こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
とある評論家が，
政治家について判断するときは，
「最少悪」
という表現をしていて，
面白いなぁ，と感じた次第です。
ぶっちゃけると。
「良い政治家」
なんてほとんどいないし，
いたところで，
まだ若手だったり
経験や地盤，派閥などが
なくて…
重要な仕事を任される立場では
なかったりするわけです。
では，
「即戦力」
として，
今いる人達の中から
「誰が【良い】のか」
…と言われたら。
良い人なんていない。
そんな場合の考え方だそうです。
つまり，
良い仕事をしてくれるかどうか，
ではなく…
国益を害したり
国民を不幸にするような振る舞いを行う
「度合いが低い」…
有害さが少ない人が
望ましい，
ということのようですね。
つい，
私たちは，
「正しいもの」
「良いもの」
を
「正解」
として…
それ以外は，ダメ…
という評価をしがちです。
ですので，
このようは判断基準は，
なかなかに興味深いですね。
ということで，
この判断基準を元に，
今日は集客や売上アップについて
論じていくことにします。
あなたに適した，
集客や売上アップの方法について
ひとつの見方になるでしょう。
最後までお付き合いください。
有り金全部を馬券に突っ込む！？
私は，
ギャンブルをやらないので
よくわかりませんが。
「今度こそ，
負けを取り返す！」
とばかりに，
有り金全部を馬券に突っ込む。
これは，
有益か有害か…
…といえば，
もちろん有害です。
有り金全部をなくしてしまうのが
関の山…です。
が。
実は，これで
「当たってしまった」
ほうが，
有害なんですよね。
強烈な
成功体験として…
そして，強い興奮と感情が
意識に刻まれます。
きっと…
一度体験してしまったら，
次は借金してでも
突っ込んで…
なんてことを繰り返してしまうでしょう。
ということで，
一点買いで有り金を突っ込むのは
危険だ，というのは
ご理解いただけるとは
思うのですが。
博打じゃなければ，
やってもいいのか，
という話ですね。
つまり，
マーケティング予算を，
一度に一箇所に突っ込む…
とか。
例えば。
いろんな広告代理店が
いるので…
素晴らしい方もいれば，
救いようのない会社もあります。
ある…残念な広告代理店が，
顧客の会社の
「懐具合」
を探って，
全部吐き出さるような
「広告の売り込み」
をする。
それって，
上述の有り金全部を
競馬に突っ込むのと
何が違うのでしょうか。
「自分のコントロール外の要素に
全部任せて責任を放棄する」
というほかありません。
もっとも，責任は放棄
できませんけどね。
その広告代理店が失敗したときに，
広告代理店は責任をとっては
くれないでしょうから。
マーケティング予算を
一つに全部，ぶっこむ，というのは
いかに有害か。
有害性が極めて高いものは
やめましょう…
という…シンプルな話でした。
安いテレビCMの価値
いつだったか，
どこだったかは…
覚えていませんが。
テレビCMという
「広告媒体」
を宣伝しているのを
耳にしたことがあります。
内容は…
ちょっとそのままは載せられないので，
適当に改変します。
広告費用が１ヶ月に１５万円。
最低３ヶ月。
１ヶ月に１５回CMを放映。
という条件だったとします。
仮に，
その人は，
「あのテレビCMが
たった１５万で出せる」
とアピールしていたとしたら…？
あなたは，
これを聞いてどう思うでしょうか。
結論としては，
「論外」
であり…
ここで言うところの
「有害性が強い」
となるのですが。
結論よりも，
「なぜ」
という理由のほうが大事です。
端的に言えば，
CM広告媒体を扱う人は，
「露出が増えればいい」
という考えが前提になっています。
ですが…
私達中小零細企業は，
「露出そのものは手段であって
集客や売上アップを実現したい」
と思うもの。
この「ズレ」が，
不毛な結果をもたらすのです。
さらに具体的に言えば…
そのテレビ番組を
視聴する人は何人いて，
どんな人達なのか。
（年齢，性別，職業，趣味，考え方…）
これらがわかり…
実際に，
そのCMを放映するごとに，
何人の人がそれを見たのか。
見た結果どうなったのか。その情報を見た上で…
何度も，CMの内容を
変更できるかどうか。
あるいは，
３種類のCMを
同時刻，同番組に
同数ランダムで放映して，
どのCMが一番「反応が良かったか」
がわかるかどうか。
少なくとも
ここまでできなければ，
中小零細企業が
テレビCMを出すというのは…
上述の競馬の「一点買い」と
大してかわらない。
変わらないというのは，
費用対効果が
目に見えない，という意味ですね。
本当の害とは何か
では，
競馬は論外として，
広告代理店に丸投げがいいのか，
テレビCMががいいのか。
そのプラス面，
効果効能，
良いところ…
そういった面を
アピールされると，
何が起こるのか。
「お，いいな」
…と多かれ少なかれ
それが心のなかに抱くことです。
そして…
それが，次の施策を考えたときの
「判断材料」
に影響を及ぼします。
語弊を恐れず端的に言えば，
「迷いの種」
になるのです。
その迷いの種を
心のなかにたくさん抱えれば抱えるほど…
判断材料が増えて，
検討の幅が広がる。
するとどうなるか。
面倒くさくなります。
きちんと検討することなく，
適当に判断してしまいます。
そして…
「丸投げ」
とかが起こってしまうわけですね。
かくして，
上述の通り，
競馬の一点買いレベルの
有害行為をしてしまうのです。
本当の原因
ですが，
本当の原因は，
「迷いの種」
ではありません。
それは，
経営者・社長の中に，
確固たる基準がないことです。
あったとしても，
それが
「言語化」
されていないから，
的確な判断ができないのです。
判断できないから，
心のなかに，
「迷いの種」
を蓄積してしまうのです。
だからこそ，
いちいち迷って，
思考力を消耗して，
だんだん面倒になって…
最後には投げ出して，
有害な判断をしてしまう。
…という悪循環が起こります。
改善策としては，
自社の経営戦略，マーケティング戦略を
定めること。
漠然としているなら，
それを「言語化」することです。
言語化できれば…
例えば私が今日この記事で書いているように，
「うん，それはない」
とすぐに判断できるようになります。
もちろん，
すべての判断が１００％
確かなものだとは言いません。
繰り返します。
「有害性の程度」
の問題です。
会社に大きなダメージを及ぼす
致命的な判断ミスを減らせるようになり…
それが，会社の手間やコストを抑え，
少しずつ，経営状態を改善していくことが
できるようになります。
ですので…
あなたがもし
もっと売上を上げたい，
集客をしたい…
と思うのであれば。
新しい方法論，
戦術やテクニックを
求める「前」に。
自社の基準となる
経営戦略，マーケティング戦略を
明確にして，言語化する。
それから，
心の中の，
「迷いの種」
を整理することです。
これをすれば早く成果が出る
ことでしょう。
ただ，
それを自分一人でやるのが大変，
という方は，お手伝いいたします。
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今回は，
経営戦略，マーケティング戦略の
大切さをお伝えしましたが。
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
追伸
興味はあるが，
不安なことがある…
という方は，
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