こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
昨日は,
数字だけが
成果の全てではない。
その数字が,
人生に何をもたらすのか。
数字は,原因と結果で考えるなら
原因のひとつでしかない。
そんな話をしました。
直接は関係ないですが,
このテーマに関連して
触れておきたい話があります。
お題は,
「なぜ,一部のお客様の声は
やたらと胡散臭く感じるのか」
以下,お付き合いください。
胡散臭いお客様の声の構造
わかりやすいので,
セミナーなどの話を例に
紹介しましょうか。
セミナーのセールスページなどで,
お客様の声がたくさん載っていて…
でも,読めば読むほど,
どうにも胡散臭い印象があります。
なぜでしょうか。
まず,
流れから見ていきましょう。
例えば,
セミナーを受講する
↓
家に帰る
↓
学んだ内容を実行する
↓
試行錯誤の末に,
何らかの結果を手にする
↓
何らかの結果の先に
欲しいベネフィットを手にする
という感じでしょうか。
例えば,
集客を学ぶセミナーなら
セミナーで学ぶ
↓
家に帰って,
実際に自分のビジネスで実践する
↓
試行錯誤の末に,
月30人の集客を実現
↓
毎月30人集客できるなら…
あのムカつく客と縁を切ろう
↓
嫌な客と縁を切って,
毎日が楽しい
毎月安定して30人集客できるように
なりました。
↓
集客に対する不安がなくなりました。
↓
不愉快な顧客からもしっかり売上を…と
我慢してセールスしていましたが,
それをしないことで,離れていきました。
おかげで…自分の価値観にあう
良い顧客とだけお付き合いができるようになりました。↓
これまで,
あの腹立つ顧客を相手にしなければ…
と思うと,夜も眠れず,朝起きるのも
本当に億劫でしたが。
今は,仕事が楽しくていつまでも布団の中になど
いられません。参照
…という流れですね。
ここまでから考えると
一部のお客様の声が
異様に胡散臭く感じる原因が
見えてきます。
取らぬ狸の皮算用で成果を主張?
例えば,
セミナーに参加した時点で,
「これで毎月30人集客できます!」
…って言ったら,
ウソ…ではないですが
本当でもないですよね。
実際には,
セミナーに参加しただけでは,
30人集客できるか出来ないかは
未確定の状態です。
実際に,
帰っていろいろ
実践して…
「学んだことを正しく適用できるようになった」
その先に…
集客を30人集客できるようになったら,
それは
「言っていることとやっていることが
一致している良いセミナー」
であり…
そして…
「このセミナーのお陰で,
毎月30人集客できるようになりました!」
…は,真実です。
話がおかしくなるのは…
セミナー受講後,
まだ家に帰る前に,
何も実践していない参加者から…
「これで毎月30人集客できそうです」
という感想があったら
どうでしょうか。
胡散臭いですね。
胡散臭いですが…
この時点ではまだ
「ありと言えばあり」
です。
正確には,
「セミナー受講者の感想」
として正しく紹介するなら,
ありです。
おかしいのは…
「感想」
を成果であるかのように
装うから話がこじれるのです。
セミナー受講者は…
一部の情弱ノウハウコレクターを除いて…
学ぶことが目的ではありません。
集客できるようになることが目的…のはず。
なのに,
「感想」
で…
成果を装うから
胡散臭いのです。
そう考えると…
昨日紹介した,
「成果報告のお願い」
というのは,
「本来なら正しい」
アプローチと言えます。
学んだことを実践して
得られた成果を教えてください,
という依頼です。
決して
安っぽい,
水増ししたような感想を
求めているわけではありませんから。
そう考えると,
「数字」
を踏まえて,
成果報告を求めるのは
正しいと言えます。
正しいですが…
それでも,
「成果=数字」
っておかしくないですか?
というのが昨日の話に繋がりますね。
セミナー受講後の
「これで集客できるようになります」
というお客様の声…
それは
酔っ払いの言う
「酔ってない」
発言だったり…
「行けたら行く」
くらいの感じでしょうか。
最後に蛇足。
胡散臭さを感じない,
リアリティを感じるお客様の声とは…
例えばこんな感じでしょうか。
「今回,このセミナーで
集客に関する方法論を
9つ教わりました。
現状,
うちの業種,うちのビジネスで…
このうち3つくらいは実践できそうな
印象を抱きました。
早速,
そのうちひとつを,今週水曜日に
試します。
成果があったら,またお知らせします」
くらいな感じでしょうか。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平