今日は、耳の痛い話をします。
できれば、私もやりたくない話です。
面倒だし大変な話です。
ただ…やれば成果は出ます。
戦力多重増強要員の効果というものがあります。
文字通り、軍事用語です。
戦闘部隊の武力を大きく増強させて、ミッションを果たしやすくするために、同時に多方面から攻撃していくことを意味します。
例えば、空軍による空爆、海軍による上陸戦、陸軍による正面または横からの同時攻撃、ICBM(大陸間弾道ミサイル)による長距離攻撃、ステルス攻撃…など。例を出せばきりがないでしょう。これらを同時に行う事によって、敵を制圧することを目的とします。
転じて、ビジネス用語として使われrこともあります。
では、この説明で、何が一番重要でしょうか。
どこが最も肝となる部分でしょうか。
それは、「同時攻撃」と言われる部分です。
少々生々しい表現をします。
「どの」攻撃で、敵に致命的なダメージを与えたかは問題になりません。
「敵に致命的なダメージを与える」ことそのものが必要なのです。
結果として、空軍の攻撃なのか、ICBMなのか、海軍なのか…それは問題では無いのです。
勝つか負けるかにおいては、結果が全てなのです。
「どの」という部分においては、論功行賞の時になって必要となる話です。
…つまり、勝利した後の問題です。
ビジネスにおいて、絶対に成果を出したい…ということであれば、このように同時にたくさんのことを実行することが必要になります。
…もちろん、人は一人で一度に複数のことはできません。
正確には「矢継ぎ早に」どんどん実行していくこと、となるでしょう。
矢継ぎ早に…とはどういうことか。
私はアーチェリーも弓道もしたことがないので、あくまでも想像です。
当然ですが、矢を射る時には、的に向かって集中し、射つことになります。
屋外で、風が吹いているならば、その風の強さや風向きも考慮します。
射った後…外れたならば、どちらにどれだけ外れたのか。それを考慮して微調整して射つ…ということになります。
矢継ぎ早に、とは「矢継ぎの早いこと。矢を続けて射る技の早いこと。また,そのさま。転じて続けざまに素早く事を行う・こと」という意味です。
一つ一つの動作を早く…という意味もあるでしょう。
非常に乱暴な表現をするならば、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」を、より精度を高めてどんどん射つ…ような感じでしょうか。
これは、本当はマーケティング的な考え方とは相容れないものです。
なぜなら、マーケティングは、「効果測定」が命だからです。
例えば、DMを出します。反応を見て、次の打つ手を考えます。
戦力多重増強要員の効果、という発想で考えるならば。
一人の人に
1.DMを出す。
2.メールを送る
3.テレアポをする
4.FAXDMを送る
5.知人から推薦してもらう
といった行動を、同時…正確には矢継ぎ早に実行します。
その結果、その人が購入してくれたとした場合、1〜5のどれで申込してくれたかは問題になりません。
「購入してくれた」かどうかが、全てなのです。
多くの人は、
1.DMを送る
↓
成果が出るかどうかを待つ
↓
成果に対し、次どうすればいいのかを考える
↓
考えた結果、メールを出すことにする
↓
2.メールを送る
と言った感じです。
良く言えば堅実、悪く言えば…遅いのです。
どうしても成果を出したいならば…それも、期限が決まっているならば、1つずつ…などといわずに、片っ端から、打てる手全てを次々に実行して下さい。
それでも成果が出なければ…さらに実行して下さい。
成果が出るまで、片っ端から実行し続ければいいのです。
健闘を祈ります。
…と言っても、打ち手が2つ、3つ程度しか思い浮かばないならば、勉強会に来てください。
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