社長・経営者が現場に入ることの是非に関する原則と例外

社長・経営者が現場に入ることの是非に関する原則と例外

社長・経営者が現場に入ることの是非に関する原則と例外
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は経営者・社長が
現場に出ることについての是非。
この点の基本的な解説をします。

 

 

考え方はシンプルです。
原則と例外ですね。

 

 

基本出るべきではないのですが
例外はあるということです。

 

この原則と例外およびその理由について
しっかりと理解し把握しているでしょうか。

 

 

基本的な事なのですが
あまりこの点について
しっかりと解説されているものを
見る機会が少ないような気がするので
今日の記事で解説します。
最後までお付き合いください

 

 

原則と例外

 

 

上述のとおり
端的に言ってしまうと
経営者は現場に出るべきではありません。

 

 

これが原則です。
なぜでしょうか。

 

 

経営者社長の仕事はマーケティングだからです。
マーケティングの仕事は
他の社員がやってくれるわけではないからですね。

 

 

例えば,
私もクライアントに対して
コンサルティングをしていますが
そこでアドバイス
実際にやった方がいいことについて
色々案内します。

 

 

ではそれを誰がやるのでしょうか。

 

 

実際にやることのうちほとんどが
社長本人がやらざるを得ないのが現実です。

 

 

あるいは実際に私と間で
コンサルティングを行ったうえで
マーケティングの具体的な戦略や戦術を
構築していく。

 

 

これを社員がやってくれるでしょうか。
やってくれないですよね。

 

 

 

結局は社長相手となっています。

 

 

 

ですので社長の仕事はマーケティングです。
別の言い方をするならば
社長の仕事とは
将来の売上を作り出すための仕事です。

 

 

目の前の確定した売上…
ちょっと硬い方をすると
「債務の履行行為」
をするということに関しては
社長以外の人がやってもいいということですね。

 

 

 

むしろ
社長以外の人がやっても
それが成り立つのであれば
社長以外がやる原則となります。

 

 

社長の仕事はマーケティングですから
社長以外の人が現場に出て
作業をするというのが原則になります。

 

 

 

誤ったアドバイス

 

 

社長は現場に出るべきではないし
まして現場要員の交代要員
もしくは頭数に入れるべきではないのです。

 

 

当たり前のことではあるのですが
この考え方に大きく反するような
アドバイスをしている人を見たことがあります。

 

 

社長こそ積極的に現場に入らなくてはいけない
現場にいるからこそ売上が成り立つんだ
もしくは
社長が現場で働くとその分,
人件費が安くなる

 

…と言う人がいます。
全くもって論外です。

 

そもそも社長の人件費が一番高いのですからね。

 

 

社長の人件費はゼロ円だと
勘違いしてる人がいますが
社長の人件費が一番高いのです。

 

 

なぜなら社長は売上を作り出す仕事を
しなければいけない。
非常に大きな責任を持っているからですね。

 

 

確定した売上を
現実化させていくための
仕事とはまた違うのです。

 

 

このことを分かっていない専門家が
社長は現場に出るべきだと
言っているのを聞いたことあるので
今日はこのような形であえて言った次第です。

 

 

これが原則です。
では例外とは何なのでしょうか。

 

 

 

社長が現場に出た方がいい数少ない例外

 

 

 

社長の仕事はマーケティングです。
ということはマーケティングのために
現場に出ることは必要だということですね。

 

 

どういうことか。
現場に出て
社長自身の目で見て体験して
自分の手で触れないと
分からないことがあるということです。

 

 

人から聞いたり
報告を受けたりそれだけでは
どうしても分からないこと
気づかないことというのはあります。
それは社長の立場だから
社長の目線だからこそ気づくことであっても
従業員などの立場からでは気づかないことは
たくさんあるのです。

 

 

ですから社長の立場として
マーケティング・リサーチのために
現場に入るということは
非常に大事だということですね。

 

 

ものの見方が違う例

 

 

例えばある女性がいたとします。
その女性は手のひらの上に
ハムスターを乗せていたとしたら
私の目線はハムスターに釘付けです。

ハムスター以外には
目に入りません。

 

 

女性について聞かれた時に
どんな人だったかと聞かれたら
私は

「ハムスターを連れた女性だ」

と答えるしかないでしょう。
ハムスターしか見てないですから。

 

 

このようにハムスターしか見ていない私は
その女性の容姿について
聞かれたらまず答えることはできません。

 

どれだけ容姿端麗な女性だったとしても
私はハムスターしか見ないでしょうから。
その女性の容姿は視界内にあったとしても
眼中にないのです。

 

もしくは
その女性の手のひらの上に
ハムスターが乗っていたら
私はハムスターしか見なかったとして…
もしかしたら肩にオウムが
乗っているかもしれません。

オウム

私はオウムもわりと好きな方ではありますが
圧倒的にげっ歯類…ハムスターの方が好きです。

 

 

きっとハムスターしか目に入らないでしょう。

 

 

これは私の目線だからです。
他の人から見たら

「肩にオウムを乗せた美人女性だ」

という表現になるかもしれません。

 

さてこれを他の人から聞いた時に
その女性をどう表現するのか。

 

 

ハムスターを連れた女性なのか
オウムを肩に乗せた女性なのか。

 

 

これはどう判断したらいいのでしょうか。
やはり実際にその自分の目で見ないと
分からないことはあるのです。

 

 

このように人からの報告というのは
その人の物の感覚判断基準から
物を見ることになるので
気付かない人には気づかないし
その気づかない状態から
判断した内容を報告を受けたところで
社長としては分からないことがたくさんあるのです。

 

 

何がわからないのかすらわからないのです
ですからこそ社長が現場に入って
自分の目で見て確かめるということは
非常に大事だということですね。

 

 

だからこそ社長はマーケティングを行うために
現場を知らなくてはいけない。
だからこそ現場に入るというスタンスであれば
現場に入るのは例外として認められるべきでしょう。

 

 

言い換えるとあくまではマーケティングの範疇で
現場に入るべきであって
決して頭数人手不足だから
社長が代打では入るということは
避けた方が良いということになります。

 

 

以上基本的なことですが
これがあくまでも理想であって
なかなか現実的には追いつかないことも
多々あります。

 

 

だからこそ無理だと諦めるのではなく
少しでも理想に近づくべく
努力していきたいものです。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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