こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,紹介について考えていきます。
紹介のリスクと,
紹介の付加価値。
この両面から考えた上で,
改めて紹介をいただけるには
どうしたたらいいのかについてdす。
以下,お付き合いください。
クライアントからのある依頼
クライアントから問い合わせを
いただきました。
といっても,業務には直接関係ない話です。
ある法務手続きをしたい。
私がかつて法律系国家資格で
仕事をしていたのをご存じの方なので,
今もやっているかどうか。
やっているなら依頼したい…
とのことでした。
もちろん,
やっていないのでお受けすることはできません。
この手の資格ビジネスは,
登録して上納金を毎月支払いしないと
資格を名乗れませんから。
…とっくに登録抹消した身としては
依頼をつけたら違法です。
なんて話をしたら,
「この案件を処理できる,
信頼できる人を紹介して欲しい」
という要望を頂きました。
この点も,無理ですね。
そのクライアントは,
関東圏在住。
私が関東に住んでいたのは20年近く前まで。
当時,丁稚奉公していた
事務所や…その事務所から
独立した先輩はいますが。
登録抹消した身としては
関わり合いにはなりたくないです。
「なんで登録抹消したの?」
「飽きたからです」
なんてやり取り,したくないですから。
<参照>
そもそも,
「信頼できる人を紹介して欲しい」
という要望です。
20年以上会っていない人を
紹介するわけにはいきません。
紹介のリスク
紹介は,
リスクを伴います。
仮に,
私がクライアントに,ある人を紹介する場合。
私の信用があるから,その紹介された人は
信用されるのです。
つまり,
その紹介された人が,
信用を損ねるような真似をした場合,
その人自身のクライアントへの信用を
損ねるのではなく…
私への信用が損なわれるのです。
例えば,
その前職の時のこと。
ある行政書士が,仕事の依頼をしました。
職務分野の範囲で,
行政書士が依頼を受けたら
違法になる案件を,
私に外注するという流れです。
その後,
私が登録抹消して…
その行政書士からまた依頼があったので,
「登録抹消したので依頼を受けられません」
…と答えたところ,
「代わりに,信頼できる人を紹介して下さい」
…と言われたので,
ある人を紹介して対面の場を設けたら,
その場で,
「やっぱり必要なくなったので結構です」
といって門前払いとなりました。
その紹介する方を連れて行った私としては,
釈明に困るわけですね。
紹介してくれといいながら,
紹介したらその場でやっぱりいらない…という
その行政書士に問題があるのは当然として。
そんな人間を紹介してしまった
私にも落ち度がある…ということに
なってしまいます。
これが,紹介のリスクです。
紹介付加価値
逆に考えると…
紹介できる人をどれだけ揃えているかどうか。
これは,
付加価値になります。
つまり,
リスクを負って立てるくらいの覚悟で,
「この人を紹介できます!」
というのは,それだけ価値提供ができることに
他なりません。
例えば,
私がどれだけ歯科医難民かを
このブログで何度もネタにしてきました。
先日など,
左が痛い…と電話予約時,
受付時,診察室で歯科衛生士から問診を受けた時…
…と3回も答えたのに,
歯科医師が右の歯を診察し始めた時は
どうしたものか…と途方に暮れたものです。
だから,
本当い信用できる歯科医師を
紹介してもらえたら,
ありがたいものですね。
…この生涯において,
これまでの人生で最も腕が悪いと
明らかに実感できる歯科医も
実は紹介だったのですが…まあそれはさておき。
誰かに,
自分の信用を担保にして
「この人は信用できます」
と保証してもらうようなもの。
そんな紹介をできる人がいればいるほど,
大きな付加価値になりますね。
又聞きなので,
裏は撮っていませんが。
生保のセールスマンで,
大きな成果を上げている人が…
本当に信用できる,紹介できる人を
たくさん抱えているので…
「なんかあったらあの人(セールスマン)に連絡すればいい」
というポジションを確立。
それだけで,
逆に「生保ならあの人」と紹介をもらい続けるようになった,
という話は聞いたことがあります。
紹介をもらうシンプルな方法
ここまで話をしてきた上で…
紹介をもらうために
どうしたらいいのでしょうか。
もちろん,
紹介をもらう,
テクニックや方法論は
いくらでもあります。
このブログでも,
過去に記事にしてきたことは
何度もあります。
が。
そういったテクニック
「以前」
の話として,
こんな問いをしてみて下さい。
「私は,
相手が自分の信用を担保に
紹介してもらえるほど,
信用に値する人物だろうか」
技術や腕…スキルだけではなく,
人間としての
振る舞いや言動,
何よりも在り方。
ここから,更に改善,改良する,
という視点を持っておかないと…
「誰かご紹介下さい」
なんてお願いすることがあったとしても,
「検討します」
…で流されることでしょう。
私も,
もっと研鑽していかないと,
いけないですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平