昨日は，ゲームに例えて，なぜ人は新しい習慣を身につけることができないのかについて解説しました。昨日の続きです。具体的にはどうしたら習慣が身につくのでしょうか。
習慣を身につけるにはメンタルパワー…精神力の大半を注ぎ込んで，身に付けたい習慣を９０日間繰り返すことです。
精神力には限りがあるので，おそらく手持ちの精神力の大半を注ぎ込まないと習慣化しないでしょう。
やることはたったコレだけなのですが…精神力には上限があり，消耗します。
今残っている精神力以上に消耗することはできません。
そこで，アプローチの方法は２つあります。
１つ目は，精神力の上限を増やすことです。
２つ目は，精神力の消耗を減らすことです。
ゲームがわかる人向けに表現するならば，１つ目が「最大MPを増やす」こと。２つ目が「消費MPを減らすこと」という感じのイメージになります。
今日は１つ目について紹介します。
１．精神力の上限を増やす
様々な本の記述や，私自身の実体験から言えることとしては…
「意識して精神力の消費量を増やす」
ことです。
例えば，多くの人は，毎日仕事をして日々生活をしています。
精神力の容量が１０の人がいたとして，，一日を終えて，精神力の残量が残り１とかくらいまで減った，疲れた状態で夜眠ります。
朝になったら回復して，また夜になって１まで減って…という繰り返しです。
これは，「意識して精神力の消費量を増やしている」とは言えません。
精神力の上限は増えないのです。
もし同じような生活サイクルで精神力の上限が増えるならば，年々楽になっていなければおかしいということなります。
ですが，実際には，同じような生活サイクルを繰り返していても，年々しんどくなりつつある，という人の方が多いはずです。
無意識にダラダラと暮らしているだけでは，精神力の上限は増えません。
ではどうしたらいいのか。
（１）意識してまとまった量を消費する
精神力の容量が１０の場合，１０とか９とかといった，まとまった量を消費すればいい，ということになります。
具体的には，今までにやったことのない何かに思い切ってチャレンジしてみることです。
それは仕事でもプライベートでも，なんでも構いません。
例えば，気になるあの人を，思い切って誘ってコンサートに行ってみる…とか。
終わって一息つくころには，ぐったりと疲れているでしょうが，それでも充実感や達成感も得られているはずです。これが精神力の上限を増やす源になります。
（２）限界ギリギリに挑戦
例えば，残量が１の時に，０．９消耗するような仕事をして，ギリギリ力尽きる寸前で踏ん張るのも効果的です。
（３）限界突破
もしくは，「反動」を恐れずに，一気に１０を大きく超えるようなことをするのもありでしょう。
ただ…反動でしばらく身動きとれなくなるかもしれません。
例えば，私は…２５歳で司法書士事務所を独立開業した後，２年ほどは「離婚法律相談」を受ける度に，３日ダウンしてました。
当時の私は，いかにメンタルが弱すぎなのか，ということですね。
あまりやりすぎてしまうと，鬱とかになりかねませんが，温室の中で過保護にしていても，メンタルは鍛えられません。
（４）決断を鍛える
この精神力ですが，言い換えると「意志力」だとも紹介しました。
意志を大きく消費するのが…「決断」です。決断をどんどん繰り返すことも，上限を増やす役に立つはずです。
具体的には，即決即断などが役に立つでしょう。
例えば，毎日やる行動Ａ，Ｂ，Ｃの３つがあるとします。
まず，Ａを終わらせます。
それからしばらく休むと…Ｂに取りかかるときに，意志の力を消耗します。
ですが，Ａを終えた勢いに任せてＢに突入すると，意外と手軽に済んでしまうものです。
だからこそ，ここは敢えて「意識」して「決断」することで，意志力を鍛えることが出来るようになります。
コツはとにかく，
「意識」
することに尽きます。
無意識でもなければ，惰性でもなく，その行動を能動的に選択することです。
以上，精神力の上限を引き上げる，いくつかの方法を紹介しました。
これで，より難易度の高い習慣形成にチャレンジできるようになります。
長くなりましたので，続きは明日です。
明日は具体的な習慣形成のテクニックを紹介しますが，それと併せて実施してみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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