今日は、ついにMacBookのノートパソコンを買ってきました。
前から、アップルのパソコンが欲しかったのですが、なかなかタイミングやきっかけがなく、そのままWindowsを使ってきました。
ところが、どうしてもMacではないと対応していないソフトを使いたくなったので、買うことを決断。
先日の新製品発表に伴って、ついに購入を決断しました。
…問題は、買うことは決断できたとしても、
「何を買うか」
を決断することはできません。
なぜなら、WindowsPCだったら、それこそOSがWindows95の発売直後から使っているので、文字通り20年使っていることになります。
ところが、Macはこれがデビュー。
どれがいいのか、さっぱりわかりません。
そこで、Macの先輩である姉に聞いてみました。
新しい、MacBookという種類の、綺麗なゴールドのカラーリングに惹かれていたのですが、やはり姉は私よりも上です。
どこからともなく情報を集めてきて、MacBookはお勧めではない様々な理由を説明。
私も実に納得して、即時にMacBookはやめることに。
最終的に、2機種ほどに絞りこんで、店頭で店員に聞いてみることにしました。
となると、このブログをご覧いただいている方ならもうわかるかもしれません。
今日のネタは、アップルの店員のセールスぶりです。
決して安い買い物でもないので、せっかくの機会ですから素晴らしいセールスを期待したいところ。
ところが。
実に残念なことに、新人から少し毛が生えた程度。
新人だからだめ、ということではないのですが、期待したセールスマンシップは発揮してもらえませんでした。
ところで、セールスとは何でしょうか。
かつて、数年前にシドニーで出会った、セールストレーナーのパトリック・ヴァルテン氏によると、セールスとは、
「顧客が正しい決断をできるように助けること」
と述べています。
つまり、私としては、2機種までに絞り込んで、そこからどちらを選んだらいいのかがわからないから、店員にいろいろ質問をしたのに、回答が曖昧で判断材料として役に立たなかったのです。
「かもしれないい」
「〜とは限らない」
といった、断言しないセリフを繰り返していたので、諦めることにしました。
結局、適当に一番安い機種を買って帰ってきました。
では、どうすればよかったのでしょうか。
セールスマンシップを発揮するということであれば、単純に、
(1)なぜMacを買うのかを聞く
(2)その用途に必要な機種を勧める
たったこれだけです。
今回最後まで悩んだのは、メモリを増設するかどうか。
増設するならば、カスタマイズ版となるので、店頭で買うことはできず、オンラインで買うしかありません。
増設しないなら、その場で買えます。
私は単純にメモリを増設すべきか、しなくても足りるかがわからず、ずっと悩んで何度も質問をしました。
ところが、
「足りるかもしれない」
「足りないかもしれない」
この繰り返しです。
もし、セールスマンシップを発揮するならば、
「あなたの用途を考えると、メモリの増設は必要です。なぜなら…」
もしくは、
「あなたの用途を考えるならば、この機種のメモリ数で十分です」
と断言してもらえたならば、安心して買うことができるのです。
ところが、この断言をするのが、多くのセールスマンは怖いのです。
逆に、売れるセールスマンは、
「私なら絶対これがオススメです」
と断言できるのです。
これが、売れるセールスマンとそうでないセールスマンとの違いです。
今回は、仕事で使いたいソフトがあり、これ以上買うのを遅らせてその仕事が進まないほうが嫌だったので、適当に買いました。
けれど、Macデビューというイベントを、素晴らしいセールスマンと一緒に迎えることができなかったのが残念です。