なぜ割引をするのか、その目的

なぜ割引をするのか、その目的

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今日は,このブログを書く前に温泉に行ってきました。
というのも,今日は6月19日。
温泉チケットの回数券を買ったのですが,有効期限が6月20日まで。
あと1枚残っているので,明日も行かないと無駄になります。

さて,この温泉チケットの有効期限は,6ヶ月。
そして,月に3~4回程度は行っています。

仮に月3回だとして,3回×6回=18回。
ですが,回数券は10枚綴り。

最低でも18回(実際にはもっと多く行っていますが…)も行っているこの温泉。
なぜ,回数券を使い切れずに,有効期限ぎりぎりに慌てて行くハメになったのでしょうか。

理由は,非常にシンプルです。
行ったときに回数券を使わなかったからです。

北海道の源泉掛け流しで露天風呂もある,そんな温泉ですが,入浴料は1回500円。
回数券は10枚綴りで4000円。

回数券を使えば,源泉掛け流しの温泉を1回400円で入浴できるわけです。

温泉地にいない方にしてみたら,かなりリーズナブルに感じるのではないでしょうか。

そんな,リーズナブルな回数券を使わなかった理由。
それは,
「使うと損」
だからです。

毎週1回,
「半額デー」
なるものを開催。

つまり,500円の半額,250円で入浴できるのです。

回数券を使って400円で入るのはもったいない話です。

忙しい中,週1回くらいは腰痛の湯治に温泉へ…とは思うのですが,その週1回を,その半額デーにぶつけるため,どうしても回数券の出番は先送りになります。
その結果,有効期限ぎりぎりという事態になったのです。

さて,今日のテーマは
「値下げ」
の目的です。

割引の目的はいろいろありますが,ひとつは新規顧客獲得。

一度も利用したことのない顧客に対し,半額にすることで心理的抵抗を低くし,気軽に来てもらえるようにする,という考え方です。

…そう考えると,今回のこの割引は機能していると言えるのでしょうか。

というのも,冒頭で書いた通り,私自身が何度もその割引を利用しています。
週1回通う,その日をその割引の日にしているので,回数券が期限切れ目前…という事態になったのです。

常連客に対して割引してしまうと,そのまま利幅が下がるだけ。
その週1回,割引した日だけ来る,ということになると,割引した分を他で回収できなくなります。

そもそも,500円の入浴料を半額の250円。
入湯税も掛かるわけですから,赤字ではないでしょうか。

効果的ではない,割引のシステムです。
新規顧客に限り,割引する…というったシステムにしないと,上手くいかないでしょう。

余談です。
もしかしたら,事実は正反対の可能性もあります。

というのも,この施設は完全に「源泉掛け流し」です。
凄いことに,シャワーから出てくるお湯までが,温泉です。

ということは…掛け流しでどんどん湧き出てくる温泉をそのまま入浴用のお湯や,シャワーにまで回せるので,通常の施設よりもコストはかなり抑えられます。
そう考えてみると…250円の廉価販売で,売上や利益を出そう…そう考えているのかもしれません。
割引した安い日に何度も来てもらう事で,最終的に「LTV(顧客生涯価値)」を上げる考え方…なのかもしれません。

なんとも,利幅の低い戦略です。

個人的には,
「その温泉がどれだけ価値があるのか」
を説明して,
「そのすばらしい温泉が【たった500円】で入れる」
と思ってもらう為に知恵を絞った方がいいのでは,と感じる次第です。

とはいえ,ユーザーとしては,250円で源泉掛け流しの温泉に入れるのはありがたいことでもあります。

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