あなたを無気力に貶める「危険人物」

あなたを無気力に貶める「危険人物」

あなたを無気力に貶める「危険人物」
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3年ほど前。
いわゆる「公開処刑」を受けた後の話です。
 
 
「ホットシート」と呼ばれるコンサルティング。
聴衆の前で,コンサルティングを受けることです。
 
 
そのコンサルティングでのやり取りを,聴衆は
耳にして学ぶことができます。
 
 
定義【公開処刑】
公の場でひどく恥ずかしく屈辱的な
状況に置かれることをたとえて言う表現。
(実用日本語表現辞典)
 
 
私自身は,別に「公開処刑」を受けたという
気分ではありませんでした。
 
 
確かに,コンサルタントから,改善すべき点を
たくさん出されました。
 
 
ただ,ひとつひとつがとても合理的な指摘です。
納得の行く内容ばかりです。
 
 
自分ではがんばっている「つもり」だった点を
指摘されたら確かに凹みます。
 
ですが,言われたこと自体は納得できることです。
 
 
ところが。
ホットシートですので,聴衆…すなわち,他の
「受講生」がいます。
 
その中のある人が,こんなことを言いました。
 
 
 
「大丈夫?」
 
「何から何までダメ出しされてたよね」
 
「ブログとか,本当にひどい言われ方してたよね」
 
「私だったら,もう二度と文章を書こうという
気にはならなくなるくらいだよ」
 
 
むしろ,この人の発言のほうが,何万倍も
不愉快で,ショックでした。
 
 
この人は,開講前に少し話をする機会がありました。
マーケティングは,右も左もわからない…という
様子で,
「いろいろ教えてください…」
などと,言ってました。
 
 
何とも
「人畜無害」
そうに振る舞う…とても感じが悪い,
「危険人物」
だったのです。
 
 
 
 
「事実」…あるいは「出来事」は,
「私がコンサルタントから改善すべき
点についてたくさん指摘を受けた」
ことです。
 
たくさん…という表現は主観的なので,
仮に6箇所だとします。
 
 
「改善すべき点について指摘を受けた」
ことを指して,この人は,
 
「何から何まで【ダメ出し】された」
 
と表現したわけです。
 
 
「私だったら,もう二度と文章を書こうという
気にはならなくなる
 
 
と表現することで,その指摘がどれだけ
深刻でショックなのかを増長する,
主観的な見方を押し付けています。
 
 
私としては,
「油断した…」
と言う他ありません。
 
 
いかにも無害な感じの雰囲気や振る舞いをして
近寄ってきて…
 
後ろ手に隠した言葉のナイフでズブリ!
 
という人は,世の中にたくさんいます。
 
 
還暦を過ぎて数年の女性です。
60年以上,こうして人を刺し続けて
生きてきたのでしょう。
 
 
 
結果として…
この日から数日は,文章を書くのが
苦痛になりました。
 
 
彼女の
「呪い」
に屈するつもりはないので,
歯を食いしばって,更新を続けました。
 
 
何かのきっかけで思い出す事があれば,
「油断」
しないように気を引き締めなおします。
 
 
なぜなら,彼女のように人を刺さずには
いられない人はたくさんいますから。
 
 
 
さて。
今日は「起業家・経営者あるある」ネタです。
 
 
…というのも,起業家・経営者は
「誘蛾灯」
のような存在だからです。
 
 
強い光を発して,虫を引き寄せる誘蛾灯。
経営者や起業家は,一般に
「強い光」
を発しているがごとく,エネルギッシュです。
 
 
ろくでもない「虫ども」が近づいてきます。
 
甘い汁を吸おうとする輩。
 
あるいは,人を貶めることに快楽を見出す輩。
 
人格攻撃・否定,決めつけ…何でもありです。
 
 
例えば。
これから起業しようとする人に向かって,
 
「起業なんて絶対やめとけよ。
必ず失敗するんだから」
 
という呪いを掛けます。
 
 
そして,起業してからまだ
「成果が出る前」
に近寄ってきて,
 
「ほら見ろ,だから言っただろう。
失敗しているじゃないか」
 
と,更に貶めてくるのです。
その上で,
 
「俺の言うとおり,起業なんてやめておけば
よかっだんだよ。君のためを思ってアドバイス
したのに」
 
という,
「君のため」
いかにも相手を思いやったかのような表現で
罪悪感を植え付けてくるのです。
 
 
本当に,相手のことを思いやっているのであれば,
 
「応援しているよ。できることがあったら言ってね」
 
という言葉のほうが,何億倍もありがたいものです。
 
 
 
 
では,このような人は,なぜ人を貶めて,
傷つけるのでしょうか。
 
 
理由はシンプルです。
「誰かが成功すると,自分が失敗する」
という発想なのです。
 
 
誰かが成功しそうになると,その人は
「大ピンチ」
です。
 
 
傷つけて,成功から引きずり落さないと,
自分がダメになる…と思うのです。
 
 
だから,
「がんばっている」
「いろいろやっている」
人ほど,傷つけられるのです。
 
 
ではどうしたらいいのか。
 
対策は…ありません。
 
 
大抵の場合,上述のように
「相手(ここでいうあなた)を思いやっている」
かのように見せかけます。
 
下手をすると,
「刺されたことにすら気づかずに,大怪我している」
現象が起きます。
 
 
具体的には,モチベーションダウン。
行動力の低下。
無気力。
 
ですので,現実的な対策は,
 
1.危険人物の存在に気づく
 
2.相手があなたを攻撃してくることに気づく
 
3.「刺された経験を蓄積」して,次に備える
 
しかないのです。
 
今からできることは,あなたの人生を振り返って,
「あの人,もしかして危険人物じゃないのかな」
と,危険人物をリストアップしておいてください。
 
 
その上で,刺されたら,反撃してください。
しょせん,
「他人を貶めるしかできない」
人なのです。
 
反撃すれば,次から近寄ってくることもないでしょう。
 
 
例えば,冒頭の例でいう私だったら…
 
「たくさんのことをやってきたから,
たくさんの改善点をアドバイスを
いただくことができて良かったです」
 
「ブログを一度も書いたことがないような
状況だったら,何一つ有益なアドバイスは
もらえなかったでしょうから」
 
こんな感じでしょうか。
 
 
 
相手は,あなたを無気力に貶めるのが目的です。
絶対に行動は止めないでください。
何一つ気にしたふりをせずに,
今まで通り振る舞ってください。
 
 
これが…このような危険人物に対する
最も効果的な嫌がらせになるでしょう。
 
 
最後に。
このあたりの記事も,ぜひご一読ください。
より「危険人物」の特徴がよくわかるようになります。
 
 
 
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
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