質の高いセミナー,質の低いセミナー,その違い

質の高いセミナー,質の低いセミナー,その違い

質の高いセミナー,質の低いセミナー,その違い
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は,

「質の高いセミナー,質の低いセミナー,その違い」

について考えていきます。

 

 

あなたがセミナーや勉強会,
ワークショップを受ける時のため…
あるいは実施する時のために
しっかりご覧ください。

 

 

セミナーを開催する3種類の目的

 

そもそも,
セミナーの目的は
何なのでしょうか。

 

ざっくり3つ,
考えられます。

 

1つ目が,
「納品」
です。

 

一定の内容を学ぶために
必要なセミナーを申し込んだ場合,
その内容を学んでもらうために
セミナーは構成されます。

 

例えば…
「●●検定もう略セミナー」
だった場合。
●●検定に合格するために
必要な知識スキル等を
学ぶためのセミナーで
なければならないでしょう。

 

まあ…
実際にその内容をきちんと
理解して覚えて,
実際の検定で
答案用紙に書けるかどうかは
また別ですが。

 

 

表現を変えるなら…
「収益」
とでも言うべきでしょうか。

 

 

セミナー主催者の立場であれば,
この目的であれば
「儲け」
に繋がります。

 

 

2つ目が,
付加価値提供です。

 

 

例えば,会員限定セミナーなどが
該当するでしょう。

 

セミナーそのものが
目的の会員サービスではないけれど,
顧客満足度を上げるための
付加価値として,
セミナーを行う,ということですね。

 

その付加価値提供によって,
顧客との関係性を維持向上させることに
貢献します。

 

例えば,
有料のニュースレターを
提供しているサービスの会社があるとします。

 

毎月届く,
ニュースレターを購読することで,
価値提供します。

 

ここで,
ニュースレター購読会員向けに,
セミナーを開催することで,
「購読停止率」
を下げる,という効果が見込めます。

 

弊社も,たまにやります。

 

先月も,
マーケティング・リサーチを
実施するための
核心部分に至る,
特別なスキルを習得する
ワークショップを実施しました。

 

今後も弊社クライアント限定で,
基本的に一般公開しないでしょう。

 

 

3番目が…
集客です。

 

集客のために
セミナーを開きます。

 

 

 

世の中,
本当に価値があって
本当に素晴らしい,
そして本当に学んで
身につけるべき内容のものは…
大して魅力的なものには見えないわけです。

 

その内容でセミナーは
とても集客できません。

 

 

ですので,
その中から
「魅力的な部分」
を切り出して,
セミナーをするわけです。

 

 

例えば…
マーケティング戦略。
これは本当に大事です。
経営者であれば誰もが…
経営者だけでなく,
会社の中で一定レベルの
ポジションにいる方であれば
誰もが学ぶべきものです。

 

が。

 

 

「戦略」を学ぶ…
となっても,
抽象度が高すぎて
理解しづらい。
だからとっつきにくい。
魅力を感じない。

 

 

だから…

 

ありきたりですが,

「ホームページで集客するための5つのポイント」

みたいな,具体的な「戦術」を
掲げて集客し…

 

そのセミナーの中で,
本当に学ぶべきものは
小手先のノウハウではなく戦略…
といった形で伝え,
その戦略を学ぶための
セミナーを別途販売する,
という流れですね。

 

 

以上,ざっくり3つです。
もちろん,この3つは
完全に切り分けられるものではなく,
複合的に絡み合うこともあります。

 

 

例えば,納品行為としての
セミナーの中で,
さらに上級コースのセミナーを
販売することもあるでしょう。

 

あるいは…
集客を目的とするセミナーでありながら,
それなりの価格で販売して
収益化することもあるでしょう。

 

 

 

質の高いセミナー,質の低いセミナー

 

 

ですので,
今日のお題である,

 

「質の高いセミナー」
「質の低いセミナー」

 

は…

 

このセミナーの目的を
達成できるかどうか。

これに尽きます。

 

 

もちろん,
セミナー主催者と
受講生との立場は
一般的に
「相反」
しますが。

 

 

相反するとはいっても,
この目的を達成できるかどうかが
そのまま質に転化します。

 

例えば,
集客目的のセミナー。

 

 

では,
3000円くらいのセミナーで
集客して…

 

 

そのセミナーの内容が
スカスカだったとしたら,
どうでしょうか。

 

そのセミナーの中で告知する
別のセミナーの成約率は
目を覆う惨状となるでしょう。

 

その3000円の受講料を
集めるためのものであれば
話は別ですが。

 

3000円を10件やっても
3万円です。

 

 

これを「ビジネス」の核として
考えるのは難しいでしょう。

 

 

ですので…

 

ここで言う
「質のよいセミナー」
というものは何か。

 

「成約率が高いセミナー」

 

という他ないでしょう。

 

そして…
成約率の高いセミナーは,
基本的に,
「受講満足度」
が高い…とも言えます。

 

 

受講満足度の高いセミナー

 

 

では,
受講満足度の高いセミナーとは
何を伝えるべきなのか。

 

私が昔,
よくやってしまった
ミスではあるのですが。

 

「せっかくお金と時間を掛けて
来てくださったのだから
価値を提供しないと…」

 

ということで,

 

私 が 全 力 で 戦 術 を 教 え る

 

というミスをやらかしました。

 

受講生一同,

「すごすぎてよくわからない」

…と呻くようにぼやいていました。

 

 

もちろん,消化不良を
起こして受講満足度を
引き下げてしまったことは
言うまでもありません。

 

この内容は…
回数を分けて,
「納品」
を目的とするセミナーで
やるべき内容でした。

 

 

ですので…

「集客を目的とするセミナー」

で,膨大な知識…
ノウハウやテクニックを
教えてしまうのは,
一般的によくありません。

 

私は

「あまりにもやりすぎた」

ので,非常に不満足な状況
にしてしまいましたが。

 

多くの場合,
「集客を目的としたセミナー」
で教えすぎると…

 

「ありがとうございます!
今日の内容を早速家に帰って
やってみます!」

 

これ,言われたことないですか?
これを言われたら情報の出しすぎです。

 

 

成約率は下がるのです。

 

なので…
この
「集客を目的とした」
セミナーでやることは,
ただ1つ。

 

パラダイムシフトとか
意識改革とか…

 

表現はいろいろありますが。

 

「新しいものの見方」

を提供することです。

 

「その新しいものの見方を
することで,
本当に学ばなければならないものは
何なのかを知る」

 

ことができれば,
そのセミナーで
「販売」
することは
難しくないでしょう。

 

 

 

決してやってはいけないこと

 

それが,
下手に情報を出しすぎて,
「満足」
させてしまってはいけないのです。

 

新しいもの見方ができれば,
それでも受講生は満足してもらえます。
そして…次の行動に繋がります。

 

下手に情報を出しすぎると,
そこで終わってしまいます。

 

例えば…
マーケティングセミナーで
情報を出しすぎて…
「あ,マーケティングって
こんな感じか」
なんて中途半端に
満足して,それで学びを止めてしまったら?

 

もちろん,
上位セミナーを売れない
セミナー主催者は残念ですが。

 

それ以上に,

「下手に納得して
行動を止めてしまうことで,
マーケティングを学んで
より成長する機会を奪う」

ということにもなりかねません。

 

 

情報を出しすぎない。
これは出し惜しみのため,
ということでありません。

 

小さい子どもが…
「チョコレートが欲しい」
からといって,
際限なくチョコレートを
与えるでしょうか。

 

与えたら,子どもは喜びますよね。
その目先の喜びと…
それを与えられた安っぽい満足感のために,
子どもの健康を破壊するのです。

 

同じように…
受講生が求めるものを
そのままただ与え続けるのは,
決して受講生のためにもなりません。

 

くれぐれも,
注意しなければなりません。

 

 

…特に,私が。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平

 

 

追伸

もちろん,
他にもセミナー開催の目的は
いろいろあります。

 

例えば,
弊社の勉強会は,
どちらかといえば,
「マーケティング・リサーチ」
と…

 

あまりも拙い
私の
「話すスキルの向上」
が大きな目的だったりします。

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