未だにガラケーユーザーの私。
ただ,かなりボロくなってきました。
仕事で,WEBサイトのチェックをする関係上,
「スマホ画面」
が見られないのも困ります。
もちろん,パソコンから,うまく設定することでスマホ画面の表示はできます。
ですが,
「どこまでが第一画面」
すなわち,そのサイトを表示したときに,最初に目に飛び込む範囲は,スマホでないと,わかりません。
そこで…今さらですが思い切ってスマホを手に入れることにしました。
…と決めたのは良いのですが,どうして良いかわからず,契約しているキャリアのサイトをチェック。
すると,気に入った機種と,プランがあったので
「これでいいか」
と納得。
あとは,わからないのは,
「今,これを変えてしまうと違約金等が掛かるのか,かからないのか」
ということです。
そこで,満を持して,ショップへGO。
車がひっきりなしに行き交う,国道沿いにあるショップ。
店頭の前では,スタッフが大きな紙製の看板を掲げて,道行く車にアピール。
…ここへ行くのか?!
そのままスルーしたくなる衝動が起きましたが,ぐっと堪えて駐車場へ。
すると,その店員は,中に入り,入口前で,【気をつけ!!】状態でスタンバイ。
「手ぐすね引いて待ち構えている感」が,店の外までばりばりと伝わってきます。
やっぱり帰りたくなりましたが,そこを堪えて,思い切って中へ。
開口一番,
「本日のご用件を承ります」
ということで,私は
「機種変更について,あとは契約内容についてわからないことがあるので教えてください」
と回答。
案内された席で,改めて,
「(機種名)に機種変更をしたいのですが,今のプランで,今,機種変更をしてしまうと,違約金が掛かるでしょうか」
と質問。
すると…数分後。
なぜか,私は光回線について,いろいろ質問を受け続けていました。
数分間,記憶が飛んでいます。
おかしい。
なぜ私は質問をしたのに,なぜ私は光回線について,いろいろ質問に答えているのだろうか。
我に返って,
「私は,機種変更について,違約金が掛かるかどうかを知りたくて質問したのに,なぜこうして光回線について,いろいろ訊かれているのです」
と質問。すると,
「光回線と併用の場合,お安く出来るプランがありますので,それが提供できるかどうかを判断するために,伺っています。つきましては,次は…」
結局,回答になっていない回答です。
もはや,これは
「ブログにネタにするしかない」
と,こちらも開き直りました。
紆余曲折を経て,欲しい機種の在庫がない,と発覚したのは30分後。
席について,開口一番,その機種に機種変更したい,と伝えたはずです。
これは起こって良いのだろうか,キレたほうがいいのだろうか。
ちょっと悩みましたが,単にキレるのも面白くないので,ちょっと考慮。
店員は,一生懸命,私のお目当ての機種の後継機…あるいは,
「訊いたことがないメーカーの機種」
を売り込んできます。
適当にあしらいつつ,
「オンラインショップには,その機種が表示されていますが,ここにはないのですね?」
と,確認。
肯定する回答を受け取り,お目当ての機種の後継機について,
「金額が月額で1000円以上上がるのですが,それでも今日この店で,その機種に変更したほうがいい理由はありますか?」
と質問。
しばらくの沈黙の上で,
「ないですね」
とのこと。
最後に,
「最後に質問です。今日,機種変更したら,違約金は掛かりますか?」
すると,
「掛かりません」
とのこと。
「わかりました,ありがとうございました」
とだけ言って,さっさと店を出てきました。
おそらく,
「今日この店で,その機種に変更したほうがいい理由はありますか?」
という質問は,多くの顧客が,漠然と心の中で抱いている質問でしょう。
言い換えると,この質問にYESと答えられないならば,買う理由はないので,さっさと帰るだけ,となります。
何が何でも,この答えにYESと答えられるようにしておかなければなりません。
ですが,この質問以上に,大切な質問があります。
それは何でしょうか。
ちょっと考えてみてください。
あなたが顧客目線に立てば,一瞬でわかる質問です。
すなわち,
「違約金は掛かりますか?」
という質問です。
それを訊きにショップを訪れて,そして質問しているのに,答えない。
顧客が質問をして…それに答えない,というのは,顧客にどんな印象を与えるでしょうか。
私は,
「ああ,よっぽど,光回線と併用のプランを売り込みたいんだな。数字が厳しいのかもな…」
とか,
「オンラインで買い物されたら,この代理店の収益にならないからなぁ。オンラインで買い物させたくないんだろうなぁ」
と,内心ニヤニヤ。
その行き着く先が,先ほどの,
「今日この店(この代理店)で,その機種に変更したほうがいい理由はありますか?」
という質問になりました。
私は,セールスコピーライターです。
セールスが仕事です。
つまり,「セールスを受ける」のも,仕事の範囲だと言えます。
だからこそ,内心ニヤニヤで済みます。
ですが,欲しい機種を明らかにしておきながら,こちらからの質問に答えず,かつ相手が欲しい機種について在庫がないことがわかっていながら30分引っ張る。
これは,ひどい怒りを買っても仕方が無い可能性があります。
相手(ここでいう顧客である私)の都合を考えず,とにかく自分が売りたいものを売りつけよう。
そんな,いかにも悪いセールスの象徴的な行為を目の当たりにしました。
…こうは,なりたくないですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
とはいえ,どうしていいかわからない。
そんな方は一度こちらをご覧ください。