こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は…
ちょっとマニアックな話を
します。
お題は，
「なぜ社長・経営者は忙しく【してしまう】のか」
という感じでしょうか。
ですので，
「忙しい」
と感じることが増えてきた
社長・経営者の方は
さらに忙しくなる前に，
ぜひ一度考えていただきたい内容です。
最後までお付き合いください。
きれいな机
私が…
社会人デビューして
間もない頃の話です。
国家資格を取得後，
いすれはその国家資格で
独立開業しようと思い，
ある大型事務所で
丁稚奉公していたことがあります。
その事務所内での話です。
ある人の机は，
「混沌」
です。
いつもグッチャグチャ。
ですので，
自分の机では
作業できません。
ですので，
外回りをしている人の机を
勝手に使って作業して…
そして，その人の机も
グッチャグチャにしていきます。
そして…
離席して，そのタイミングで
私が外回りから戻ってきたら，
自分の机が混沌に飲まれているわけです。
あれは…
新手の嫌がらせなんだろうか…
私，いじめにあっているのだろうか。
なんてかんがえてしまったことがあります。
一方。
事務所のある先輩の机は，
いつもものすごくきれいです。
そして…
仕事もはやく，
１９時すぎにはさっさと
帰っていきます。
私は慣れておらず遅いので，
いつも２３時過ぎても
帰れなかったのですが…
彼は，１９時すぎには
さっさと帰っていきました。
机の上は
ピカピカでした。
その
人の机を無断で混沌化させる人も，
さすがにその先輩の机は
手を出さなかったのは印象的でした。
では…
その先輩の仕事量というのは，
多いのでしょうか。
少ないのでしょうか。
１９時に帰るその先輩と，
２３時過ぎても終わらない私。
どちらが多く，
仕事をこなしているのでしょうか。
まちがいなく，
私ではなく先輩でしょう。
私は忙しくバタバタバタバタ
していたのですが。
その先輩は，いつもすずしげに
仕事を片付けて帰っていきます。
つまり…
端的に言えば，
「忙しさ」
とは，
仕事量の問題ではなく
主観的なものだ，
ということです。
忙しさの正体
極端に言えば，
「心の状態」
ですね。
どれだけ未処理の仕事がたくさんあっても，
涼しい顔をして余裕を持って取り組んで
居られるなら…
忙しい，というほどにはならないでしょう。
一方，
仕事に慣れておらず，
なかなか進まない私は，
忙しくて仕方がなかった。
要するに，
忙しいか，そうでないかは，
その個人の主観だということですね。
言い換えると…
主観的に，
「心の余裕がなくなればなくなるほど
忙しさを感じていく」
ということになります。
忙しさを生み出す要因
端的に言えば，
自分自身です。
つまり，
自分の行動言動振る舞い在り方の
何かが，
自分に忙しさをもたらしているのです。
それは何なのか。
もちろん，
いくつもあります…が。
一つ紹介します。
忙しくしてしまう，
というのは，
自らの「コントロール」が及ばない
領域の要因をたくさん抱えているからですね。
例えば…
多くの場合，天候というのは
コントロール外となります。
忙しい中，
雨が降って，
交通の便が悪くなっても，
それはやむを得ないことです。
雨の影響で仕事に支障が出て，
忙しさを感じることになります。
同じように，
不可抗力ではないにしても，
「コントローのおよばない」
あるいは，
「コントロールを強いられる場合」
に…
忙しさを感ことでしょう。
具体的には…
３日後の１５時に
予定をいれるとしまし。
予定を
入れるとどうなるのか。
その３日後の１５時に
予定が入っている…
という前提で行動することになります。
もし…
その３日後の１５時の予定を
ずらしたり…
あるいは，その前に予定をねじ込んだり…
なんてことをしたら
どうなるのか。
コントロール外の領域が増えて，
更に忙しさを感じることになります。
これが，
忙しさを感じる原因です。
忙しさを感じる原因については
冒頭で書いたとおり，
「自分で自分のことを
忙しくしてしまっている」
ことなのです，
忙しさを回避するコツ
例えば…
１日経過後に
「明日に１５時に，
なんとか予定を入れたい」
…といわれたとします。
ですが，３日前から
１５時に予定が入っています。
そのときに，
「では調整しますので
お待ち下さい」
…なんてやること。
これが忙しさをもたらす
最大の原因です。
ですので，
対策は割と簡単。
ここでの場合，
「その日は無理です」
…と言えばOKだ
ということですね。
毒をもって毒を制す
ですが…
つい，
「なんとかしましす」
と言ってしまうから
忙しいわけです。
そして…
それをやめるように言って，
それですぐに改善できるなら，
とっくに忙しさから卒業している
ことでしょう。
ですので，
半強制的に…
毒をもって毒を制すことができれば
いいわけです。
私も，
かつては次から次と，
予定を入れて，変更しては…
自縄自縛に陥っていました。
ですが…
北海道に引っ越して，
ある程度したら，
それはなくなりました。
なぜか。
数年の間は，
非常に頻繁に
東京に行っていたからです。
飛行機の便というものは，
基本的に変更はききません。
高額の，変更可能なチケットも
ありますが。
私は安いチケットだったので，
お金を払って飛行機のチケットを
買ったら…
その日のその時間に，
その便に乗らなければ
いけなかったのです。
それを
「最優先」
にして…
そのために様々な調整をして，
段取りをして…
その流れで，
無駄を省き，
スケジュールの改定を防ぎました。
これを続けることで，
日程調整のちからが身につき，
「その日は先約があります」
と言えるようになり…
そして，
自らを不毛に忙しく
させてしまう状況を脱することができました。
飛行機という
「コントロールが及ばない要因」
というもので，まさに毒をもって毒を制すことが
できたのです。
つい，
自ら忙しくしてしまう
タイプの方は…
スケジュールを組んだら，
それを断じて動かさないようにする。
それを意識するだけで，
大きく変わることでしょう。
健闘を祈ります。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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