「札幌でネットワークビジネスをやっています
自分達はハワイの不動産に投資をして
（略）
はじめて3ヶ月で月100万も夢じゃないです！」
見ず知らずの人から，
Facebookで友達申請が来ました。
「共通の友達」
を見て，
「この人の友達ならば，
ま，いいかな」
と思って，承認。
すかさず送られてきた
メッセージが，
冒頭のとおりです。
とりあえず，
「スパム報告」
しておきました。
とはいえ…
個人的には
「悪くはないかな」
と思ってます。
２つの意味で，
誤解されたくないので，
念のため補足します。
１つ目。
ネットワークビジネスを
否定も肯定もするつもりはありません。
単なる一つのビジネスの手法
でしかないからです。
２つ目。
だからといって，
私自身は，
自分の能力やスキル，
パーソナリティから考えると，
ネットワークビジネスに
向いていないことを自覚しています。
（だから私には誘わないでくださいね）
話を戻します。
「悪くない」
と感じたのは，
「正直」
だったからです。
ちょっと
想像してみてください。
大学時代に仲が良かった友達から
ひさびさに連絡をもらいました。
「久々にお茶でも…」
と誘われました。
仲の良かった友達だけに，
楽しみに待ち合わせ場所に向かったら…
当時の友人と…見知らぬ人が一人。
近況報告もそこそこに，
いきなり商品説明が展開。
いわゆる
「ABC」
というヤツです。
あなたが，
このような体験をしたら，
どう思うでしょうか。
これはもちろん，
私個人の実体験です。
この
「がっかり感」
「騙された感」
は，何とも言語化しづらいものがあります。
…もしかしたら，
あなたも似たような体験を
したことがあるのではないでしょうか。
すなわち，
「お茶したい」
と言われて会ってみたら，
「ネットワークビジネス」
のお誘い。
だまし討ち感，満載です。
ネットワークビジネスの良し悪しを
評価するつもりはありません。
ただ…
現実にこのようなだまし討ちが多いと，
嫌われても仕方がないでしょう。
「疎遠だった友人知人から久々の連絡」
が入ると，
どうしても身構えてしまうように
なってしまいました。
もっとも，
実際にはネットワークビジネス勧誘は
全体の２割程度。
７割が…
私が司法書士をやっているということで
会ってみたら
「実は法律相談だった」
という感じが多いです。
久々に連絡をもらって
友人と会えるのはうれしいですが，
「ネットワークビジネス」
は勘弁してほしいものです。
なぜなら，久々に友達と会って話して
楽しい時間を過ごすことを期待しているからです。
司法書士は…
頼りにしてもらって
ありがたい反面，
「単純に友達との時間を楽しみに
していたら，実は仕事だった」
という微妙な感じです。
話を戻します。
だまし討ちではないものの，
初対面…どころか，
「会ったこともない人」
からイキナリ
「ネットワークビジネス」
を誘われると，
どんな気分んでしょうか。
私は，
「お，今日のブログのネタ，ゲット！」
ということで，
今あなたにご覧頂いている記事になっています。
ですが…
私みたいな立場でなければ，
どこか「舌打ち」したくなる
気分になるのではないでしょうか。
例えば，
「友達申請を承認してしまった」
ことに対して…とか。
そして，
初対面の人から来た友達申請を
とりあえず「却下」する人は，
過去にこのような思いをしたことが
あるからではないでしょうか。
ここでひとつ，
考えてほしいことがあります。
冒頭の出来事。
面識すらない相手に，
「札幌でネットワークビジネスをやっています
自分達はハワイの不動産に投資をして
（略）
はじめて3ヶ月で月100万も夢じゃないです！」
というメッセージを
送る行為についてです。
これは…
ネットワークビジネスだから，
問題なのでしょうか。
ネットワークビジネスではなかったとしても，
同じように感じるのではないでしょうか。
初対面でいきなり
「自社の説明を延々とはじめる人」
をどう思うでしょうか。
初対面でSNSで友達申請してきて，
「今すぐこちらのURLをクリックしてください」
などと送ってくる人を，
どう感じるでしょうか。
ネットワークビジネスだろうが，
そうでなかろうが，
迷惑で不快であることは
何一つ変わらないのではないでしょうか。
いきなり売り込んで，
「欲しい」
と思ってもらえるものなのでしょうか。
せめて，
対面できちんと話をすること。
あるいは，
事前にその商品やサービスに関する
ビジネスの話が出ていること。
その上で，
後からSNSで繋がったことで，
「先日，話をさせていただいたのが
こちらです」
とURLを貼る。
これが一つの
「適切」
な流れではないでしょうか。
ネットワークビジネスだろうが，
そうでなかろうが。
嫌われることをすれば，
嫌われます。
せっかく，
新しい出会いができて，
新しいきっかけができたのですから，
イキナリ売り込む前に…
もうちょっと，
何かできることが，
あるのではないでしょうか。
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
だんだん，新規顧客獲得数が減ってきた。
とはいえ，どうしていいかわからない。