こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
セールスしたり…
せーるすされたり…
あるいは,
店頭で値札を見たり…
DMや広告などで売り込みをみたり…
そんなことが続くと,
たまに思うことがあります。
「価格ってなんだろう…?」
そして…
なぜ「良い商品が売れない」という
現実があるのでしょうか。
なぜ「良い商品が売れない」という
現実があるのでしょうか。
今日は,価格と商品力について
掘り下げて考察していきます。
掘り下げて考察していきます。
まずはじめに,定義です。
定義【価格】(大辞林)物の価値の貨幣による表示。ねだん。定義【値段】(大辞林)1 売買する物についている金額。値。価格。2 (比喩的に)そのものの価値。
結果的に,この
「そのものの価値」
を貨幣的な数値に換算したものが,
「価格」であり「値段」なのでしょう。
すなわち,
「価値」
が値段に影響するということです。
ポイントは,
「価値が値段に影響する」
のであって,
「価値」=「価格」
ではないということです。
なぜでしょうか。
基本的なことを
見ていきましょう。
(1)無価値<価格
要するに,
得られる価値がなにもないにも
関わらず,
金額換算での価格がついている,
ということです。
これを世間一般的に,
「詐欺」
と呼ぶのでしょう。
(2)価値<価格
得られる価値よりも,
価格のほうが明らかに高い場合。
これを世間一般的に
「ぼったくり」
と呼ぶのでしょう。
(3)価値=価格
ポイントはここです。
すなわち,
得られる価値と,
金銭換算での価値が同じ。
これを…
顧客はどう感じるのでしょうか。
おそらく,
「等価値」
であれば,
「何か損したような気がする」
と思うのではないでしょうか。
特に大切なのは,
【気がする】
です。
損した気がするだけであって,
実際に損するわけではありません。
それでも…
どこか
「がっかり」
するのではないでしょうか。
言い換えると…
「払った価格から得られるであろうと
予測した価値と寸分違わぬ価値」
であれば,
「敢えて買うまでもない」
と思うのではないでしょうか。
(4)価値>価格
価格より価値が高い。
そう感じて初めて,
「満足」
につながるのではないでしょうか。
言い換えると,
「得られると予想した価値」
を越えてこそ,
「はじめて価値を実感してもらえる」
ということです。
(1)は犯罪です。
(2)は悪評をばらまくことになるでしょう。
(3)は…悪評は生まないかもしれませんが,
高評価にもつながらないでしょう。
ならば,
目指すは(4)です。
では,
どうすれば(4)になるのか。
多くの場合,価値が正しく伝わっていません。
また等式と不等式で説明します。
(1)顧客に伝わる価値>実際の価値
これは,世間一般的に言う
「誇大広告」
でしょう。
実際の価値を超えるような
広告宣伝をすることは
許されません。
(2)顧客に伝わる価値=実際の価値
これが理想です。
あなたの提供する商品やサービスの価値を,
顧客に余すところなく伝わっていることを
意味します。
(3)顧客に伝わる価値<実際の価値
これが現実です。
あなたの提供する商品やサービスの価値に対して,
実際に顧客に伝わっている価値が
足りないということです。
本来の価値の半分も伝わっていればいい方でしょう。
本当に素晴らしい商品やサービスは,
「10倍に値上げしても売れる」
ものです。
10倍に値上げしたところで,
価値>価格
であれば問題ないのですから。
ちょっと想像してみて下さい。
ある整体の施術があるとします。
1回3000円の治療。
1回30000円の治療。
この2種類があるとします。
30000円の治療は,
3000円の治療の10倍,
効果があるのでしょうか。
おそらく,
10倍ということは
ないでしょう。
つまり,
価値と価格が正確に比例しないのは
「伝わっていない価値」
があるからです。
「客単価が低くて苦しんでいる」
人がいるとします。
やるべきことは何でしょうか。
ここで間違ったことをしてしまう人がいます。
「更に価値を上げること」
です。
もしすでに,
顧客に伝わる価値<実際の価値
の状態で,
実際の価値を上げたら…
ますますギャップが広がることになります。
金額を上げなかったら,
「結果的にさらに安売り」
することになってしまうのです。
ならばどうしたらいいのか。
繰り返します。
顧客に伝わる価値=実際の価値
これが理想です。
ですが…私も含めて,
顧客に伝わる価値<実際の価値
でしょう。
私自身,
「自分の知識経験スキル」
を高め続けるのは当たり前です。
なぜなら,知識経験スキルは,
何もしなければ劣化するからです。
まずは,維持・向上。
それは当たり前です。
それ以上に,
「自分の商品やサービスの価値を
【適切】に伝える」
ことで,
(高すぎも安すぎもしない)
適正価格を提示できるように,
心がけていきたいです。
理想は,
顧客に伝わる価値=実際の価値
ですから。
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セールスコピーライター 飯山陽平
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