【宗教観】なぜ日本人はクリスマスを祝うのか

【宗教観】なぜ日本人はクリスマスを祝うのか

【宗教観】なぜ日本人はクリスマスを祝うのか
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こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

クリスマス・イブが本番な感じがして,
イブをすぎると,すっかりクリスマス終了
という雰囲気ですね。

 

 

今日はタイトルの通り,
なぜ日本人がクリスマスを祝うのかを
お伝えします。

 

クリスマスに限らず…

 

正月にお寺に行き…

 

2月になるとバレンタインデーがあり…

ハロウィンはよくわかりません。

クリスマスになると大騒ぎ。

 

そして…年が明けると,初詣。

 

また…
結婚式は教会。

 

葬式は住職を読んで読経してもらいます。

 

 

 

この日本人の宗教観。
…不思議に思ったこと,ないでしょうか。

 

 

この点も含めて
簡単に解説いたします。

 

 

その前に。
いつものお約束から。

 

アップスタッツ経営研究会ならびに
当ブログは,特定の宗教を
擁護・支持あるいは非難する
意図はありません。

 

あくまでも知識・教養の一貫として
以下ご覧ください。

 

 

 

キリスト教を受け入れない日本人

 

私は10年間プロテスタントの学校に
通った関係で…
あるいは親族にキリスト教徒がいることもあり,
牧師や神父と話す機会がたまにあります。

※牧師…プロテスタントの聖職者
※神父…カトリックの聖職者

※私自身は,キリスト教徒ではありません。

 

何人かの牧師に,
興味本位で尋ねてみたことがあります。

 

私「過去10年間で,
  キリスト教徒の増減に関しては
  どのような感じでしょうか」

 

牧師「ほぼ横ばいで,
   日本人口の1%程度です」

 

どういうわけか,
同じプロテスタント系でも
微妙に流派が違う,
複数の牧師が
同じように回答されました。

 

プロテスタント系の元締め団体から
模範解答でも示されているのでしょうか。

 

 

日本人口は約1億2600万人。
ということは…
キリスト教徒は約126万人いる
ということになります。

 

…実は大嘘なんですけどね。

 

 

 

キリスト教信者数…盛りすぎ

 

 

宗教の信者数は、
文化庁『宗教年鑑』平成29年版によると、

(他の宗派の信者数につき省略)
キリスト教系が191万4196人(1.1%)、
(他の宗派の信者数につき省略)

 

合計1億8226万6404人となり、
これは日本の総人口(約1億2600万人)の
およそ1.5倍にあたる。

 

したがって複数の宗教の「信者」として
数え上げられている国民が
確実にいることになるが、

 

一方で個々の国民へのアンケート調査などでは、
「何らかの信仰・信心を持っている、
あるいは信じている」
人は2割から3割という結果が出ることが多く

 

逆に総人口を大幅に下回る数しか
宗教の「信者」がいない、
または「信者である」と思っていない、
ということになる。
(Wikipediaより。他宗派のデータは省略)

 

つまり,
何らかの信仰を持っている人は,
日本人口の3割程度なのに,
各宗教団体の届出数を見ると,
日本人口の1.5倍ということになります。

 

まあ,朝●新聞も発行部数を水増しする時代です。
統計の取り方その他もろもろの事情により,
まあ,何らかの事情でほんのちょっと,
たった1.5倍ほど増えてしまったのでしょう。

 

ということは,
均等割で計算すると,
各教団の信者数を1.5で割り…

 

もともとは,3割くらいしか
信仰がないのですから,
3割を掛けることにします。

 

キリスト教

約191万4000人÷1.5×0.3=38万2800人

 

これを仮にキリスト教徒の人数とした場合。

 

1億2600万人÷38万2800人≒329人

つまり,キリスト教徒の割合は,
329人に1人(約0.3%)ということになります。

 

0.3%しかいない
日本国内の希少生物,キリスト教徒。

 

世界最大の宗教にもかかわらず,
なぜ日本国内ではここまで
キリスト教が受け入れられないのかについては,
今日のテーマではないので省略します。

 

…にも関わらず,
クリスマスになると,
国全体が沸き立っています。

 

これはなぜなのでしょうか。

 

 

日本人古来の宗教観

 

これは,私が大学時代に
日本文化論概論を学んだ時に
教わった話です。

 

日本人にとって
「神」
とは,恐ろしい,畏れ多いもの。
ただ,恩恵も授けてくれる存在。

 

なので…
日常的にそばにいるのは
おっかなすぎます。

 

 

ですので…
年に1回,「祭り」の時に
降臨してもらい…
ひたすら歓待します。

 

 

そして…
まつりが終わると,
神様の世界に帰っていただく。

 

これが日本古来の
「神」
との付き合い方とのことです。

 

一番わかりやすい例として,
秋田の「なまはげ」が有名です。

 

なまはげのような恐ろしい存在が降臨して…
人々に祝福を授けてもらい,
歓待したら…あとはさっさと帰ってもらう。

 

 

これが,日本の宗教観です。

 

 

そして,日本人は昔から
八百万の神とお付き合いがあります。

 

 

キリスト教にしてみたら,
唯一絶対神のはずですが…
日本人にしてみたら,八百万の神の中の
一柱でしかないのでしょう。

 

※神は「一柱」「二柱」…と数えます。

 

 

受け入れられるキリスト教系の行事

 

そう考えると,
キリスト教系の出来事が
受け入れられる理由が
わかるのではないでしょうか。

 

 

クリスマスは,
イエス・キリストの生誕を
祝っているのではないでしょう。

 

 

サンタクロース,という
「年に1回,訪れる存在」
を祀っていると言えます。

 

 

バレンタインも,
聖人バレンタインにかこつけて,
製菓メーカーのプロパガンダが
ヒットしたと言えます。

 

 

最近は,
某浦安ネズミの国が,
「イースター」
を盛り上げようとしています。

 

 

クリスマスはともかく,
イースターは,本気で宗教洗脳です。

 

<参照>

 

 

おそらく,イースターが
クリスマスやバレンタイン,
ハロウィン(?)のような
流行り方はしないでしょう。

 

あとは…
ペンテコステ(聖霊降臨祭)も
ありますが,
これはあまりにもマイナー過ぎます。

 

 

…ということで。

 

 

なぜ,日本人は
キリスト教を信じないのに,
クリスマスを祝うのか。

 

 

…そもそも,
祝っている人はどれくらい
いるのでしょうか。

 

 

身も蓋もないですが,
12月25日が
イエス・キリストの生誕の日ではない…
ということ自体も
知らない人は多いでしょうからね。

 

 

この話を知る実質的な意義

 

このまま,「雑学」で今日の話を
終わらせてもいいのですが。

 

私があなたにこの話を紹介したかった
理由がひとつあります。

 

あなたは…
どれくらい海外に行くことがあるでしょうか。

 

私は…
今でこそ海外に行くことは減らしましたが,
かつては自己啓発やセミナーで
年に何度か海外に行っていました。

 

 

海外の文化に触れると,
やはり宗教や「神」というものに
触れざるを得ないことがあります。

 

 

信仰の自由はあるのでしょうが…

 

 

「そもそも神を信じていない」

 

というだけで,
外国人の目からみたら
完全に狂人のように見える…
なんて考え方があるようです。

 

なので…
日本人ならではの独特な宗教観を
知っておくことで
「日本人は神を信じていないわけではない」
ということを理解いただけたら
幸いです。

 

 

最後に蛇足。

 

自分の妻を「カミさん」と呼ぶ男性がいますが。

 

八百万の神と同列に扱うなんて,
よほど,畏れ多く,頭が上がらない
存在なのでしょうね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

 

追伸

 

クリスマスも終わると…
今年もあと1週間ありません。

 

今年の成果…これで満足ですか?

 

このまま年を越して…大丈夫ですか?

 

 

今までと違う年越し,そして
来年のロケットスタートを
切りたい方は,
今すぐこちらをご覧ください。

 

今日のテーマに関する記事はこちらです。
合わせてご覧ください。

 


    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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