伝わったことが伝えたこと

伝わったことが伝えたこと

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先日、久々に有料のセミナーを開催しました。
そこで話をした内容の一部。
それが今日のタイトルです。

「伝わったことが伝えたこと」

この考え方をする限り、コミュニケーションにおいて自由になれます。
例えば、
「そんなことを伝えたつもりはないのに…」
と思うことはあるでしょう。
それは、伝えた側の責任です。
…と考える限りにおいて、自由になれます。

もし
「それは誤解です!そんなつもりはなかったのです」
と相手に言うことで、相手に対して、
「あなたが間違っていて私が正しい」
というメッセージを無意識に伝えることになります。

つまり、その「誤解」を相手に責任転嫁していることになるのです。

もしここで、
「私の伝え方が拙くて失礼しました」
の一言が言えるならば、そのコミュニケーションにおいて責任を取っていることになります。
相手に責任転嫁せずに済むのです。

繰り返します。
「伝わったことが伝えたこと」
なのです。
その商品やサービスの良さを、どれだけきちんと伝えているでしょうか。

こちらをご覧ください。
スタバ立て看板
今日、スターバックスで見かけた立て看板です。
(撮影が下手で少々ブレております。申し訳ありません…)

単純に、商品の見た目からだけでは、
「バターが増量したかどうか」
なんて、わからないでしょう。

食べてみたとしても、分からないかも知れません。
しょっちゅう食べていたり…あるいは食べ比べてみないことには、なかなかその味の差に気付くことは難しいでしょう。

想像してみてください。
ラーメン店Aの味噌ラーメン。
ラーメン店Bの味噌ラーメン。
ラーメン店Cの味噌ラーメン。
これらを100点満点中何点なのか、採点することはできるでしょうか。
私には…せいぜい、AよりCのほうが好み…程度にしかわからないでしょう。

同じように、バターが多少増量したところで、その味の違いに気づく人は稀です。

ということは、味の違いについて、コミュニケーションをしない限り、伝わらないのです。
そこでこの立て看板の登場です。

職人気質で、味に自信があればあるほど、
「食べればわかる」
と、ろくにコミュニケーションしようとしない人がいます。
それで、何が伝わるのでしょうか。

味は良くても顧客が少ない店は、得てしてコミュニケーションの絶対量が少ないのです。
伝わったことが伝えたことなのです。
どれだけ、その商品やサービスの良さを伝えているでしょうか。

伝えようと努力しないかぎり、伝わることはなりません。

スタバのこの立て看板の内容。
これが良いか悪いかということではありません。
味の違いを伝えようと努力している、ということを見習うべきなのです。

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