お金がない人に高いものを売らなければならい理由

お金がない人に高いものを売らなければならい理由

お金がない人に高いものを売らなければならい理由
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アメリカに、ある男がいました。
彼は、ビジネスに失敗し、借金が3000万円くらいありました。
返済の目処は立っていません。
返済どころか、生活の基盤である仕事も収入もありません。

住むところもなく、一家で、妹の家の地下室に住まわせてもらっていました。

毎日することもなく、夜になれば、テレビのスポーツ中継を見ながら、安酒に酔う日々。

…これだけを見ていれば、完全なる失敗者、敗北者だと言えるかもしれません。

ある日、彼はマーケティング入門のような講座を受講。
業界では誰でも知っているような超有名人からマーケティングを学び、感銘を受けました。
その後にある、本格的なマーケティングを学ぶ、高額な講座を受講したいと思いつつ、迷っていました。
迷う理由は、単にお金がないからです。

これまでずっと妹の地下室に居候しながら酔っ払った日々を過ごしていました。
お金なんてありません。
マーケティングの知識もなく、何をどうすれば、そのような日々から抜け出る道があるのかもわかりません。

目の前に示されたのは、到底今持ち合わせていないような価格のマーケティング講座。

彼はどうしたのか。
結論から言えば、買いました。
クレジットカードを10枚分くらいに分けて、分割して決済して、なんとかそのマーケティング講座を受講したそうです。

その結果どうなったか。

6ヶ月で、借金全額を返済し、妹宅の地下室から脱出し、新築戸建てを現金で購入したそうです。

この物語は、実話だそうです。
細かな数字や状況などは、私の記憶に基づくものなので、もしかしたら間違いがあるかもしれません。
ですが、大まかな流れは間違っていないでしょう。

この物語の二人の登場人物。
マーケティングの超大御所。それが、かの全米屈指のコピーライターであり、億万長者メーカーと称賛されるマーケティングコンサルタント、ダン・ケネディ。

彼の教えを受け、今や彼自身もマーケティング会の大御所として、特定の業種では知らない人はいないと言わるのが、ジェフ・ポールという人物です。

さて、この物語から何を学ぶべきなのでしょうか。
もちろん、学ぶべき点はたくさんあります。

読んだ人によっては、どこに注目するかも別れるかもしれません。

そこで、今日のタイトル。
「お金がない人に高いものを売らなければならい理由」
です。

集客や売上アップを生業にする者としては、本当に怖くて仕方がありません。
震えが来るほど、恐ろしいのが、この物語です。

なぜでしょうか。
あくまでも仮定の話です。

ダン・ケネディが、ジェフ・ポールに対して、セールスを戸惑っていたらどうなったでしょうか。
ジェフがどれだけお金がないのかを知り、セールスしなかったらどうなっていたでしょうか。

おそらくは、今もなおジェフは地下室にこもっていたかもしれません。
あるいは…地下室にこもることすら出来ず、もしかしたら自殺していた可能性すらありえます。

ダン・ケネディの特徴としては、効果が高く実践しやすい反面、世界レベルのマーケティングの重鎮。
当然、受講料は高くなります。
ダンが、
「私の講座は高いから、君にはふさわしくない。あきらめたらどうかね」
などと言っていたらどうでしょうか。

今や、ジェフに救われた、ジェフのような人もたくさんいるはずです。

そう考えると、私は自分のセールスやマーケティングについて、震えるくらいの恐怖を感じてしまいます。

もし私がセールスに失敗したら…そのせいで、目の前の経営者の売上を改善することができず、倒産に追い込まれたら…

そう考えると、本当に怖いのです。

これは私のような業種には限りません。
他の業種にも当てはまるでしょう。

相手にお金がないからといって、売るのをためらってはいけません。
それは、セールスに失敗して売上を逃した…というあなただけの問題ではすまないかもしれません。

あなたから買わなかったことで、顧客がどれだけ不幸になるのか、想像してみてください。

もしかしたら…売るのをためらった結果,顧客を幸せにできず…そのまま自殺してしまう,という可能性すらありえるのです。
セールスに失敗したら,顧客が自殺してしまうかもしれない。
…というのは流石に大げさですが,それでも顧客を不幸にしてしまう,という危機感は必要です。

以前にも紹介したとおり、お金がない人なんていないのです。相手が本気で欲しいと思えば、お金はどうにでもなります。相手がどうにかします。
あなた自身も、値引きするのではなく、分割払いや支払期限を延ばす…などの手助けはできるかもしれません。

そういったことをしてでも、何としてでも売ってください。
それは、あなたの「売りたい」というエゴの問題ではなく…場合によっては顧客のビジネスの将来を左右するかもしれないのです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
とはいえ、これは売るのをためらってはいけないということだけの話です。
どうやって売ったら良いかわからず、売上があがらないならば…
一度こちらをご覧ください。

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