悲しい言葉の使い方

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たまに見かけるのですが、法律用語の「少額訴訟」を「小額訴訟」と記載する人がいます。
辞書で調べると、
「少額」→少ない額
「小額」→単位の小さい金額
(いずれも明鏡国語辞典より)
とあります。

あくまでもこれは私の想像です。
少ない金額で、なぜ裁判になるのか。
裁判の手間暇コストは、金額の多寡と比例はしません。
もちろん、少ない額のほうが簡素な事案である比率は多いかもしれません。

ですが。
裁判手続というのは、その人を精神的に疲弊させられるものです。
誰だって裁判などしたくもないでしょう。
…それでも、どうしても裁判せざるをえない、そんな人のために、少しでも手間や負担を軽減して楽に裁判制度を利用するためのもの。それが少額訴訟です。

言葉の意味がわかっているならば、「小額」訴訟、などという言葉にはなるはずがありません。

先日、
「返金保障をしてはいけない会社」
という件名でメルマガが来ていました。

大辞林によると、「保障」と「保証」の使い分けを次のように説明しています。

「保証」はその人物や物事は確かで間違いがないと請け合うこと
「保障」は地位・権利・利益などが侵害されないように保護し守ること

この場合は、どちらがふさわしいのでしょうか。
元はといえば、リスクリバーサルの一環で、満足行かない、納得行かないなどの場合に、返金請求できることを意味します。

その商品やサービスが、本当に顧客のためになる、と絶対の自信を持っており、万一そうでなかったとしたら、責任を取ってお金を返します、と解釈することになります。
ならば、ここでは「保障」ではなく「保証」が適切です。

世界ナンバーワンマーケティングコンサルタントのジェイエイブラハム。彼は、高等教育を受けていたわけではありませんでした。そこで、辞書を手に入れて、1日5つの言葉を覚えて、正確な言葉を使うように心がけていた、といいます。

本当に伝えたいことを伝えるには、言葉を正確につかわなければなりません。
この小さな使い分けの努力が、ジェイを世界ナンバーワンにまで押し上げたのかもしれません。

世界ナンバーワン…とまでは行かなくても、言葉の意味の本質を知らずに、コピペやパソコンの自動変換に任せた文章ばかりを読んだり書いたりしていることで、どんどん言葉の本来の意味から乖離していきます。
その結果が、薄っぺらい、伝わるものが何もない文章。
そこにあるのは、抜け殻でしか無い悲しい言葉の集まりです。

繰り返します。
本当に伝えたいことを正確に伝えるには、言葉を正確に理解して使わなければならないのです。

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