ビジネスで【不幸】にならないための選択基準

ビジネスで【不幸】にならないための選択基準

ビジネスで【不幸】にならないための選択基準
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このブログで何度も紹介している,世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント,ジェイ・エイブラハム。
今は違うのですが,かつてジェイ・エイブラハムのビジネスパートナーとして活躍していたコンサルタント,スパイク・ヒューマという方がいます。

彼から聴いた,とても印象深い話があります。

ある会社のCEOから依頼を受けて,スパイクがコンサルティングを実施したそうです。
現在,仕事の依頼は受注可能件数の4倍程度。
依頼を断る状態が続いているので,対策を取って欲しい…という依頼だったようです。

そこで,スパイクはその依頼に応えて,結果的に6倍くらいまでの案件を受注できる体制を築きました。
その結果,どうなったのか。

そのCEOはどんどん不幸になっていったのだとか。
「不幸」という言葉はあまりにもざっくりしすぎていますので,補足します。

そもそも,幸せとは何でしょうか。

ある定義によると,
「可知の目標に向かって不可知ではない障害をくぐり抜けて向かっていく過程」
なのだそうです。

否定形が混じっていて分かりづらいので,言い直します。
自分にとって明確な目標に向かって,分かっている障害を突破していく過程ということになります。

この考えを反対に考えると,不幸とは何かが分かります。
つまり,
「目標が明確ではないこと」
「障害が分かっていないこと」
この2つが,不幸の原因ということになります。

話を戻します。
このCEOは,なぜ不幸になったのでしょうか。

あとから発覚したのですが,彼女は自分の手の届く範囲で,顧客とコミュニケーションを重ねながら仕事をしていくことがしたかったのだそうです。
ただ,案件が増えていき,断ることが多くなってしまい…その罪悪感に耐えかねて,依頼を受注できるようにしなければ…と思い込んでしまったようです。

結果的に,自分の本来の目標から外れたことをしてしまったので,不幸になってしまったのだとか。

スパイクは,それを受けて,また時間を掛けて,会社を元の状態に戻していったのだそうです。

このエピソードから,非常に興味深い学びがあります。

話が変わります。
先日,ある集客に関するWEBセミナーを受講していたときのこと。
集客のポイントの1つに,チームビルディングの重要性を解説していました。

そこで,私は講師に質問。
「今1人でビジネスをしていて,この気楽な状態がいいのですが…チームビルディングは本当に必要なのでしょうか」
といったことです。

私にとっては,集客するよりも,チームビルディングを構築する方が,ずっと困難に思えたからです。

また,私が尊敬する世界的な権威者,例えばジェイ・エイブラハムだったりダン・ケネディなどは,本人の他に少数のアシスタントがいる程度。
ジェイ・エイブラハムは知りませんが,ダン・ケネディは,1人しかおらず…しかも,アシスタントとダン・ケネディ本人は,アメリカの東海岸と西海岸くらいに距離がある場所にいるのだとか。
電話での打ち合わせは,たった週1回のみ。
ダン・ケネディは,メールも携帯電話も使っていないのだそうです。

そう聴くと…それでもダン・ケネディはものすごい額を稼いでいるわけです。
必ずしも,チームビルディングは必要ではないように思えます。

けれど、逆に言うならば、ダン・ケネディは今もなお最前線で働き続けている…ということもできます。
もちろん、この生涯で使い切れないだけの資産を持っていることでしょう。
ですが…彼が最前線で働くビジネスモデルは、どうしても限度があり、本人が仕事を辞めれば、いずれは収入が止まるものです。

一方。
チームビルディングを構築しておけば、チームで結果を出せるようになるので、いずれは最前線から手を引いても収入は維持されることでしょう。
あるいは、自分の伝えたい価値を世の中に広げていくにあたって、自分ひとりで頑張り続けるよりも、よりダイナミックな結果になることでしょう。

この2択…
一人でがんばる代わりに、他の人に責任を取らなくていい、気楽なビジネスを展開するか。
それとも、チームビルディングを構築して、より自分の価値を世の中に広げていくか。

あなたはどちらがいいでしょうか。

ここでのポイントは、すでに正解はあるのです。
あなたの中で、どちらが正解なのかは無意識に選択しているのです。

その無意識の答えと、意図的な答え。
これが一致しないと悲惨なことになります。

例えば、無意識に「人と関わるのは大変なので、自分ひとりでできる範囲で結果を出そう」という思いを抱いているのに気付かなかったら悲惨です。
周りの人たちがチームビルディングを構築しているのを見て、
「自分も素晴らしい人達と一緒に仕事をしないと…」
と思ってしまったならば、冒頭で紹介したスパイクの例のように、「不幸」になります。
なぜなら、自分の目標を理解していないからです。

改めて、自分のビジネスの行く末を、見つめ直してみてはいかがでしょうか。
なぜなら、ビジネスは自分の人生の3分の1…場合によっては2分の1以上の時間を占めていることになります。
自分のビジネスが、間違っていたら、人生の3分の1、2分の1を不幸なまま過ごすことになる。
それは避けたいでしょうから。

追伸
不幸の原因の2つ目。
それは、目標に対する障害がわかっていないこと。
もし…頑張っているのに結果が出ないなら、見つかっていない障害が原因かもしれません。

結果が出ない、本当の障害を突き止めたいと思うのなら、
一度こちらをご覧ください。

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