たまたま、諸事情により池袋のホテルを利用することにしました。
新宿近辺は、かつて勤務していたこともあり、だいぶ慣れて入るのですが、池袋はほとんど利用したことがありません。
いつも使っている東横インを探して、池袋の繁華街をさまよっていた、そんな時のことです。
ラブホテルが数軒並ぶ中に、こんな看板を見つけました。
「おお!」
と思って、ついパシャリと撮影。
今日のテーマは、「明快さ」です。
【明快】
筋道があきらかでわかりやすいこと。(デジタル大辞泉)
別の表現を使うなら、
「わかりやすさ」
と言えます。
ラブホテルのすぐ目の前に、この看板。
…非常にシンプルで、わかりやすいです。
店内に侵入して、リサーチ…までする気概はなかったので、看板の撮影だけでしたが。
本当に素晴らしい。
マーケットとしての立地。
それがラブホの直近。
マーケットでのウォンツ。
ラブホ利用者のウォンツといえば…(以下略)。
そのウォンツを満たすことができる、という意思表示を込めた「いかにも」な看板。
どこから分析しても、
「明快」
という他ありません。
明快を通り越して、「わざとらしい」くらいです。
そして、これで十分なのです。
緊急性が高ければ高いほど、コピーは短くて住みます。
例えば、砂漠で丸一日歩きまわって汗だくになり、熱中症にかかりかけている人に水を売る場合、宣伝文句はいらないでしょう。
「水」「値段」
の二言…場合によっては、「水」の一言で売れてしまいます。
不要な言い回しが無いことも明快さだと言えます。
ラブホの前。
この看板。
…それ以上、どんなコピーがいるのでしょうか。
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