なぜ吉野家で1万円札を出したらいけないのか

なぜ吉野家で1万円札を出したらいけないのか

なぜ吉野家で1万円札を出したらいけないのか
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

 

こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

 

まだ私が学生時代の頃です。
草木も眠る丑三つ時を過ぎた頃。
その時の私は,コンビニで夜勤のバイトをしていました。

 

 

搬送されてきた日配(弁当など)商品を陳列。
当時は夜勤と言えば
一人でやるのがスタンダード。

一番大変なこの仕事を一人で片付けて,
ほっと一息ついた直後のことです。

サイレンこそ鳴っていないものの,
赤色灯を輝かせたパトカーが駐車場に入ってきました。

 

 

警官が一人,
パトカーから降りて店内に入ってきて,
店員である私を見た瞬間。

 

「さっき,あっちのコンビニで
強盗出たから。気をつけてね」

とだけ言い捨て,立ち去っていきました。

 

 

それだけ言われても,
どうしていいかわかりません。

とりあえずレジの中の1万円札を,
投函式の金庫に放り込む
くらいしかできませんでした。

 

 

さて,今日のテーマは1万円札です。

 

ちょっと想像してみて下さい。
これから,あなたはランチをして,
午後にアポをこなして,
夕方から,ある集まりの懇親会に参加するとします。

 

 

お金の使いみちは,次のとおりです。
(1)ランチ 吉野家 500円
(2)コンビニ ペットボトルのお茶 160円
(3)有料駐車場 1200円
そして,
(4)懇親会 参加費4500円

 

懇親会の幹事から,
「くれぐれもお釣りは出ないように,
ちょうど持ってきて下さい」
と言われています。

 

ふと,財布を見たら手持ちの紙幣は
1万円札だけ。
銀行で両替…はさすがに面倒ですので,
どこかで1万円をくずすしかありません。

 

そこで問題です。
あなたは,上記(1)〜(3)の,
どこで両替をするでしょうか。

 

あるいは,(1)〜(3)の,
ここだけはないな,
と思うのはどこでしょうか。
考えてみて下さい。

 

 

実際に,
吉野家で1万円札で
支払いをしたことがある人は,
ご存知でしょう。

 

会計時に1万円を出すと,
店員がそれを受け取って,

「1万円入ります。両替をお願いします」

と大声で掛け声をして…
いったんバックヤードに引っ込みます。

そこで,別の店員に両替を
してもらってから,
またレジ前に戻ってきて,そこから

「1,2,3,4,5,6,7,8,9000円
先にお返しします…」
というやり取りになります。

 

店員による1往復分,
時間がかかるわけです。

もちろん,セキュリティ的な都合もあるでしょう。
あるいは,店員による
お金の扱い方の手違いを防ぐため
かもしれません。

 

ただ,払った側である私からしてみたら,
面倒で時間がかかる話です。
できれば,そんなまどろっこしい
やり取りをせずに済ませたいものです。

 

 

…だから,
吉野家で1万円を出してはいけないのです。
なぜなら,面倒だからです。

 

これは,
ひとつの象徴的なエピソードです。

 

つまり,
店舗営業において,
1万円札…というものは,
お釣りに使うことができない以上,
貯まれば貯まるほど,
「ある意味」負担になります。

 

もちろん,売上としては,
あればあるほど嬉しいものです。

 

ですが,
現場のオペレーション的に考えた場合,
顧客が次から次と1万円
ばかり出されると,
非常に困るわけです。

 

 

そこで,
1万円札を「なるべく出さない」
ようにしてもらう必要があります。

だからといって,
「1万円札のご利用はご遠慮ください」
と書くと違法です。

なぜなら,
紙幣には強制通用力があるので,
拒否することは許されないからです。

 

余談ですが,
硬貨は20枚まで強制通用力があります。

つまり,1万円の支払いを,
500円玉20枚ならOKですが,
100円玉100枚だと
強制通用力がないので「お断り」しても許されます。

 

 

話を戻します。
拒否できないけど,拒否したい。

その打開策が,
吉野家のオペレーションです。

「安い,早い,うまい」
をモットーの吉野家において,
とても「早い」とは言えない
1万円札による決済。

 

これは,遠回しに

「1万円札を出すと,
時間がかかって大変でしょ。
今度からできるだけ出さないでね」

というメッセージに感じます。

 

このような,
暗黙のメッセージが
「仕組み化」されているのです。

一方,大局的なのは,コンビニ。

基本的にコンビニは
このような仕組みがないので,
誰もが気軽に1万円札を出します。

私も上述の(1)〜(3)のうち,
(2)のコンビニで1万円札を出すでしょう。

 

なぜなら,
1万円札をそこで使うことに対して,
何一つデメリットはないからです。

 

さて,今日の本題,本当のテーマは,
「顧客への教育プログラム」
でした。

 

吉野家で1万円札を無意識に
回避してもらうためのプログラム。

それが,
一度バックヤードにもどって両替,
という仕組みです。
(もちろん,吉野家が,
1万円札回避を目的として
このような仕組みにしているかどうかは不明です。
あくまでも私の推測です)

 

「教育」という言葉を使うと,
とても上から目線の偉そうな
感じになりますが…

 

教育することで,
顧客にとってメリットのある買い方,
商品の使い方などをきちんと
プログラムしてみる。

それが「仕組みの導入」です。

ぜひ,
いちど顧客にとってベストな状態になるために,
あなたの会社から
何をどれだけ買ったらいいのかを,
プログラミングしてみて下さい。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
とはいえ,どうしていいかわからない。
そんな方は一度こちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください