「仕事ができない」と「無能」の違いと対処法

「仕事ができない」と「無能」の違いと対処法

「仕事ができない」と「無能」の違いと対処法
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

先日,
たまたま

「仕事ができない人は辞めてもらうべきか、否か」

というお題の記事を見ました。

 

せっかくのですので,
私もこのお題に乗って
書いてみることにします。

 

ただ…
ここは私らしく

「仕事ができない」と「無能」の違いと対処法

とでもしておきますね。

 

このタイトルを見て,
「…あいつのことだ!」
と脳裏をよぎる社員がいた
経営者は最後までご覧ください。

 

 

「仕事ができない」2つの原因

 

 

いまでこそ,
私は一人で法人経営をしていますが。

 

 

かつては
個人事業主として,
多いときに5人ほど
雇用していました。

 

10人,20人…と
何年も十数年も
従業員を雇用して頑張っている
経営者の方は…
本当にすごいですね。

 

 

私は数年で,
その体制をやめて…
今は完全に一人でやっています。

 

 

さて,
その少ない経験の中ではありますが,
試行錯誤をした上で
わかった,

 

 

「仕事ができない」と「無能」の違いに
ついてお伝えします。

 

逆に言えば,

 

「仕事ができる」

 

ようになるには
どうしたらいいのか。

 

細かく分けると
膨大になるので,
ここではたった2つ。

 

「その仕事ができるような仕組みを整える」

 

 

ことです。
研修だったり,OJTだったり
マニュアルだったり。

 

会社によっては
様々ですが,
まずは仕事を
「スキル」
として学べる体制を
整える…とでも言えばいいのでしょうか。

 

 

2つ目が,

 

「学んだ内容をできるようになるまで習熟すること」

 

です。

 

「学ぶ」と「できる」
は違います。
学んだ後に,
できるようになるまでには
相応の時間がかかるでしょう。

 

仕事の内容にもよるでしょうけど,
相応の時間を習熟に充てることで,
仕事ができるようになります。

 

 

ですので,

 

仕事ができない原因は,
この2つを裏返せばいいのです。

 

つまり…

 

きちんと仕事が学べる体制が
整っているかどうか。

 

「教わってもいないことを
当然にできるようになる」

 

わけがありません。

 

「仕事を見て覚えろ」
とか,
「盗め」
みたいなものは…

 

 

その社員に対する
義務を放棄していることに
他なりません。

 

例えば,
新人社員がいて,
その新人社員が
仕事を覚えられないなら,
その新人社員の面倒を見る
義務がある上司の責任です。

 

しっかりと,
研修なりOJTなり,
マニュアルなり…で,
仕事を学ぶ体制を整えるのは
生産性を確保するためにも
重要です。

 

 

そして…
一度学んだら,
それでできるようになるか。

 

日本語には,

「板につく」

なんて表現がありますよね。

 

 

この状態になるまでは,

 

「わかるけどうまく行かない」

 

ことは当然にあるわけです。
完璧主義の会社で,
「1回でも失敗したら懲戒」
みたいなところでは
仕事は覚えられないでしょう。

 

「ある程度」
の期間,うまくいったりいかなかったりする
前提で,上司や同僚のサポートを
得られる状態が必要です。

 

この2つが揃わなければ,
「仕事ができない」
状態になり…
最終的に,
「仕事ができない社員」
の責任は,社長が負うことになります。

 

ですので…

 

 

私が従業員を雇用していた頃は,
徹底的なマニュアル主義でした。

 

新人が入ってくると,
すでにいる事務員に
研修を任せます。

 

研修の内容は…
私が作った
マニュアルどおりに
進めることです。

 

そして…
マニュアルを読んでも
理解できなければ
意味がありませんから…

 

マニュアルをきちんと
読んで理解するための
「学ぶための技術」
までを伝授していました。

 

ですので,
私の仕事は,
「最終チェック」
だけにしていました。

 

マニュアル化への経緯

 

マニュアルができるまでは
大変でしたけれどね。

 

わからないことは全部
私に質問されますから,
その都度,仕事が中断して
集中力がふりだしに戻ります。

生産性は…皆無でしたね。

つまり,この状況を脱しなければ,
私はいつまでも
「自分の仕事ができない」
わけですね。

 

なので,
マニュアルを整備しました。

 

具体的には,

「従業員から聞かれた質問は,
一切口頭で回答しない」

ことにしたのです。

 

質問への回答を,
すべてマニュアルという形で
A4サイズ1ページ〜2ページ
程度のないようにまとめて
文書にして,
従業員全員に
「回覧」
させたのです。

 

ツールは3つ。

 

私に質問する前に過去に
発行された回覧をチェックする

回覧をチェックしても
問題が解決しない場合にだけ
私に直接質問をしてもいい

上記2の場合に私は新たな回覧を発行する

 

 

という感じですね。

 

そして…
新人が入ってくると,
この回覧をあらかじめ決められた内容に従って
読み進めて…場合によっては
実践することになります。

 

 

その実践サポートまでを,
既存の社員に任せる,という流れです。

 

これで
私は仕事に集中できるようになり,
事務所から離れても
回る体制を築くことができました。

 

 

「仕事ができない」と「無能」の違い

 

…ということで,
「仕事ができない」
原因は主に2つあります。

 

 

この2つの問題には
適切に解消すべき義務が
経営者にあります。

 

ですので…

 

「それらのことをやった上で」
なお,その仕事ができないのであれば,

 

それは
「仕事ができない」のではなく「無能」です。

 

 

言い換えると,
「学ぶ気がない」
「実践する気がない」
ということですね。

 

今日のお題の元となった

 

「仕事ができない人は辞めてもらうべきか、否か」

ということでしたが。

 

私の回答は明確です。

 

「仕事ができないならば
経営者の責任なので
できるようにしなければならない」

 

「無能な人は一刻も早く追放」

 

です。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平

 

追伸

 

ご覧いただいたとおり,
今日ここまでの間に
一言も
「モチベーション」
という言葉はありません。

 

会社は,
モチベーションがあろうとなかろうと
回る体制にしないと,
いつまでも
「社員のモチベーション」
に振り回され続けることになるでしょう。

 

 

 

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