キャリアとスキルの選択基準

キャリアとスキルの選択基準

キャリアとスキルの選択基準
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東京スカイツリーのふもと,
ソラマチの中にある「キャンディ・ショータイム」。
キャンディの販売店です。
 
ここで,
キャンディを扱った
パフォーマンスを披露しているのだとか。
 
実際,
この店でレジに客が並ぶうちの60%が,
このパフォーマンスの後。
 
 
ということで,
このパフォーマンス自体は
かなりセールスとしての
販売促進効果があるのがよくわかります。
 
 
ところが,
このパフォーマンス。
 
素晴らしいは素晴らしいのですが,
習得して実際に店頭で披露できるまでに,
少なくとも1年は掛かるのだそうです。
 
 
…というニュースを見たところ。
 
 
一緒に見ていた人が,
「どんな業界でも,
このように時間を掛けてスキルを
磨かないとダメだね」
とのこと。
 
 
 
 
そこで少し考えてみたいのが,
このキャンディショーを
披露できるだけのスキルは…
 
1年掛けて時間を掛けて
身につける価値があるかどうか。
 
 
少なくとも,
このパフォーマンスは
この会社の店舗で働いている間しか
使えません。
 
 
余所で自分のキャンディ店を
オープンしたところで,
このキャンディショーを
そのまま披露するのは…
いろいろな問題がありそうです。
 
 
また,キャンディというものを扱う以上,
このスキルを他に流用するのは
出来るかどうか何とも言えません。
 
 
重さ10キロ,温度80度のキャンディを
笑顔で振り回すスキルである以上,
他に使い道はありません。
 
習得する過程で身につけた筋力だったり
忍耐力だったりというものは,
役に立ちそうです。
 
けれど,
筋力や忍耐力を身につけるために,
キャンディショーのスキルを
身につける理由にはなりません。
 
 
では,
このキャンディショータイムのスキルは,
価値のないものなのでしょうか。
 
 
比較するために,別の例を出します。
 
これも,食事中に見ていたテレビ番組より。
 
江戸時代の巨匠,
浮世絵師歌川広重の作品,
名所江戸百景「大はしあたけの夕立」について
取り上げていました。
 
どんなものかはURLをご覧いただくとして。
激しい雨が降っている風景を
「木版画」で再現するための
職人技術について,詳細が報道されました。
 
 
実際,その職人曰く,
「非常に難しい」
「これを身につけるには何年もかかる」
とのこと。
 
では,このスキルは役に立つのでしょうか。
 
 
先ほどのキャンディショータイムよりは,
汎用性がありそうです。
 
この雨の木版画を作成できるだけの技術があれば,
他の版画も作成できそうです。
 
 
ただ,キャンディショータイムのスキルと,
木版画作成のスキル。
決定的な違いがあります。
 
それは,生産物の価値です。
 
 
キャンディショータイムのスキルで作れるのはキャンディ。
せいぜい数百円程度でしょうか。
しかも,この会社に居ないと使えないスキルです。
 
 
一方,木版画のスキルは,
様々な作品を作り出すことができ,
しかもスキルが高ければ
価値のある作品となります。
 
 
たくさんの時間をつぎ込んで
身につけたスキル。
 
それだけの代償を払って
身につけたスキルは,本
当に価値はあるのでしょうか。
 
 
キャンディショータイムのスキルは…
個人的には「完全な自己満足」
でしかないように思えます。
 
その為に,
必死で努力して
1年間を棒に振るのは,
いいのでしょうか。
 
 
これは,
決して「正しい」「間違っている」
という問題ではありません。
 
その時間という代償を払って
スキルを身につけようとしている本人が,
理解しているかどうか,
という問題です。
 
 
個人的には「士業」全般的に,
同じ傾向にあるような気がします。
 
さすがに,
キャンディショータイムのスキルよりは
汎用性があるとは思いますが
「未来がない」というところでは,
さほど変わらないような気がします。
 
 
士業の未来がなぜ無いのか。
 
これについて話すと長くなるので,
1行でまとめると。
 
「資格取得者>資格登録者(営業者)>廃業者」
という等式になる以上,
どんな資格もいつかは必ず飽和状態になる」
 
ということ。
 
 
飽和状態になるということは,
ありふれた価値がない…
言い換えるとコモディティ化してしまうこと。
 
そんな,
未来がない業界にしがみついているのは,
タイタニックの中で
「沈まないから大丈夫」と
ふんぞり返っているようなものでしょう。
 
 
効率や将来を考えて,
スキルやキャリアを選択することが大切です。
 
ただ…効率だけを考えていても,
効率的な人生を歩み続けたところで,
そんな人生面白いのか,
という問題もあります。
 
自分自身のライフプランと,
身につける将来やスキルを
照らし合わせることが
大切ではないでしょうか。
 
 
 
最後に。
 
どんな時代でも,
「汎用性が有る」
「廃れない」
「価値のある」
スキル。
 
それは,
コピーライティングやマーケティング,
あるいはセールスといった
「売れるスキル」に
他ならないと思っています。
 
 
ちなみに,
例えば「フェイスブックマーケティング」などといった,
局所的な戦術レベルのマーケティングは
すぐに廃れます。念のため。
 
 
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