こんにちは。
アップスタッツ経営研究会,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
数年前のこと。
ある対談動画を見たときのことです。
ナビゲーターAが,
脳科学と心理学に精通したB氏を呼んで
対談形式でB氏の知識をコンテンツとして
提供するものです。
つまり…
B氏が「招かれて」話す立場であり,
Bが権威者となります。
A氏は,そんなB氏を立てて,
いかに優れた質問で
B氏からすばらしい回答を
引き出すか。
そこにコンテンツとしての価値があります。
ところが…
動画を見ていて,
どうにも「嫌な気分」が拭えません。
B氏の話はすばらしいものです。
もっと聴きたいと思わせるものです。
ですが…
それ以上に,
動画を見ていることに関する不快感や
違和感がつきまとうのです。
なぜか。
違和感に気づいてから,
動画を観察することでわかりました。
A氏が話をしている瞬間,
A氏は普通に振る舞います。
そして
B氏が話し始めた瞬間,
A氏は居丈高に腕組みをするのです。
そして,B氏が話し終えると,
腕組みを解いて…
B氏が話しはじめると,即座に
居丈高に腕組みをするのです。
定義【居丈高(イタケダカ)】
上半身を伸ばすようにして、
相手を見くだすさま。
動画を見終えてから
ネットで調べてみました。
胸の上あたりの腕組みは,
・相手よりも,優位に立ちたい
・相手を,威圧したい
という心理状態なのだそうです。
つまり…
A氏はナビゲーターとして
B氏を尊重してティーアップすべき
立場にも関わらず,
B氏が話し始めた瞬間に,
「相手よりも優位に立ちたい」
アピールをする。
…なんて幼稚な自尊心の持ち主なのでしょうか。
ネット上では,
割とよく知られたマーケッター
なのですが…
「恥を知れ」と思った次第です。
ちなみに,
B氏とはリアルで会う機会があったので,
A氏の振る舞いについて尋ねてみたら,
「彼ってそういう所あるよね」
と笑い飛ばしていました。
B氏は…さすが,大人の対応です。
さて。
もう一度繰り返します。
胸の上あたりの腕組みは,
・相手よりも,優位に立ちたい
・相手を,威圧したい
という心理状態なのだそうです。
きっとあなたも
見たことがあるのではないでしょうか。
ネット上で,
何らかの広告があって…
その広告をクリックすると,
販売ページに飛びます。
…あるいは,
メルマガ登録ページ等かも
しれません。
そこで,
そのメルマガの執筆者や
サービス提供者の
顔写真が出ているのですが…
どういうわけか,
やたらと腕組みしている写真
ばかりです。
しかも,
胸の上あたりで腕組みして,
「相手に対する優位性」
を無意識にアピールしてくる…
あざといというべきか,
無様というべきか…
幼稚というべきか…
とりあえず,
見ていていい気分はしません。
見込み客に対する,
最低限の礼儀を考えると,
腕組みの写真を
トップページに持ってくるのは
論外と言えるでしょう。
広告をクリックして,
腕組みの写真が表示されたら,
即座に
command+Qボタン
です。
※command+Qボタン…
Macでのアプリケーション終了
ショートカットキー。
即座にWEBを閉じることができます。
具体例を紹介します。
フリー素材のサイトから,
写真を探してきました。
こちらの写真と…
こちらの写真。
比較して見てみることで,
腕組みしている写真が
あまりいい感じを
受けないのではないでしょうか。
さて,
不快感たっぷりな
腕組み写真。
例外があります。
私が非常に尊敬する
2人のコンサルタントがいます。
彼らのプロフィール写真の1つが
腕組みをしています。
ちょっと「残念」に思います。
それだけです。
あるいは…
「まあ彼らならば当然かも」
と思ったりもします。
それだけの知識経験実績があり
カリスマがあり,
気高いビジョンを抱えて
行動し続けているからです。
そして…
私自身,この2人とは
(それぞれ別ですが)
リアルで何度も会ったことがあり…
何度も懇親会などのお酒の場で,
いろいろ話を聞かせてもらったことが
あるからです。
…ということは,
「腕組みの写真が載っている
偉そうなWEBページを見て不快に思う」
のは…
もしかしたら
腕組み「だけ」ではないかもしれません。
もしかしたら,
「単純接触効果」
かもしれません。
単純接触効果とは
「ザイアンスの法則」
とも呼ばれます。
1.人は知らない人には攻撃的,
冷淡な対応をする
2.人は会えば会うほど好意をもつようになる
3.人は相手の人間的な側面を知ったとき,
より強く相手に好意をもつようになる
ざっくりとこの3つです。
つまり…
見ず知らずの人が,
イキナリ腕組みで威圧してきたら…
ただでさえ知らない人には
冷淡になるのに,
ますます不快になるだけです。
ただ…
単純接触効果によって,
2や3に進んでいけば,
腕組みしていても,
「まあこの人達だし…」
と思えるようになる。
というだけの話でした。
自分自身の権威性や有能さは,
「腕組み」
などの仕草でつたえるべきでは
ないでしょう。
まして…
出会い頭に
「オレが上で,
オマエが下ね」
などとマウンティング
してくるような人と,
仲良くできるでしょうか。
※マウンティング
…人付き合いの中で,
何事につけても相手をそれとなく貶め,
自分が優位に立とうとする行為や性向。
結論としては,
「腕組み」は
「百害あって一利なし」
という他ないでしょう。
本当に優れた知性や経験スキル,
そして権威性を持っている人は,
腕組みなどせずとも,
自然ににじみ出るものです。
A氏とB氏の対談では,
B氏が自然に権威性がにじみ出ていたので,
見れば見るほど,
B氏をマウンティングしようとする
A氏は滑稽という他ありませんでした。
WEBからの問い合わせや申し込みを
増やしたいならば…
方法は2つ。
1つが,「申し込みを増やすこと」を「する」。
もう1つは,「申し込みが減ること」を「やめる」。
そして…腕組みの写真は,
間違いなく「申し込みを減らす」行為です。
直ちにやめるべきでしょう。
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
他にも,WEBサイトの成約率を台無しにしてしまう
様々な要因はたくさんあります。
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