クリスマスという…「違和感仕事しろ」

クリスマスという…「違和感仕事しろ」

クリスマスという…「違和感仕事しろ」
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先日,ネットで興味深いキーワードを見かけました。
それが,今日のタイトル
「違和感仕事しろ」
です。

動画や画像などで,本来「発生」するはずの違和感を感じさせない…というものです。

いろいろな例がありますが,有名な具体例は,
「空耳」
ではないでしょうか。
外国語でしゃべっているはずが,本来の意味とはまったく違う日本語に聞こえるというもの。

What time is it now?

という英語が,「掘った芋いじるな」に聞こえる,というものでしょう。

さて,この「違和感仕事しろ」ですが,本来はもっとさまざまなシーンで活躍しなければならないでしょう。

例えば…今日は12月24日。クリスマスイブです。
日本中が,クリスマスということで沸き立っています。
データ上で表現するなば,平成28年のクリスマス関連の経済効果な7000億円。

年中行事の中では,ナンバー2に入る額となります。
(1位は,正月3日間で,2兆1150億円)

正月はわかるのですが,ここは日本。
なぜキリスト教の聖人,イエス・キリストの生誕祭で,ここまで経済規模が大きくなるのでしょうか。

ウィキペディアによれば,
「東京基督教大学の日本宣教リサーチによれば、2014年の日本のキリスト教人口は約104万人で、日本の全人口のうち、0.82%となっている」
とのこと。

0.82%です。
100人中1人未満です。
もはや,キリスト教徒は日本国内においてレアキャラクター扱いしてもいいのではないでしょうか。

にも関わらず,経済効果は7000億円。
当たり前のように,ケーキやチキン,あるいはシャンパン…
そして,贈り物,サンタクロース…
まさに,違和感が仕事していません。

その理由については,以前書いたので省略します。
クリスマス絡みで言えば,サンタクロース。
もともと,教父聖ニコラオス(ニコラウス)が起源ですので,サンタクロースは男性でなければおかしいはずです。
今となっては…女性のミニスカサンタコスプレが当たり前になってしまいました。
これも違和感がまったく仕事をしていない例でしょう。

別の例です。
気がつけば,ハロウィンも,年中行事として認知され,確立しつつあります。
これも謎です。ハロウィンとはそもそも何なのでしょうか。
なぜ,それが騒がれるのでしょうか。謎が謎のまま,騒がれています。
これも違和感仕事しろ,です。

さて。
このような年中行事を「違和感仕事しろ」と言ったところで,単なるネタ話で終わります。

先日。
あるWEB制作業者Aさんと話をしていたときのことです。

とあるWEB制作業者Bさんについて,納期を守らず,ちっともWEBページ制作が進まない,という話をAさんにしました。
すると,
「あ,この業界,別に珍しくもなんともないですよ〜ハハハ」
と笑い飛ばされました。

これはまさに,このAさんの中で,
「納期は守らなくて当然」
という思考に凝り固まっていて,「違和感が仕事を放棄」している例です。

実際,後日WEB制作業者Cさんに聞いてみたところ,
「その業者のスタンスではないでしょうか」
とのことでした。
つまり,Cさんの見解では,AさんもBさんも,納期は破って当然。
そして,Cさんは「違和感仕事してる」ので,「それはおかしい」ということに気づいている,という感じになります。

別の例を紹介します。
一部の業界を敵に回るかもしれませんが,対立を煽ったり,糾弾する意図はありません。
「牛乳」
という製品があります。

定義【牛乳】
牛の乳。白色の液体で、脂肪・たんぱく質・糖分などの栄養に富む。殺菌などの処理をして飲料とし、バター・チーズ・ヨーグルト・酸乳飲料などの原料とする。ミルク。

本来,牛の乳は,「何が飲むべきもの」なのでしょうか。
言うまでもありません。仔牛です。
仔牛が飲むための,牛の乳を,なぜ人間が飲んでいるのでしょうか。
本来,人間が飲むべきものではないものを,「栄養素」だけで判断して,摂取するから…「アレルギー」反応が出てしまうのではないでしょうか。

繰り返します。酪農家や,乳製品製造業界を糾弾する,という意図はありません。あくまでも例え話です。

このように,業界において,当たり前という凝り固まった思考に対して,どれだけ違和感が仕事をできるかどうか,という話になります。

このように,
「おかしいものをおかしい」
と気付くことが,現状を打開して,より大きな成果につなげることができるのです。

そのために何をしたらいいのか。

様々な方法がありますが,1つだけ紹介します。
「他業界からパクる」
ことです。

よく,マーケティングや集客セミナーなどに行くと,
「自分の業界の成功事例」
を知りたがる人がいます。

それを…「劣化コピー」などと揶揄します。
なぜなら,同じやり方をパクったところで,本家以上の成果は絶対に出ないからです。
さらに,クチの悪いマーケッターなどは,
「マーケティングの近親相姦」
などと言ったりもします。

自業界だけの事例だけを見て成果を出そうとしても…まさに「血が濃くなりすぎる」のでしょう。
近親相姦による優生学的な問題については触れませんので興味がある方は調べてみて下さい。

だからこそ,他所の血を取り入れる…というと表現が生々しいですが,他業界を上手く改変して自業界に取り入れればいいのです。

その前段階として,まずは
「自業界に凝り固まっていることそのものが,違和感仕事しろ」
状態だ,ということに気づかなければなりません。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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