たまたま,ある方からビジネスについてフィードバックを受ける機会がありました。
私自身が,他の肩のフィードバックをすることはあっても,自分が受ける機会は少ないので,大変ありがたいものです。
さて,あらためてアドバイスをいただいたのが,
「ターゲットのズレ」
です。
例えばこのブログ。
ご覧になっている方と,私が顧客にしたいと思う方にズレがあったら…このブログから申込み,ということにはなりません。
もともと,このブログ自体は私が「書く訓練」ではじめたものなので…ある意味,同業者には受けますが,私の理想の見込み客には,受けない内容になっている,ということです。
さて,では
「理想の顧客像」
とはどんな人なのか。
これを明確にして,プロモーションなり,さまざまな発信をしていなければなりません。
…が,ここでやってはいけないことが1つあります。
多くの場合,
「理想の顧客像」
を【先】に明確にしようとしてしまいます。
ですが…そこで出てきた
「理想の顧客像」
は,自分の本心なのでしょうか。
他所の影響…もっと別の言葉を使うならば「心理誘導」あるいは「催眠」を受けていない。
そういい切れるでしょうか。
テレビCMなどの影響を受けて,何となく「いいもの」だ,と思い込まされていないでしょうか。
具体例を1つ紹介します。
私の場合は「お酒」でした。
詳しいことはわからないのですが,父方の祖父は,凄まじい酒豪だったようです。
(私が出生前に逝去したそうです)
母方の祖父も,やはり凄まじい酒豪でした。
…ということで,私もかなりの酒豪。
父は酒に弱く,すぐに顔を真っ赤にしますが…その父の隣にいる私に,いくら酒を飲ませても顔色一つ変えない。
親族が危惧するほど。
社会人になって,様々な場面で飲むようになります。
飲めるから…飲まされます。たくさん飲めることが,素晴らしいかのように言われ続けました。
ですが…ある時,ちょっとしたきっかけで,ふと気づいたわけです。
「別に…私は酒が強いからと言って,好きなわけではないな」
ということで,お酒は引退。
10年ほど飲んでいません。
ここでは,
「たくさん飲めることはいい」
「お酒に強いことは素晴らしい」
と思い込まされていた,ということです。
このように,
「自分自身が誤解」
していることに,自分で気づかずに,
「こんな人が自分の理想の顧客だ」
と思ってしまうことがあります。
これを避けるにはどうしたらいいのか。
まずは,誤解が少なく,より楽により簡単に明確にできるものから,取りかかればいいのです。
具体的には,
「こんな顧客はイヤだ」
という点を明確にします。
それが終わってから,
「こんな顧客を理想の顧客にしたい」
という点を明確にすればいいのです。
それぞれ,まずは手元の紙に書き出してみることからはじめてみてください。
最後に。
理想の顧客を明確にするにあたって,越えなければならない壁があります。
それは,「自信」です。
極端な例を紹介します。
ある人がいました。
その人は,女性向けに適したサービスを提供することができます。
実際,過去に女性にそのサービスを提供して喜んでもらったこともあります。
理想の顧客を明確にしようとした時に…
「実は,女性って苦手なんだよね。だから男性客のほうがいいな」
と思っていたとしたら…?!
その人は,本当に女性に対して素晴らしいサービスを提供できたとして…
実際に女性に喜んでもらっていたとしても…
それでも,
「自信」
がなければ,理想の顧客が「女性」だということに気づかないかもしれません。
最初の一歩は,
「自分は自信がないかもしれない」
ということに気づくことです。
別の例を紹介します。
ある採用コンサルティングをメインに活動している方がいるとします。
ですが,一定の従業員を雇用・採用し続ける企業は,それなりの規模です。
年商10億円は大きく越えるかもしれません。
年商10億円レベルの企業に対して,採用コンサルティングを実施する。
そのことに自信が持てなかったらどうなるでしょうか。
「小さな企業の力になるのが,私の夢だ」
などと,心のなかで折り合いをつけて,個人事業主宛に,採用コンサルティングを売り込もうとしてしまうかもしれません。
明らかに,ターゲットにズレが生じてしまうのです。
ここで気づくべきことは,
「本当に,自分は小さな企業の力になること」
なのだろうか,ということを振り返ってみることです。
以上,理想の顧客を明確にする,3つのポイントでした。
私自身も,この課題に取り組んでいきます。
ぜひ,あなたの取り組んでみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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