世界トップクラスのWEBマーケティングの専門家にして,ビジネス戦略コーチであるリッチ・シェフレンという人がいます。
ジェイ・エイブラハムを始めとした,その業界のトップクラスの人と組んでおり…また,プロダクトローンチ・フォーミュラの提唱者であるジェフ・ウォーカーなどの「今となっては有名な人」を世に送り出した人として,「グルズグル(グルとは指導者。指導者の指導者)」と称賛されています。
そんなリッチの有料会員限定コンテンツを読んでいたときのことです。
ふと,気になる言い回しを見かけました。
そこで,その言葉をそのまま検索。
すると…?
札幌の,某コンサルティング会社のブログにたどり着きました。
そうです。
パクリです。
文末の表現や,「てにをは」をちょっと書き直しただけで…内容はほぼ丸パクリです。
そのブログを見てみたら…前後の記事も,丸パクリの記事です。
しかも…ブログの文末には,自社の名前が出ています。
つまり,引用した旨の記載すらなく,まるで自社のコンテンツであるかのような表現に見えます。
それが1記事ではなく,前後の記事すらも,同じようにコピペっぽい記載になっています。
さすがに…これは許しがたいものがあります。
なぜなら,有料会員限定コンテンツをばらまくのもどうかと思いますが…それ以上に,リッチのコンテンツを「自分の記事であるかのように」見せかけている振る舞いを放置するのもいただけません。
まず,該当記事をウェブ魚拓を確保しました。
http://megalodon.jp/
ウェブ魚拓(ウェブぎょたく)とは、WWW上のウェブサイト(ウェブページ)をキャッシュとして保存する無料のサービスである。(ウィキペディアより)
要するに,該当記事が削除されたら,パクった証拠が残りません。
そこで,まずは証拠保全です。
次に,そのブログの運営会社であるアメブロに通報。
有料会員向けコンテンツを自社のコンテンツであるかのように記載している,という点を強調して通報しておきました。
最後に。
このリッチ・シェフレンのコンテンツを扱っている会社にも通報。
いちいち,パクリになど対処していられない,とばかりにスルーされないように,非常に「イヤラシイ」通報の仕方をしました。
具体的には,「どっちがパクったのですか?」という表現です。
もちろん,札幌のコンサルティング会社のブログの方がパクったとは思うのですが,【「有料会員コンテンツ」である以上,他所のコンテンツを丸パクリして提供している可能性もありますよね】と,潔白を証明してもらう「ようにみけかけて」そのコンテンツの権利者側から断罪してもらうように働きかけました。
…これで,数日もすればこのブログも消滅することでしょう。
さて,今回はアメブロというブログ運営母体に「通報」というワザが使えました。
ですが…もし,ワードプレスなどの個別のホームページ媒体だったら,通報することはできません。
また,自分の記事やコンテンツをパクられたら…しかも,パクった相手の方が影響力があったら,「自分がパクった」かのように思われかねません。
ではどうしたら良いのでしょうか。
もちろん,法的にどう戦うのか…といった話を展開するのは,このブログのテーマではないので省略します。
予防策として,1つだけ紹介します。
私と同じように,ブログコンテンツを発信している人は,ぜひ実施しておいてください。
それは,
【無断転載禁止】
をきちんと明記しておくことです。
それに併せて,
【無断転載】
を確認した場合,どう対処するか,についても併せて書いておけば良いのです。
具体的には,
「無断転載を確認した場合には,原稿料として◯万円を請求いたします」
とブログに明記しておけば良いのです。
よく,月極駐車場などで
「無断駐車に対しては1万円請求します」
と表現を見かけることがあります。
あれは…法的には通りません。単に,損害賠償請求としては,近隣の駐車場の相場が請求できるに留まります。
ですが,それは損害賠償請求だから,という話です。
ここで「原稿料として」と書いておくことで,損害賠償請求ではなくなります。
つまり「言い値」が通るようになるのです。
額は低くても高すぎてもいけません。
低すぎるとパクリへの抑止力になりません。
高すぎると,逆に「ボッタクリ」などと糾弾されかねませんのでご注意ください。
パクリは,許しがたい行為です。
とはいえいちいち相手にするのも面倒です。
けれど…それを放置することで,お客様からの信頼を失うことになりかねない場合すらあります。
最低限の予防策ですが,やっておいて損はないでしょう。
最後に,言うまでもありませんが,Copyrightの表記はいれておいてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
2〜3通りしか集客法を知らない。
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