起業当初に顧客から信用されるためのレバレッジ法

起業当初に顧客から信用されるためのレバレッジ法

起業当初に顧客から信用されるためのレバレッジ法
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先日、地元の商店街を歩いていた時のことです。
ある店舗の前を通った際に、店舗の中に視線を向けて…驚愕しました。

店舗内には、カウンターが3つあり…そのカウンター全てに顧客がいて対応中でした。しかも、その3名の他に、店内には別の顧客が立って手持ち無沙汰にしている様子でした。

決して地元を馬鹿にする意図はありません。
単なる事実として、半分以上が開いていないシャッター商店街の中で、顧客が入っている店舗の存在に驚いただけです。

では、その店舗はよほど珍しいものを扱っていたのでしょうか。
それとも、よほど集客が上手い店舗だったのでしょうか。

突然ですが、ここで問題です。その店舗は何を扱っているでしょうか。
考えてみてください。

正解は、某大手キャリアの携帯電話会社でした。

はじめは、こんな田舎の町中で、よく顧客が入っているなぁ…と驚いた後に、まあ大手だから、と納得した次第です。

大手だとなぜ顧客が入るのか。
まずは知名度です。
テレビCMでバンバン宣伝しています。
サービス自体は、だれもが持っている携帯電話です。
今となっては、持っていない人を探すほうが大変でしょう。
それだけ社会に浸透したサービスで、かつ大手が運営しているわけです。

私の地元は、田舎で人口が少ないとはいえ…それでも人はいます。
ならば、顧客が店舗に入っていてもおかしくないでしょう。

逆に言えば…人口2万人にも到達しない、小さな自治体のシャッター商店街であったとしても、大手のような名前の通ったサービス店舗であれば、集客できるのです。

これが、
「信用にレバレッジを掛ける」
という考え方になります。

起業したばかりで、その会社のブランドも知名度もなく、信用されていない状況において、この信用のレバレッジは大きな意味を持ちます。

ちょっと想像してみてください。
コンビニに行って、ペットボトルの水を買おうとします。
ペットボトルには、ラベルがついているはずです。商品名や成分、販売会社などが印刷されたラベルがついているので、何も疑問に思わずに購入することでしょう。

もし、コンビニの店頭で、何もラベルも何もついていないペットボトルが置いてあったら…それはただの不審物でしょう。
「中身に自信はあります!」
とアピールしたところで、ますます胡散臭く感じるでしょう。

これが、商品に信用がない状態です。
逆に、見たことのないパッケージであったとしても、「キ◯ンビバレッジ」とか、「サ◯トリー」とかの社名が印刷されていれば、安心して買うことが出来るのではないでしょうか。

この商品に信用がない状態から、商品に信用を持たせて、安心して買ってもらうために必要なものとして、
「実績」
「知名度」
「ブランド」
などが必要です。
どれも、起業したばかりでは持っていないものばかりです。

売れれば、実績になって信用を手に入れることができます。でも信用がなければ売れません。
売れなければ信用は手に入らないまま。
この鶏卵の状態を解消する手段として、
「信用のレバレッジ(てこ)」
の考え方があるのです。

今でこそ、誰もが知っているであろうネット最大手のショッピングサイト、Amazon。
Amazonでは何を売っているかご存知でしょうか。
今は何でも売っています。

ですが、一昔前のAmazonといえば、本というイメージではないでしょうか。
これは、「信用のレバレッジ」から考えられた戦略です。

Amazonも、起業当初は全く知名度も信用も実績もブランドもなにもない状態でした。
そんなAmazonであっても、ネットショップとして、いつかは大きくする、という夢があったそうです。
とはいえインターネット黎明期において、そもそもネットショップそのものに信用がありません。
だから、「書籍」を商品として扱うことにしたのです。

書籍というものは、どこの書店で買っても、中身は同じです。
聞いたことのないAmazonというネットショップからでも、地元の本屋でも、手に入るものは同じです。
これが「書籍」という商品にある信用をレバレッジして、ネット書店として実績を積んでから、様々な分野に進出していったのです。

信用のレバレッジは、ビジネスを早く拡張していくために、非常に有効な手段です。
ぜひあなたのビジネスに取り入れてみてください。

<予告>
6月29日(水)13時30分〜16時30分
東京から書籍を執筆した、あの東証一部上場のコンサルティング会社、船井総研出身のコンサルタントを札幌に招いて出版記念セミナーまた読書会等を企画しています。
参加者にとって最大の価値を得てもらうために、読書会がいいのか、それともセミナーがいいのか。
内容はまだ検討をしています。
ですので、まずは、この日時を空けておいてください。
なお、開催場所はこちら。
 
札幌貸し会議室まなBiz
http://mana-biz.jp/?page_id=

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