ネーミングを考えるための2つの基準と解説

ネーミングを考えるための2つの基準と解説

ネーミングを考えるための2つの基準と解説
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

先日…
メール配信会社に
問い合わせしました。

 

電話で問い合わせしたところ,
会社名を聞かれたので…
答えたところ…

 

3回聞き返されました。

 

 

そして,

 

「担当者にお繋ぎします」

 

保留の後に,
別の担当者が,

 

「株式会社アットステートさんですか?」

 

 

さて,
どこから突っ込めばいいのでしょうか。

 

耳に馴染む社名ではないのは
確かですが。

 

 

それでも
合同会社と株式会社は違うし,
いわゆる前株と後株すらも違います。

 

3回聞き返されたときは,
「やっぱり分かりづらい社名かな」
と思ったのですが。

 

 

担当者が変わって思ったのは…

 

「単純に,最初に電話を受けた
 人の頭か耳がおかしかった」

 

ということがわかりました。

 

 

 

結局,
聞き取れないし理解できないからといって,
適当な社名をでっち上げて,
別の担当者に押し付ける。

 

 

実に…笑えるくらいに残念です。

 

まあ,この会社って,
前も問い合わせしたときに,
すごく残念な対応をされたのですが。

<参照>
顧客の尊厳と関係性を踏みにじり離脱させる「この一言」

 

この手の会社って,
スイッチングコストが高いから,
不満たらたらでも,
切り替えが面倒なんで,
使い続けてしまうんですよね。

 

 

さて本題。

 

こんな話でしたので,
今日は,
ネーミングについて
思うことをお伝えしていきます。

 

 

ネーミング…
迷うことが多いのでは
ないでしょうか。

 

もちろん,
私も迷います。

 

ただ,
判別基準がわからないと
そもそもネーミングを考えること自体が
悩ましいもの。

 

ですので,
そういった観点からも
お伝えしてきます。

 

 

ネーミングの基準2つ

 

 

基本的に,
ネーミングは,
2つの基準があります。

 

単純に,
自社基準か,
顧客基準か…ですね。

 

 

一般的に,
マーケティングというのは,
顧客基準でないと,
意味がありません。

 

自社のエゴをゴリ押ししたところで,
顧客から不興を買うことはあっても
商品やサービスを売ることはできません。

 

これは言うまでもなく
当たり前の話です。

 

 

…が。

 

マーケティングそのものでない場合,
いくつか,
「会社基準」
でも構わないものがあります。

 

例えば…
経営理念ですね。

 

これはむしろ,
顧客基準よりも
会社…すなわち,経営者の思い,ビジョンを
明確にすることが大切です。

 

 

これを,
顧客に合わせるとなると,
本末転倒。

 

そして…
ネーミングも,
その理念の具体化のひとつですので,
これも数少ない
「自社基準」
でも構わないものとなります。

 

 

ですので,
特に社名などの
ネーミングの判断基準は2つ。

 

 

1.自社基準
2.顧客基準

 

となります。

 

 

これだけはやめて

 

ですので,
ネーミングにおいて,
好きな通りにつける。

 

それはそれでOKです。

 

が。

 

いくつか
これだけはやめたほうがいい…
という社名のネーミングがあります。

 

 

それは…
アルファベット3文字です。

 

例えば,

 

 

株式会社ABC

 

 

みたいな感じでしょうか。

 

本当に
ABCなら
わかりやすくていいのですが。

 

大抵,
アルファベット3文字の会社は,
英単語3つの頭文字をとって
アルファベット3文字の
社名にするパターンが多い。

 

 

 

ただ…
多くの場合,

 

1.何の単語の頭文字かわからない
2.元の英単語の意味がわからない
3.だから覚えられない

 

という三重の問題が発生します。

 

例えば…

有名なものとして…
正式な社名ではないですが。

 

JAL
ANA
SNA
SMM
ADO

そして,

LCC

これらの略語の
元の単語。
全部わかりますか?

 

 

ちょっと考えれば
わかるかもしれませんが。

 

その
「ちょっと考える」
が面倒でスルーされるのです。

 

 

ここは日本です。
日本人の日常使用言語は日本語です。

 

 

多くの日本人が
会社名のもととなる単語を
知って理解している…とは限りません。

 

 

そして…
このアルファベット3文字社名
最大の問題は何か。

 

 

同じように
ろくに覚えられないような
3文字社名の会社が,
他にゴロゴロしていて…
間違えたり混乱したりするのです。

 

 

私も,
前の仕事をしていたときに,
アルファベット3文字の会社を
同時期に3社取引していて…

 

 

本当に紛らわしかった。

 

 

下手をしたら,
違う会社に振込をしたり…
なんてことがあるかもしれません。

 

なんてことはそうそう
ないかもしれませんが。

 

顧客が自社ではなく,
似たような社名の他社に
問い合わせしてしまう,
ということが起こりえます。

 

 

ですので…
アルファベット3文字の会社は,
顧客目線で考えると,
いろいろと厳しい。

 

 

上述のように,

 

「自社のエゴ」

 

が許容される
数少ない場合ではあるのですが。

 

これから
社名を考える,
ということであれば
避けるに越したことはありません。

 

現に社名がアルファベット3文字だった場合。

 

まあ…
機会があれば,
変更を考えてみるのもいいですね。

 

 

顧客目線で考えるポイント

 

 

では今度は反対に,
顧客目線に立って
社名などのネーミングを考える場合。

 

何を気をつけたらいいのでしょうか。

 

 

さて。

 

 

弊社
「アップスタッツ合同会社」
この
アップスタッツとは,

 

アップ・スタティスティックス

 

この略です。
恐ろしく言いにくいので
アップスタッツです。

 

スタッツ(スタティスティックス)とは
統計値を意味します。

 

特に,
より以前の時間または量と比較して
実際にその数字が増えたか減ったか。

 

 

基本的に,
増えているということは…
伸びているということです。

 

ビジネスにおいて,
売上や成約件数などの
スタッツが上がることは
とてもいいこと。

 

 

この伸びている状態…
これがアップスタッツです。

 

 

ですので,
弊社はクライアントを
アップスタッツにするための会社なのです。

 

 

…という説明。
あなたはここまでご覧くださいました。

 

これは,
私とあなたが,
ある程度の関係性があり,
私の説明を読んでくれるだけの
機会と時間を割いてくれているから,
ということですね。

 

逆に,
見ず知らずの,関係性が薄いあるいは
まったくない会社の,
社名の由来や内容。

 

 

あなたは逐一それを
聞いてみたいと思うでしょうか。

 

 

おそらく,
そうではないでしょう。

 

 

ですので,
顧客目線で考えた
社名などにする場合。

 

こつは…日本語の社名にすることです。

 

 

その言葉として
意味があり,すぐにその意味を
そのまま理解できるようなネーミング。

 

 

とてもわかり易いですね。

 

 

 

ちなみに。

 

上述で3文字アルファベットは
やめたほうがいい…という話でしたが。

 

日本語を略した
感じ3文字の社名。

 

これはありです。

 

 

なぜか。
アルファベットは
表音文字ですが,
日本語の漢字は表意文字だからです。

 

文字そのものに意味があるので,
読めないし,正確に意味を知らなくても,
なんとなく意味が伝わります。

 

表音文字の例として,

「動画」

という単語。

 

 

私達にしてみたら,
すぐに分かるし,
脳裏に思い浮かべることは
できるでしょう。

 

では…
50年前の日本人に
「動画」
という言葉を使ったらどうなるのか。

 

Youtubeは通じないでしょうが,
きっと
「なんとなく,映画みたいな感じのなにか」
みたいなニュアンスは伝わることでしょう。

 

 

これが,
日本語の表意文字の強さです。

 

もっとわかりやすいのが…

 

ANAではなく,「全日空」だったら?

 

ANAを知らない人でも,
「航空会社のひとつ」
だということは,なんとなく伝わるのでは
ないでしょうか。

 

 

社名を聞いただけで
日本語としてその内容を理解できる。

 

 

これが,
顧客目線で社名等のネーミングを
考えるポイントです。

 

私も…
アップスタッツという言葉は,
個人事業主の頃から考えると9年くらい
使っているので…このまま行きますが。

 

もし変えたり,
新しくするきっかけがあるなら…
その時は,日本語にすることでしょう。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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