こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
オファー。
マーケティング上の用語で、
何らかの特別な提案を意味します。
例えば、
「初回半額」
とか、
「3個買うと1個プレゼント」
とか、
「◯月◯日までーー%割引」
とか…
お得感を演出して、顧客の背中を後押しし、
購入へ一歩踏み出すための要素です。
このオファーについて、今日のタイトル
「反応が取れるはずもないオファー4選」
として、オファーの中でも、
いわゆる「オマケ」でもらえる商品いくつか失敗例を紹介します。
1.あまりにも魅力の無いオファー
Facebook上で見かけて唖然としたのを覚えています。
それは、
「アンケートに答えると、今ならボールペン1本プレゼント」
というもの。
今の
「個人情報保護」
がうるさい時代において、自分の個人情報を
「たかがボールペン1本と引き換え」
に提供いただけるとでも思ったのでしょうか。
むしろ,送料のほうが高く付きそうです。
2.ターゲットから外れたオファー
たまにくる、某紳士服店から届くDM。
そこには、
「キテ◯ちゃんオリジナルグッズプレゼント」
というオファーが書いてあります。
紳士服…男性用スーツの販売に、
なぜ女児向けの
「キ◯ィちゃんオリジナルグッズ」
をオファーするのでしょうか。謎です。
推測としては、
ちいさな娘がいる人に対しては
訴求力があるのでは…?
などと思ったのかもしれません。
私には娘がいるわけではないので、
実際のところはわかりませんが、
娘がいる人にとって、
これがオファーになるのかどうかは甚だ疑問です。
3.わざわざそれが欲しいとは思えないオファー
こちらをご覧ください。
一太郎は、いわゆる「ワープロソフト」です。
ワープロソフトの購買意思決定において、
どれだけ「時計」がその意思決定に左右するでしょうか。
4.販売したい商品と無関係に魅力的なオファー
例えば、住宅見学会に来場したら、
「A5ランク和牛ステーキ5人分プレゼント」
というオファーがあったらどうなるでしょうか。
そのオファーに人は集まるかもしれません。
では、集まったその人達にどんな意味があるのでしょうか。
住宅見学会に人を集める、
ということであれば、
「将来の住宅販売のための見込み客集め」
が目的となります。
そのオファーとして
「A5ランク和牛ステーキ5人分プレゼント」
…ともなれば、
オファー目当てに人が集まるかもしれません。
将来において
家を買う気が全く無い人ばかりが、です。
これでは反応が取れても、
意味が無いオファーとなります。
では、どんなオファーがいいのでしょうか。
考え方として、
「一貫性」
を持っておけば、
大きく外れることはないでしょう。
例えば、一太郎。
一太郎を使う、
という人は…言葉を選ばず身も蓋もない表現をするならば、
「マニアック」
な人だと言えます。
何かを書くことを仕事にする人が好んで使うもの。
例えば、
裁判官とかが好んで使っていたと聞いたことがあります。
あるいは、
私のように司法書士事務所でも使うかもしれません。
実際、当事務所では司法書士業務の場合,ずっと一太郎でした。
セールスコピーの仕事を始めてから,
Wordに切り替えましたが…
そんな人に向けて、
一貫性のある商品をオファーするならば何があるでしょうか。
例えば「専門用語変換辞書」です。
特殊な専門用語は、
変換できなくて苦労します。
具体例として、
「遺留分減殺請求」
(いりゅうぶんげんさいせいきゅうけん)
とか、
「詐害行為取消訴訟」
(さがいこういとりけしそしょう)
とか…。
【教育】の済んでいるパソコンであれば、
一発で変換できますが、
そうでないパソコンではなかなか
一発では変換できません。
そんな時に、
この専門用語変換辞書をインストールしておくと、
一発で変換できるようになります。
その結果、誤変換が少なくなり、
書類作成においてイライラする頻度が減るのです。
このように、
基となる商品の価値を高める、
一貫性のあるものをオファーにすれば魅力的になります。
上記の例の1つ、スーツ販売。
一貫性ということであれば、
シンプルにネクタイや靴下、
ワイシャツなどをオファーするほうが、
よほど効果的でしょう。
新社会人向けのキャンペーン、
ということであれば、
持っていない別の商品をオファーにするのも手。
例えば、スーツパック。
出張などで、
スーツを持ち歩く際、
スーツがシワだらけにならないようにする専用用品です。
これを提供するのも一つの手でしょう。
ちなみに,必ずしも
「無料」
で提供しなければならない,
ということではありません。
「スーツ購入の方につき,
50%割引」
というオファーも
十分にありえます。
迷ったら一貫性です。
どんな素晴らしいコピーも、
オファーが弱ければ効果はありません。
逆にコピーが酷くても、
オファーが魅力的ならなんとかなります。
その魅力あるオファーは
何かを考える際に必要なのが一貫性なのです。
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