11月を前に,北海道もかなり冷え込んできました。
事務所内でストーブは付けるにしても,スペースがかなり広く,なかなか暖まりません。
接客スペースだけでも暖められないか…と思って,小型の石油ストーブを購入することにしました。
ガジェット(小道具)好きな身としては,この手の買い物は楽しいものです。
余談ですが,セールスコピーライターの資質として,買い物好きというものがあるらしいです。
セールスコピーライターにセールスをするのは割と楽…という人もいるのだとか。
話を戻します。
せっかく買うのですから,単に買うだけではもったいないもの。
買う機種を3つほど絞り込んだ上で,店員にいろいろと質問することにしました。
どんな業種でも,どんな立場でも,セールスをする立場にある方は,何かを買う時に店員に質問して,その時のセールストークで「自分の感情の動き」を注意深く観察してみてください。
とても有意義な体験になることでしょう。
今回は,3つの機種で,何がどう違うのか,いろいろ聞いてみました。
個人的には,最後の一言,
「火力を求めるならコレじゃないですかね」
というのを面白く感じました。
きちんと,
「購入するための選択の基準」
を明確に示しているのがポイントだと感じました。
さて,ここからが本題です。
レジに持っていくと,店員から
「9980円です」
と言われました。
ディスプレイの表示も,9980円です。
その後,
「ポイントは使いますか?」
と訊かれて,いくら溜まっているのか確認したら,1517円分。
そこで,それを全て使うように言ったら…9261円。
何かがおかしいです。
「9980円ですよね?」
と確認したら,店員は
「そうです」
「ポイントは1517円分ですよね?」
「そうです」
レジのディスプレイには,9261円。
単純に9980円から1517円引いても9261円にはなりません。
店員は,
「何かおかしいことはありますか?」
とのこと。
どう考えてもおかしいです。
店員はしばらく考えて…
「ヤ◯ダ電機では,全て税抜き表示です」
とのことです。
おかしいのは,店員の頭でした。
あるいは,ヤマダ電◯の対応かもしれません。
商品をレジに持っていきます。
「9980円です」
と言われます。
レジのディスプレイにも,9980円と表示されています。
ならば1万円札を出して20円のお釣りです。
…のはずです。
ですが,実際には税別表記ですのえ,10778円ということになります。
ということは,顧客側としては,
「9980円です」
と言われて,9980円と書かれているディスプレイを見て,暗算で8%追加して,総額がいくらなのかを判断しなければいけない…ということでしょうか。
そこまでの暗算・速算力が顧客に求められるのでしょうか。
さすが◯マダ電機。やることが一味違います。
さて,税別であるべきなのか,税込であるべきなのか。
どちらにすべきなのか…ということについては,ここで議論することではありません。
ここでの問題点の1つ。それは
「一貫性がない」
ということです。
なぜなら,9980円(税別)からポイント1517円を引いたら,8463円(税別)です。
ですが,ディスプレイに表示されたのは,9261円(税込)です。
これは明らかに一貫性がありません。
都合のいい時だけ税込表示をしているということになります。
一貫性を保つなら,初めの時点で10788円と表示すべきでしょう。
もう1つの問題点。
それは店員の意識でしょう。
会社の方針として,
「税別表示」
ということは仕方ありません。
だからといって,レジで9980円というのは明らかにおかしいでしょう。
国税庁のホームページによれば,
「 総額表示義務の特例措置の適用を受けるために必要となる誤認防止措置としての表示は、消費者が商品等を選択する際に、明瞭に認識できる方法で行う必要があります。」
とあります。
写真の通りの値札を見ると,
「税抜き」
だということは私もわかっています。
ですが,レジに持っていって,店員から
「9980円です」
と言われ,9980円の表示を見れば…
「あれ?税込だったっけな…」
と勘違いしてしまいかねません。
これは,明らかに「誤認」を誘導する店員の態度です。
先程書いたとおり,9980円…と言われて1万円札を出しても買い物ができない。
その違和感について,何も疑問を抱いていないということでしょう。
…単に,数字の計算ができないだけかもしれませんが。
近いので,ちょっと寄ってみる…というには立地がいいので,たまに利用するヤマダ電◯。
行く度に後悔するような気がします。
やはり家電量販店は,ヨドバシカメラですね。
それはさておき,繰り返しますが,一貫性。
これが大事です。
一貫性が揺らぐと,不信感が増幅します。
どんな小さなことでもいいので,一貫性を維持する。
これが,信用につながるのです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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