私の悪い癖の一つに、メガネを掛けたまま眠ってしまうというものです。
ベッドで横になりながら本を読むのが好きで…そのまま寝落ちしてしまいます。
すると、メガネを掛けたまま眠ってしまうので、寝返りなどを打つことで、微妙にフレームが歪んでしまうのです。
微妙な歪みっであっても、視野が狂ってしまいます。
視覚に微妙なずれや歪み、距離感の違いから、頭痛を引き起こす原因になってしまいます。
解決方法はただ1つ。
メガネ店に持っていって、調整してもらうしかありません。
ということで、早速メガネ店に調整に行ってきました。
行く度に思うことがあります。
それは、どうすればいいのかが分からないことです。
その場で調整してもらうことで、何となく良くなったような気がします。
ですが…家に帰って、本を開くと、どうにも据わりが悪い。
じゃあ、はじめから、フィットするように指示すればいいのですが、それができないから困るのです。
結局のところ、本当に自分にとって、一番いい状態かどうかなど、口に出せないのです。
私の場合。
お世話になった、ある方が居ました。
当時、そのメガネ店の店長でした。
彼に任せれば、自分にとってもっともフィットした状態に仕上げてくれます。
ただ、問題は彼に任せないと、座りが悪いままだということです。
彼自身が今、札幌に異動になったため、地元に近い店舗で調整してもらったのですが、どうにもまだ据わりが悪い。
話は変わります
髪が伸びてきたので、散髪してきました。
私のブログをご覧の方なら、何度か話題にしています。
そう、某10分1080円のチェーン店です。
私は散髪中の何も身動きが取れない時間帯が長く続くのが嫌なので、10分で散髪が終わるというのが気に入っています。
…正直言うならば10分は長すぎます。できれば3分。長くても5分くらいで終わるなら、倍の料金を出してもいいと思っています。
それはさておき。
椅子に座り、前掛けなどのセットが終わると、必ず訊かれます。
「今日はどうしますか?」
訊かれる度に、私は思います。
「そんなこと訊かれてもわからんよ」
なぜなら、自分にとってどんな髪型がベストなのか、なんてことは考えたことが無いし、誰かからアドバイスを受けたわけでもないからです。
仕方がなく、単に長くて洗髪の手間が面倒なので短いほうがよく…けれども、刈り上げてしまうことで、人相の悪さが強化されてしまうので、
「刈り上げない程度に短めでお願いします」
と言うしかありません。
結局、自分にとってどんな散髪の仕方がいいかなんて、口に出しようがないのです。
…だからこそ、自分の代わりに、言葉に表現できない思いを言語化してくれる人に対して、人はファンになるのです。
なぜなら、他の誰からもそのようにしてもらえなかったからです。
私の場合、メガネ店の例で言うならば、自分にとってベストな調整をしてくれるので、彼が異動になっても、時間とタイミングが許す限り、彼の元で調整したいと思っています。
実際、今年彼から3つ目のメガネを購入しました。
メガネの耐用年数は、3年程度だと言われていますので、なかなか長い付き合いだと言えます。
それも、彼が自分にとって最高のメガネ調整をしてくれるから、彼から買うしか無いのでう。
散髪に関しては、自分にとって、ベストな髪型というものを言語化してくれる人がいれば、きっとその人の元に通うでしょう。
多少散髪時間が長くとも、我慢すると思います。
なぜなら、それ以上に価値がある散髪ですから。
今日は2つの例を紹介しました。
売上を上げる戦略の1つに、リピート購入を増やす、というものがあります。
そのための細かな戦術はたくさんあります。
けれど…それらを超越するのが、
「顧客自身が言語化出来ない思いを言葉にしてあげること」
です。
ずっともどかしい思いをしていながらも解消されず、ますますイライラする中で、思いを言葉にしてもらえたならば、
「そうそう、それを言いたかったんだよ」
となります。
これまでにない恩義を感じます。
人は恩義を受けたら返したくなります。返報性の法則です。
こうして、リピートを獲得することが出来るのです。
どうしたらリピートしてもらえるか…の前に、顧客の思いに敏感になるほうが、ずっとずっと効果的でしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
言うだけなら簡単ですが、実行するのは大変です。
どうしていいかわからず、悩むきらいならば、時間がもったいないので
一度こちらをご覧ください。