競合リサーチをしていたときのことです。
ちょっと調べてみたい…と思える内容のオファーがありました。
特定の業種向けのマーケティングに関するWEBセミナーが無料で受講できる,というものです。
私の…悪い癖は,勉強しすぎていることです。
おそらく,私が今持っている知識の全てを凝縮してセミナーを開催したら…きっとろくでもないことになるでしょう。
私の想定ターゲットが持っているであろうマーケティングの知識と,私が提供するマーケティングの難易度に乖離があると,「意味不明」なセミナーになることでしょう。
では,私の想定ターゲットはどの程度の知識を持っているのか。
テストでもして,採点して平均点を確認すれば,知識量を確認できることでしょう。
…そんなことができるはずもないですので,個別に確認するか,別の方法を取るしかありません。
ここで言う別の方法として「競合リサーチ」という手段があります。
つまり,私の想定ターゲットと似たような業種向けの,似たようなテーマのセミナーに潜入して受講すればいいのです。
そこで扱うレベルは,必ずしも「顧客のレベル」と一致するわけではありませんが,その場の受講生の反応を見ながら微調整すれば,概ねの知識量を測ることができます。
…ということで,WEBセミナーに参加申し込み…しようと思ったら,日程が2周間以上先。あるいは年明けしかありません。
WEBセミナーなのに,です。
オンラインを使ったライブセミナーですので,録画を放送するわけではありません。
ですが,2週間も先。
申し込む気が失せました。
さて,ここで気になったのが,その申込みフォーム。
参加日程の選択式ボタンはありましたが,それだけでした。
つまり…参加するか,LP(ランディングページ)を離脱するか,二者択一なのです。
実は,セミナー集客というものは,割と難易度の高い部類に入ります。
なぜなら,場所と時間を拘束するからです。
指定日時に,指定場所に行かなければ受講できない,というものです。
その日が都合悪ければ,どうしようもありません。
「残念…」
と思いながら,離脱するだけです。
ですが,今回はWEBセミナー。
ライブ放送とはいえ,WEBセミナーです。
つまり,上記の
「指定日時に,指定場所に行かなければ受講できない」
というもののうち,
「指定場所」
という制限が外れます。
これはかなり参加ハードルを下げるものです。
ですが…それでも,その時間帯が都合悪ければ,それまでです。
ではどうすればいいのでしょうか。
WEBセミナーですから,ライブにこたわらない,というのも一つの手です。
具体的には,
「エバーグリーンイベントドリブンマーケティング」
というものがあり,いつそのLPを見ても,数日後にWEBセミナーが自動的に放映させることができる,という仕組みがあります。
ですが,今日はこの
「エバーグリーンイベントドリブンマーケティング」
について解説したいわけではありません。
なぜなら,私がこのLPを見て,
「なんてもったいないんだろうか…」
と思ったからです。
私はたまたま競合リサーチの兼ね合いで,広告をクリックしました。
LPをチェックして,申込みフォームまで行きました。
そして…離脱です。
あくまでも私はこの通りでしたが…もし,本気でWEBセミナーを受講したい。
そう思っているのなら,本当に残念です。
もう二度とこのLPに戻ってくることはないかもしれないでしょう。
どうすればいいのか。
この場合,最初の作業は,潜在顧客から見込顧客への転換です。
すなわち,「個人情報の収集」というフェーズです。
にも関わらず,どうして「都合が悪いと参加できない」ようなものを,見込み客へ転換させるための商品に持ってくるのでしょうか。
はじめから,動画コンテンツを提供して,そこで個人情報を獲得してしまったほうがいいのではないでしょうか。
実にもったいない話です。
このマーケティングのフェーズでは何をするのか。
それがわかっていないから,
「WEBセミナー」
という手段を用いながらも,それで終わってしまうのです。
ゴールを設定し,そこから逆算して,今このフェーズでは何をすべきか。
それを見直してみることが大切です
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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