タイトルにある「わりと致命的」とは、数ある原因の一つという意味合いになります。できれば「本当の原因」とでも書きたいのですが、嘘を書くことはできません。
いかなる場合も結果が出ない本当の原因は自分自身です。
…そう考えないと、人生のコントロール権を手放してしまいます。
「あの人のせいで…」
「社会が悪いから…」
「こんな制度では…」
「今景気悪いし…」
「今日は天気が良くない」
こんな考え方では絶対に結果を出すことはできません。
なぜなら、うまくいかない原因が自分の外にあるという考え方をするということになります。これを反対に解釈すると、「うまくいくためには自分以外が何とかしなければならない」ことになります。
つまり、結果的にうまく行こうとそうでなかろうと、それはあなたが為したことではなくなるということです。
それでうまくいったと言えるのでしょうか。
なので、いかなる場合にも、本当の原因は「自分自身」です。
さて。
当たり前の話、本題に入るために必要となる前提はこれくらいにしておきます。
全ては「自分が原因」であることは確かです。
ただ、その原因の中に「知らない」「気づかない」ことも含まれます。
つまり、あなたの結果を出すことについて、外部要因が何らの妨げになっているとします。その時に、その障害に気づかなければ、その障害を克服することができません。直接的な原因はその障害かもしれませんが、広義で捉えるならば、「その障害に気づかないあなたに原因がある」ということになります。
ということで、だいぶ婉曲的な話を続けました。
そろそろ単刀直入に言います。
あなたがうまくいかないのは、あなたを邪魔する人が必ずいます。
その人にどう対応するかはあなたの問題であり、あなた自身に原因があります。
けれども、現にあなたを邪魔する人はいるのです。
そこに「気づかない」「知らない」ままでいるということは、やはりあなたの問題なのです。
非常にわかりやすい例を紹介しましょう。
例えば。
あなたはダイエットを決意したとします。
それを宣言したらどうなるでしょうか。
きっと、おいしそうな食べ物の写真をバシバシ送ってくることでしょう。
禁煙を決断したとします。
きっと、周りの喫煙者はあなたに向かって煙を吹きかけてくることでしょう。
禁酒を決断したとします。
すると、今までよりもずっと多い頻度で飲みに誘われることでしょう。
あなたがうまくいかないのは、こうやってあなたの周りにいる「足を引っ張る人たち」の存在に気づかないことです。
しつこいようですが、このような足を引っ張る人達がいることが原因ではありません。そのような人たちの存在に気づかなかったり、知らなかったり、あるいは気づいてたとしても、そういった人たちにうまく対処できないことです。
例えば。
ちょっと想像してみてください。
ダイエットを決断します。
友達に、食事に誘われます。
周りの人達がおいしそうな料理を食べている中で、自分はひたすらサラダをバリバリ食べているとします。
その場の雰囲気はどうでしょうか。ある意味空気を読んでいないとも言えるし、周りが食べている中で、サラダしか食べないのは「感じが悪い…」という感覚を持ってしまうかもしれません。
その「空想上の感じ悪さ」に屈することが、うまくいかない原因です。
禁酒を宣言します。
飲みに誘われます。周りの人はやっきになって飲ませようと努力することでしょう。
まるで、飲まないことが罪であるかのような言い回しすらしてくるかもしれません。
その圧力に屈することが、うまくいかない原因です。
では、どうすればいいのでしょうか。
最初のステップは、
「まずは知る」
ことです。
周りの人も不安なのです。
例えばダイエット。デブの中に囲まれていたら、痩せる必要性は感じません。
そんな中であなたが痩せ始めたら…周りの人は焦ります。
同じデブでいてほしいと願ってしまうものです。
そういった心理作用がある…ということを知るのが最初のステップです。
次のステップ。
それは、覚悟を決めることです。
一番難しくて一番大変な話です。
単に「覚悟を決める」では「行動」になっていないので、具体的なステップに落としこむと次のとおりです。
あなたが「うまくいく」ことで「失うものはなにか」を考えます。
そして、「その失うもの」を失った時に、それでもいいか、それともそれは失ってはいけないことなのか、それを考えて選択すればいいのです。
例えば。
ダイエット。
周りのデブ仲間との人間関係を失うかもしれません。それでも痩せるのか。それとも孤独に一人痩せるのか。どちらかを選ばなければなりません。
例えば仕事。
結果を出すためにも朝早くから夜遅くまで一生懸命仕事をするとします。
すると、恋人から、
「私と仕事どちらが大事なの?!」
と詰められます。これは文字通り選択すべきです。
…仕事の生産効率を高めて、仕事も恋人も両方取る、という選択肢も無きにしもあらずですが、ここは敢えて選択すべきでしょう。
個人的には、このようなことをいう人が恋人だったら、これから先一生あなたの足を引っ張り続けるので、さっさと縁を切る(別れる、ではありません。縁を切らなければなりません)のが賢明でしょう。
もちろん、すでに結婚して、子どももいるような家庭ならば、話は別です。
話を戻します。
最後のステップ。
それは、あなたが「うまくいかない」ことで失うものはなにか。
例えば、ダイエット。
デブ仲間との人間関係を優先したとします。
その結果「やせる」という結果を手に入れないことで何を失うのでしょうか。
文字通り健康…場合によっては命すら失いかねません。
それでも、あなたはデブ仲間との人間関係を大切にしてデブのままでいたいのか。
この時点でまた再度選択すればいいのです。
例えば仕事。
「仕事と私、どちらが大事なの?!」
と聞かれて、恋人を選んだとします。
その結果、「その時に努力しなければ得られなかったであろう何らかの結果」を失うことになります。
仮に会社員だとしたら、その時のそのプロジェクトで、もうひと頑張りすればうまくいったにもかかわらず、そこで恋人との時間を優先した結果、プロジェクトに失敗します。
その結果、信用を失います。
出世街道から外れ、リストラ最筆頭候補です。
いい年して、失業し、再就職には困難を極めます。
そんなあなたに対し、恋人は一生添い遂げてくれるのでしょうか。
50歳過ぎて、誰もいない真っ暗な家に帰り、カップラーメンをすする毎日。
「そうなるかもしれない」と思って、選択をすればいいのです。
最後に。
周りの人は、たいていの場合、あなたの人生をダメにしてやろう…などとは思っていません。
単に、あなたと一緒の時間を過ごしたいと思っていたり…あるいは、単に自分の都合しか考えていないだけです。
あなたの人生はあなたのもの。
あなたが「うまくいかせる」しかないのです。
それを踏まえて。
マーケティング。あなたのビジネスを飛躍させる戦略です。
これは重要事項として取り組むべきです
問題はひとつ。
マーケティング…そして、その具体的な戦術レベルとしてのコピーライティング。
これを本気で実行すると、うまくいくことです。
あなたはうまくいくことで何を失いますか?
うまくいかないことで何を失いますか?
未だに時々見かけますが。
「コピーの言い回しがきついので、もっと【普通】の広告にして下さい」
と言われます。
普通…つまり、うまくいかない広告にすることで、失うものは何でしょうか。
普通にしない…尖ったコピーを書くことで失うものは何でしょうか。