「食べるロシアンルーレット」とマーケティングの大罪の話

「食べるロシアンルーレット」とマーケティングの大罪の話

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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は,

全米屈指のコピーライターで,
「億万長者メーカー」
と賞賛される凄腕の
マーケティングコンサルタント,
ダン・ケネディ。

 

彼が…

「マーケティングの大罪」

と称したテーマについて
お伝えします。

 

大罪というのは…
要するに,それは反応が出ないから
やってはいけない…

 

でも実際には
多くの人がやっちゃっている話です。
…私も含めて。

 

 

そんな話です。
最後までお付き合いください。

 

 

 

食べるロシアンルーレット

 

 

ししとうを一袋手に入れたので,
油で炒めて食べることにしました。

 

 

口にして…
私は,
「ちょっと火加減が足りなかったかな…」
…くらいに思ったのですが。

 

一緒に食べていた家族が,
突然,悶絶しはじめました。

 

 

私も…
そのまま次のししとうを口に入れて…
脳天を突き抜ける辛さに
驚いた次第です。

 

 

辛いのが好きな私は
大歓迎だし,うれしいですが…
そんな私が「辛い」と思うのですから,
家族にとってはつらかったでしょう。

 

 

 

ししとうは,
どちらかと言えば,
ピーマンのような味わいです。

 

…が。
元々は獅子唐辛子ですから…
辛いものは,とことん辛い。

 

 

こういった体験は
今回に限ったことではないので…

 

 

以前に
マーケティングセミナー後の
打ち上げ(飲み会)
などで
ししとうの串焼きが出た時に
この話をしたら…

 

甘味果と辛味果があって…
本来は,ししとうといえば甘味果なのですが。

 

 

畑の都合で…
隣接した畑で
それぞれを栽培している場合。
風でながれて…
交配して,辛味果になってしまうことも
あるらしいとのことでした。

 

個人的には…
この,
ランダムで
辛いものが混じっている
「かもしれない」
というのは,
スリリングで楽しいですね

 

 

このししとうの甘味果に辛味果が
混ざっていることを指して,
「食べるロシアンルーレット」
なんて言うこともあるそうですね。

 

 

実際に,
一袋に少なくとも
ひとつ以上入っている…
という商品だったら,
もっと売れるかもしれませんね。

 

なぜなら
…ただの野菜から,
スリリングなゲームに
早変わりですから。

 

 

実際,スーパーの野菜売り場店頭で,
「ロシアンルーレットししとう」
なんてネーミングだったら,
思わず注目するのでは
ないでしょうか。

 

 

 

地球岬名物「毒まんじゅう」

 

 

似たような例では…
北海道室蘭市の
「地球岬」
で売られている
「毒まんじゅう」
でしょうか。

 

 

まんじゅうが6つ入っていて…
何の変哲もないまんじゅうなのですが
ひとつだけあんこの代わりに,
唐辛子がたっぷり。

 

匂いがするわけでもなく,
外から見ても,
他のまんじゅうと違いがわかるわけでは
ありません。

 

これもロシアンルーレット感が
ありますね。

 

 

…なお。
この毒まんじゅうを
おみやげに持っていって,
みんなで食べたところ…

 

 

だれも
「当たり」
に反応しない…という
珍事に遭遇したことが
あります。

 

 

…当たりを引いた人が,
あまりにも
「鈍い」
人で…

 

 

 

自分が唐辛子たっぷりの
まんじゅうを食べている自覚が
なかったようです。

 

…という話を聞いて

「まあ,あいつだし」

で誰もが納得していたのは
懐かしい話です。

 

 

マーケティングの大罪

 

とは何なのか。

 

つまらないことです。

 

人はつまらないものに
見向きもしないですからね。

 

 

そして…
マーケティング…
多くの場合,広告宣伝等においては
「注目を集める」
ことが必要です。

 

 

無味乾燥で
面白くも何もないキャンペーンや
商品では…
注目を引けないでしょう。

 

 

だからこそ,
「つまらない」
はマーケティングの大罪なのです。

 

だからこそ…
今日のこの記事も,
この「大罪とはなにか」から
始まるのではなく…

 

ロシアンルーレットししとうの話から
はじめなければいけないわけです。

 

 

 

大ヒットした話

 

 

 

有名な例では…

 

通販のコピーで
第一人者の
ジョセフ・シュガーマン。

 

日本でも
著書は出ていますね。

 

 

ものを売るための文章で
大切なことが
わかりやすくシンプルに
まとまっているので…

 

 

下手なコピーライティング講座よりも
役に立つでしょう。
興味がある方はご覧いただくとして。

 

全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術

その
シュガーマンの事例。

 

彼は,
ウォール・ストリート・ジャーナルに
物販の広告をだしました。

 

商品は,電子辞書。

 

 

これが
非常に大ヒットしたのです。

 

 

シュガーマンの友人曰く,

 

 

「ウォール・ストリート・ジャーナルなんて
毎日20分くらいしか時間を使って
読んでいないのに…

この広告だけで1時間は見入ってしまった」

 

 

とのこと。

 

どんな内容だったのか。

 

 

広告コピーに
スペルミスを入れておき…
電話で注文する時に,
スペルミスの内容を言えば,
正解した数に応じて
値引きする…

 

というキャンペーンだったそうです。

 

実際には,驚くほど
「正解が少なかった」
「結果的に必要な人に必要なものを
売ることが出来てよかった」

 

とのことです。

 

まあ,
スペルミスをろくに見抜けず
わからない人には
辞書は必要でしょうから。

 

 

とはいえ,
これは顧客を「巻き込む」
ことで退屈させない,
非常に秀逸な実例です。

 

 

 

キャンペーンで
顧客に伝えるべきことは
しっかり伝えないといけないのですが。

 

その前に,
そもそも退屈でつまらなかったら
見てもらえないし
聞いてもらえないのです。

 

 

正攻法,一本槍なやり方ではなく
たまには変化球で飽きさせない工夫を
しっかりしていきたいですね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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