもしない限り,朽ちたバスで宣伝されても迷惑です。

これは少々極端な例でしょう。

ですが,広告媒体には特性があります。
例えば,インスタグラムとFacebook。
インスタグラムは,若い女性が多く活用している…という特性があるようです。
一方,Facebookは30代以降の人が多く使っている…という状況にあるようです。

ということは,若い女性にアプローチしたい時に,Facebookを使うことで,
「Facebookに広告を乗せているようなものは,私には関係ない」
という印象になるかもしれません。
※あくまでも参考例です。実際に若い女性がFacebookを見ていない限り,このような印象にはならないでしょう。

よりわかり易い例が,タブレット誌。
ゴシップ記事ばかり載せているような雑誌に広告を掲載することで…自社のブランドイメージが劣化する可能性があります。

300年以上の伝統・歴史がある百貨店が,「東◯ポ」に広告を出していたら…どこかしらがっかりしてしまうのではないでしょうか。

単純に,高齢者をターゲットにした場合,スマホサイトに広告を出す…という
「そもそも見ないだろう」
というターゲットのズレは,反応を引き出せないという意味では失敗です。
広告効果はゼロでしょう。

ですが,今回は,広告効果がゼロということではなく,むしろ「マイナス」になってしまっている,という例を紹介しました。

自社の広告を出している場合,一度その広告媒体のイメージはどのようなものか,考えてみて下さい。

あとは…野外広告等の場合は,きちんとメンテナンスされているかどうかのチェックも必要でしょう。

一度,広告を,広告以外の観点からもチェックして見直してみて下さい。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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