一流のコーチに必要な資質

一流のコーチに必要な資質

一流のコーチに必要な資質
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

日本ハムファイターズが、ソフトバンクホークスに対して勝利し、日本シリーズ進出を決めました。
そこで、今日はあまり野球に詳しくはない私ですが、野球をテーマに、思うことを展開していきます。

それは、
「一流のコーチに必要な資質」
です。

中日に、かの落合博満監督が就任したのは、2003年。
シーズンとしては2004年から2011年までを務めました。
その間、チームの成績は、リーグ優勝4回、2位3回、3位1回。

観客動員数は、2004年で、233万500人。
2009年に242万7805人とピークになり、あとは下る一方。
2011年には、リーグ優勝を果たしたにもかかわらず、214万3963人と、就任前よりも低迷。
結局、ポストシーズンの途中で敗退し、落合は退任となりました。

比較対象として、日本ハムファイターズの栗山監督。
2012年から監督就任しています。
就任した2012年はリーグ優勝。翌年はリーグ最下位。
そこから3位、2位と順位を上げ、今シーズンは優勝しました。

観客動員数は、2012年に、185万8524人。
そこから、毎年少しずつ増え、2016年ので、207万8981人。球団初の200万人突破です。

さて、これらのデータから考えた上で、
「どちらの監督のほうが優れているでしょうか」
ちょっと考えてみてください。

ちなみに、監督=コーチです。辞書で調べてみればわかると思いますが念のため。

日本ではあまりそこまで言われていないようですが、アメリカではかなり顕著なようです。
アメリカンフットボールチームの監督と言えば、いかにして「観客動員できるかどうか」が有能さとして評価されます。

観客が呼べない時の、オーナーの一番簡単な解決策は、監督をクビにして、もっと観客を呼べる人を就任させること、なのだそうです。

この考え方で言うならば、落合監督と、栗山監督では、どちらのほうが優れた監督かは明らかです。

単純に観客動員の絶対数…ということであれば、落合監督でしょう。
ですが、落合監督は、
「観客を増やすことができずに、徐々に減らしていった」
と言えます。

一方。
栗山監督は、就任以来、着実に観客動員数を増やしています。

個人的には、彼のことはあまり好きにはなれません。
なぜなら、かつての甲子園のヒーロー、今では球団のお荷物でしか無い投手をあからさまにえこ贔屓しているからです。

けれど、その投手がどれだけ無能であっても、かつての甲子園時代のネームバリューが、「観客動員に貢献する」という結果があればこそ、厚遇しているのでしょう。

この点が、落合監督と対照的なのかもしれません。

落合監督は、かつて日本シリーズで、一本もヒットを打たれず、一回も塁にランナーを出さなかった先発ピッチャーを交代させました。
一度もランナーを塁に出さないのは、いわゆる「完全試合」と呼ばれ、数年に1回あるかどうかの大記録です。

このまま打たれずに試合終了すれば、この「完全試合」を見られたかもしれません。
ですが、落合監督は、確実性を取り、ピッチャーを交代させました。

このような姿勢が、彼のリーグ優勝4回、一度も4位以下にならない、という強いチームに育て上げたのでしょう。
その結果が…観客動員の低迷です。

応援するチームが勝つことは、嬉しいことかもしれません。
ですが、「結果」だけならば、スポーツニュースで十分です。
試合を見に行った、その観客に対し
「完全試合に立ち会えるかもしれない」
という興奮、これから先二度とあるかどうかもわからない体験を奪ったのです。

一方、栗山監督。
日本シリーズ進出が掛った、大事な試合で、9回に大谷投手を起用。
先発ピッチャーを、急遽起用するなど、「セオリー」からは外れています。
その結果、彼の球速スピードを更新する、素晴らしい活躍を見せました。

彼はきっと、結果が全てではなく、「興行」としての側面を意識して、このような起用をしたのでしょう。
その結果が…年々着実に観客動員を増やしていったのでしょう。

勝つことが全て…とは言えない時代になってきました。
このような多様な価値観がある中で、プロ野球という「興行」自体も、どう生き残っていけるかどうか、そんな時代にあっては、「観客動員」まで意識した采配というのは必要になってくるのかもしれません。

…個人的には、好きにはなれませんが。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
売上を上げようと,がむしゃらにがんばってきたけど…疲れてきた。
そんなあなたは,一度こちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください