東京で用事を済ませて,北海道に戻ってきました。
成田空港では気温が17度前後ですが,新千歳空港は,気温0度。
0度が寒い…というよりは,この気温差がきつくて大変です。
なぜこれだけ気温差があるのか。
それは気象学的な問題だったり,地理的な問題だったりします。
これらの専門的な話は,このブログのテーマから外れるので省略します。
ただ,ここで私が感じたのが,この気温差により,距離を実感したことです。
今日のテーマは,市場を広げるにはどうしたらいいのか。
ひとつの考え方が,この距離の差です。
単純に,距離が離れている,ということは市場に障壁があることになります。
例えば,セミナーを受講するについても,北海道の人はわざわざ飛行機に乗って関東に行かなければなりません。
もちろん,札幌近郊でもセミナー自体は開催されています。
けれど,本当に価値のあるテーマだったり,一部の限られたコンテンツは,東京まで行かなければ受講することはできません。
あるいは,東京でも済まないことがあります。
例えば,海外の超一流の講師。
今年はジェイ・エイブラハムが来日したので,日本国内で受講することができました。
けれど,本来はアメリカまで行かないと受講できないでしょう。
あるいは,ジェイ・エイブラハムは来日してくれますが,ダン・ケネディは,来日した…という話は聞きません。
なかなか彼を来日させるのは難しいでしょう。
ダン・ケネディのセミナーをライブで受講するには,アメリカまでいく必要があります。
また,その反対も同じです。
例えば,ジェイ・エイブラハムが日本の市場で自分のコンテンツを広げていきたいとします。
けれど,彼は日本語が出来ません。
この場合は,地理的な問題だけではなく,言語も障壁になっています。
だからこそ,日本の総代理店が間に入ることで,市場が広がるのです。
東京から地方へ。
あるいは,東京から外国へ。
これが非常に単純な市場の広げ方です。
コンテンツだけではなく,商品もそのまま当てはまります。
例えば,自動車。
日本国内では需要が頭打ちになるので,海外に打って出たということになります。
次は,分野の違いです。
例えば,集客セミナー。
初めは「治療家向け集客セミナー」として広告宣伝します。
この市場が飽和してきたら,次は「士業向け集客セミナー」と銘打って集客します。
次が,歯科医…と続きます。
あるいは,士業でも,「税理士向け集客セミナー」「社労士向け集客セミナー」と,いくらでも細分化は可能です。
次は,直接的に市場を広げる話ではありません。
単純に取扱品目を増やすことによって,同じ市場でも二度三度と販売頻度を増やすことが出来ます。
結果的に,市場が広がったことと同じ効果になります。
例えば,美容室でパーマを掛けている間に,ネイルを行うこと。
同じ「美容」関連でも,取扱品目が違います。
ネイルだけの人へパーマを売ったり,あるいはパーマだけの人にネイルを売る。このようにして,市場を広げることが出来ます。
もちろん,美容室が自前でネイルアーティストを採用できればいいでしょう。
できなければ,ジョイントベンチャーなどで解決することも出来ます。
市場は,発想次第で広がるのです。
売上が行き詰まっていたら,まずは発想を広げてみて下さい。
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