社長の従業員への人事に関する適性とスタイル

社長の従業員への人事に関する適性とスタイル

社長の従業員への人事に関する適性とスタイル
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

昨日の記事では,
適性のない人に,適性の合わない仕事を
させ続けるとどうなるのか。

 

 

最悪の事態として,
その適性に優れた人ですら,
退職してしまうかもしれない。

 

そんな話を書きました。

 

コメントをいただきましたので
紹介します。

 

 

人事の問題というのはどこでもいつでも難しい問題です。
せめて小規模な範囲では柔軟でありたいものです。

 

 

実際,人事の問題は難しいですね。

 

今日は,私が過去に目の当たりにした
不思議な話をします。

 

お題としては…
適性と人事と…
社長の抱える問題についてです。

 

以下,お付き合いください。

 

 

 

人の扱いに困る社長が選んだ業種

 

 

何年か前のことです。

 

 

 

あるクライアントのコンサルティングを
していたときのこと。

 

 

そのクライアントは,
能力に優れ,
頭脳明晰で…知性に優れ,
明るく朗らかで,
コミュニケーション能力も抜群。

 

なので,
私にはできないような,
なんとなく仲良くなって
どんどん仕事を取ることもできる人です。

 

 

そんな方のコンサルティングを
していた時のこと。

 

出てくる問題として…
従業員の問題です。

 

従業員が問題児で,
能力が低かったり,
生産性が低かったり…

 

ビジネスモデルにも,
いろいろな問題がありました。

 

毎回,このコンサルティングで,
従業員の起こす問題に,
どう対処したら良いか…
といった問題解決の内容が
続くこともしばし,ありました。

 

また,粗利の問題は深刻ですね。

 

業種的に,
粗利が低く…でも,必要とされる仕事なので,
フロントエンド商品としては
素晴らしい内容です。

 

ただ,利益につながる仕事がないので,
他事業に展開して,
粗利を稼がなくてはなりません。

 

私のスタイルとしては,
他事業展開は必要。
…というアドバイスはしても,
「何をやったらいいのか」
は,クライアント本人に任せます。

 

 

クライアントが出してきた内容を
精査して,問題点を洗い出し…
その問題を克服してでも,推進していくか。
それとも別にするのか。

 

 

…という選択をしてもらいます。

 

 

ざっくりと,

こんな問題が…



起こりそうです。

 

これらの問題を克服してでも,
この事業展開をしっかりやっていきたいですか?

 

と尋ねて…
進めていくパターンもあれば,
やめておく,というパターンもあります。

 

ですので,
頭から否定,反対を
することはしませんが…

 

 

現在のビジネス…業種において,
これだけ,従業員の問題に苦労しているのだから,
それこそ,本当に有能な人と手を組んで,
少数精鋭で展開していくビジネス…

 

 

というのが,より最適…
とは思うのですが。

 

出てくる業種業態は…
建設関係とか,
内装とか,
解体とか…

 

他にもたくさんありましたが…

 

とにかく,

「人数をたくさん確保して,
回していく業種業態」

が多いことに気づきました。

 

別の機会に尋ねてみたところ…

 

会社を大きくしていきたい。
という思いはある。

 

「会社が大きくなる」
とは何を意味するかを尋ねたところ,
たくさんの人を雇用できる会社だということです。

 

 

興味深いですね。

 

 

予め念押しします。
それが良いか,悪いか…
その評価はしません。

 

単純に,
私には,まず無理だということ。
私はたくさんの人を雇って管理して
成果を出していく…なんて,
絶対に無理だし…できたとしても
やりたくないですからね。

 

 

ではこの方はどうなのか。

 

 

実際に,現在進行系において,
たくさんの人を雇用して…
その結果,たくさんの問題を抱えて
日々四苦八苦している。

 

粗利の関係で,
他事業展開をしていかなければならい。
…と言うときに,
出てくる内容は
「とにかくたくさんの人を扱う内容」
なわけです。

 

 

本当に不思議ですね。

 

ありきたりの表現をするなら…
そういう星のもとに生まれた。
業を背負っている。

 

 

とでも言えばいいのでしょうか。

 

 

たくさんの人を抱えるだけの
器と責任があるのかもしれませんね。

 

 

適性とスタイル

 

 

人を雇用し,その人の能力を
発揮させて,成果を出していくのは…
それはそれで適性があります。

 

ただ,それを選ぶかどうかは,
その人自身の,あり方…スタイルによります。

 

 

有名な例では,
イチロー選手が,
引退後に,監督になるかどうか。

 

 

この点に,
本人が
「絶対無理」
と言った言葉。

 

本当に無理かどうかはともかく,
自分の適性を自己判断するに,
無理だと判断したのでしょう。

 

実際に,
何らかの形で監督をやってみたところ,
常勝軍団を作れるようになるかもしれないし,
ならないかもしれない。

 

こればかりはわかりませんが…

 

本人が無理と言って…
それでやらないとしたら,
本人の「スタイル」にも合わないでしょう。

 

別の例では…
私の場合。

 

 

かつて,自己啓発にのめり込んでいた頃,
アシスタントとして,
他の受講生の面倒を見る役割を
担っていたことが有りました。

 

他のアシスタントから,

「誰よりもマメに面倒を見続けられる人」

と言われたことはあります。

 

ありますが…
実際どうなのか。

 

 

かつて,
国家資格で事務所をやっていた頃。
社員を何人か雇用していましたが。

 

決してうまく行っていたとは思えないし…
正直,二度と人を雇うような仕事は
したくないしするつもりもありません。

 

これは,適性もスタイルも
合わないということですね。

 

上述のクライアントは…
スタッフを扱って,
成果につなげていくための適性…
以上に,スタイルが勝っていたのでしょう。

 

 

ざっくりとまとめると,

 

1.適性もあってスタイルにも合う
2.適性はあるが,スタイルには合わない
3.適性はないが,スタイルには合っている
4.適性もないし,スタイルにも合わない

 

私は明らかに4番でしょう。

 

 

上述の…当時のイチロー選手は…
個人的には2番かなぁと思っています。

 

クライアントは…
「無い」とまでは言わないけど,3番でしょうか。
なぜなら,本人の能力が優れすぎていて……

 

凡人以下の…
もっと端的に言うと,無能な人間から
成果を引き出させるよなマネは,
なかなかに難しいのではないでしょうか。

 

だからこそ,
コンサルティングでは,
その手の内容について,
かなり時間を割いた記憶があります。

 

また,冒頭で頂いたコメント

 

せめて小規模な範囲では柔軟でありたいものです。

 

大人数ならうまくけど,
少人数ならうまくいかない。

 

大人数ならうまくいかないけど
少人数ならうまくいく。

 

…というパターンもあります。

 

適性とスタイル,
人数の関係。

 

このあたり,
あなた自身は,自分のことを
どう捉えているでしょうか。

 

そして…実際にやっていることと
噛み合っているのか,そうでないのか。
ぜひ,一度考えてみてください。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

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