ヒット商品を生み出すための身も蓋もない秘訣

ヒット商品を生み出すための身も蓋もない秘訣

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,ヒット商品を生み出す秘訣
についてお伝えします。

 

 

どうすれば
ヒット商品を世に出すことが
できるのでしょうか。

 

秘訣があるとしたら
それは何なのでしょうか。

 

結論はいたって当たり前で
「シンプル」
な内容です。

 

これが実践できるかどうかですね。

 

 

以下,お付き合いください。

 

 

妙に耳に残る店内放送

 

 

某ファストフードチェーン店があります。
家から近いので,
朝食を食べることが多々あります。
そのまま,夜まで食べなかったり…

 

 

あるいは,
翌朝まで何も食べずに
その店でまたモーニング…なんてことも
たまにありますが。

 

 

食券制に変わり…
しかも,セルフシステムに切り替わったこともあり,
店員とのやりとりはほぼ皆無。

 

私のような
コミュ障には…
そこそこ居心地がよく…
といっても,ファストフードで
すぐに出てきて…
食べ終わったらさっさと退店しますが。

 

そんな店舗内には,
店内放送でBGMがかかっています。

 

一定時間ごとに,
そのチェーン店のラジオっぽい
宣伝番組が流れます。

 

だいたい1食する間に1回は耳にします。
たまに混んでいて,
食事ができるまでに数分待つとてn
2回聞くこともあります。

 

 

そんな中で,
妙に耳につく…
というか,耳に残る
宣伝がありました。

 

独特のイントネーションと
パーソナリティの人の
間延びした表現ですが。

 

これが,なかなかにインパクトがあります。

 

はじめて聞いたときは,
うざっ…と思い…
次に,コピーライター的に
その表現はどうよ…と思い…

 

 

でも,毎回聞いていると,
気になってきます。

 

ここは,
マーケッターらしく,
一度は食べてみるか…

 

…と思い,
そのメニューを注文。

 

 

食べてみました。

 

食レポがこの記事の目的ではないので
詳細は割愛します。

 

 

ひとことでいうと…

 

「特に言うことはない」

 

という感じでした。

 

 

食べた時点で…
まあ…このメニューは早々に
消えていくだろうなぁ…と
予測しました。

 

 

それから少ししたある日。

 

 

券売機で食券を買う時に,

「その後どうなったのか」
が気になったので…

いつもと違うメニュー画面を確認してみました。

 

 

すると,
「数量限定,なくなり次第終了」
と書いてありました。

 

案の定という他ありません。

 

 

予測は当たらない

 

 

要するに…
力を入れて売り出したはいいけど,
売れ行きは不調。

 

結果として
「定番商品」
になることなく,
そうそうに消えていったメニューだった。

 

…ということを意味します。

 

今回,
早々にメニューとしては
落伍していたわけで…

 

 

その理由をマーケッター目線で話すと
長くなるので日を改めて,
今日の時点では割愛します。

 

話を戻します。

 

 

今日のテーマである

 

「ヒット商品」についてです。

 

ヒット商品とは,
爆発的に売れ,すぐに消えていく
一発屋商品もあれば,
ロングセラー商品も…

 

ヒットと言えばヒットです。

 

今回の記事の趣旨としては
どちらかと言えば
後者に近いでしょうか。

 

さて。
商品コンセプトを考え
商品化して売り出した時に…
それは本当に売れるのか。

 

あらかじめ
様々なマーケティングリサーチをしたとして…
いざ,それをロールアウト…正式販売してみたら,
鳴かず飛ばずに終わる。

 

 

…ということは十分にあり得ます。
むしろ,その方が多いくらいでしょう。

 

プロ野球の世界では
3割バッターと言えば
かなり優秀ですね。

 

 

とはいえ
3割というのは10回に3回は凡退するのです。

 

 

そして,それは野球の話。

 

実際にマーケティングの世界で考えるなら…
ヒット商品を狙って
10打席1安打だったら,
かなり優秀な方ではないでしょうか。

 

 

打率を上げるために,
様々な仮説を立て,予測を立てても,
それでも外れるのです。

 

 

もっと極端に表現するなら…
競馬などのように
勝率が高ければ高いほど,
配当は下がります。

 

つまり,
確実に狙いにいけば行くほど,
「爆発的なヒット」
にはならずに…
より無難な結果に終わります。

 

その無難さではなく,
もっと上を狙うと…当然,空振りも増えます。

 

予測しても,
なかなか当たらない。
これが現実なのです。

 

 

ヒット商品を生み出す身も蓋もない秘訣

 

 

もちろん,
外れる原因はあり,
原因を取り除いて改善できることもありますが。
(今回は,おそらくこちらに当てはまるでしょう)

 

でも…そうでない場合もあるのです。
つまり,ヒットしなかったからヒットしなかったのです。

 

恋愛に例えるなら
わかりやすいかもしれません。

 

ある人がフラれたとして
その理由は…
「嫌いだから振られた」
わけではなかったとき,
その原因は何なのか。

 

告白に応える理由がなかったから…
言い方を変えると,
別に好きでも嫌いでもないから
付き合うことはない…
という感じになってしまうのでしょう。

 

 

ふわっとした表現で言うなら
「(恋人として)ピンと来るものが
何もなかった」
のでしょう。

 

これを以て

「ヒットしなかった」

ということになります。

 

では,
どうしたらいいのでしょうか。

 

 

この状況を打開して,
ヒット商品を生み出すにはどうしたらいいのでしょうか。

 

秘訣を一言で言うなら…

「数撃ちゃ当たる」

です。

 

 

本当に身もふたもないですね。
これが現実です。

 

ただ,あえて補足するなら…

 

 

数字に直面することです。
数字という現実に対して,
その数字は嘘だとか,正確ではないとか
変な言い訳を探そうとせず…

 

「想定よりも売れていない」

 

という現実に直面し…
売れていない理由を探す。
明らかに「外した」原因があれば
改善すればいいのですが。

 

多くの場合,
「なんとなく当たらない」
のですから…

 

 

その場合は,さっさと見切りをつける。

 

だから,
今回,上述のチェーン店で,
「なくなり次第販売終了」
という対応は,極めて的確だといえます。

 

そうそうに見切りをつけたのでしょうね。

 

そして…
売れない商品になんとかテコ入れするなら
そのリソースを次の新商品につなげるほうが
まだ可能性はあるでしょう。

 

 

数撃ちゃ当たる。
外れたらさっさと見切りをつける。

 

 

この点が必要なのでしょう。
執着して食い下がるようなマネは
避けたいですね。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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