今日は、私が自分自身で意外だと思った話をします。
先月、ある動画コンテンツの購読登録をしました。
業界では、誰でも知っているような、有名…かつ凄腕の、あるマーケティングコンサルタントの方のコンテンツです。
彼自身が自ら提供しているのではなく、他の第三者をプロデューサーのような形にして、その人との対談という形式でコンテンツの話が進んでいきます。
私自身は、この凄腕コンサルタントの話が聞きたくてコンテンツの購読登録をしました。
そして…最初の動画1本を見て、購読解除をしました。
理由は、このプロデューサー。
この人自身は、このマーケティングコンサルタントの方を非常に尊敬しており、
「あなたのおかげで…」
と、何度も何度も言っていました。
おそらく、本当に感謝しているのでしょう。
そこは疑う気にはなりませんでした。
それでも、始めの数分を見て、イヤになり、購読解除しました。
理由は…服装です。
対談形式、ということで、凄腕コンサルタントの方と、そのプロデューサーの人は斜めに向かい合って話をします。
コンサルタントの方は、きちんとネクタイをして、背筋を伸ばして座っていました。
一方。
プロデューサー役の人。
髪が長くて、ノーネクタイ。ワイシャツのボタンを上からいくつか外して、胸元を開けていました。
言葉を選ばす、感じたことをそのまま言うならば、
「チャラくてウザい」
感じです。
だんだん、そのウザさに耐えかねて、イライラして購読を解除しました。
私自身が意外に思ったのが、自分の中で「服装」が地雷ポイントだった、ということです。
最低限レベルで気をつけるようにはしていますが、私自身はかなり服装などには無頓着。
人の服装などにも無頓着…だと思っていました。
だからこそ、このプロデューサー役のチャラくてウザい外見に反応するとは思わなかったのです。
解除してから…しばらく考えて、
「外見」
の問題そのものとはまた違う、ということに気が付きました。
私自身は、その凄腕コンサルタントの方と直接面識があります。
何度もアドバイスを頂き、とても恩を感じており、尊敬している素晴らしい方だと思っています。
おそらく、このプロデューサー役の人も、その気持ちは同じだったのではないでしょうか。
けれど、この凄腕コンサルタントが、きちんとネクタイを締めた服装をしているのに、立場が下、というか本来盛り上げて行くべき側が、チャラい服装です。
両方ネクタイをしていなかったら、ここまでイラっとしなかったかもしれません。
そこにあるのは、
「尊敬している」
と口では言っていながら、結局のところ「服装」や「見た目」という態度においては、カケラも尊敬の念を感じさせない、その一貫性のなさにイラッとしたのです。
それ以上に、私自身が尊敬している方に対して「失礼じゃないか」と思った点もあります。
たかが服装…されど服装。
服装の奥に見えるのは、最低限の「礼儀」をきちんと持っているかどうかです。
定義【礼儀】
人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。(デジタル大辞泉)
礼儀は、相手に敬意を表す作法なのです。
口で100回「尊敬している」などというよりも、最低限の礼儀を整えるのが先です。
どれだけ良い商品やサービスであっても、服装などの礼儀次第では、それが理由で拒否されうるのです。
最後に。
髪型について。
このプロデューサー役の人は
「男のくせに長髪なのでウザい」
と感じました。これはあくまでも私自身の個人的な感性です。
良いも悪いもありません。
この髪型について「営業の神様」と称えられるブライアン・トレーシーは、「新販売心理学講座」で次のように言及しています。
ある長髪の男性に、
「髪を短く切りなさい」
とアドバイスしました。男性は、
「髪型は関係ない」
と拒否。そこで、ブライアンは次のように述べました。
「君はビジネスマンに対してセールスをしているのだろう。ビジネスマンは、【自分と同じような人から買いたいと思うはずだよ】」
そこで、実際に髪を短くしたところ、営業成績は急上昇。
そのまま成績を維持した結果、
「やはり髪型は関係ないんじゃないか」
と思い始め…また髪を伸ばしたところ、成績が急降下したそうです。
マーケティングやセールスで努力をする前に…単に髪型や服装を替えるだけで、結果は変わるのかもしれません。
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