顧客を育てる「言葉」の使い方

顧客を育てる「言葉」の使い方

顧客を育てる「言葉」の使い方
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メールボックスに送られてくる,あるメールの件名。
いつも送られてくるメルマガの会社なので,開封率は高い方です。

ですが…その中でも,どうしてもより注目してしまう件名があります。
なぜか。
特定のキーワードがあったからです。

私は会社員経験がほとんどありません。
大学卒業後,就職せずにその年の7月に司法書士試験を受験。
そのまま入院して手術。
11月には最終合格しましたが,しばらく自宅療養とリハビリの日々。
合格者向けの研修にすら参加できず,ようやく翌年の3月に,都内の司法書士事務所に就職。
3年間は修行しようと思ってたけど,耐えて耐えて耐え…きれずに,2年でドロップアウト。

どうしても就職というものが合わなかったようです。
なので,一般の会社員経験というものはないので,あくまでも推測と伝聞でしかありません。

例えば,課長。
課長というのは,なったその日から課長なのでしょうか。
もちろん,辞令が出て課長として任命された以上,当然その日から課長です。

では,その日から即日課長らしく振る舞って,課長としての職責を果たすことが出来るのでしょうか。
その日から,課長としての経験から学んだことを発揮できるでしょうか。

もちろん,出来るわけ無いでしょう。
なぜなら,その日に課長になった以上,それ以前には課長としての権限と立場を経験したことがないからです。

あくまでも想像です。
その課の古株の人たちが,微笑ましい気持ちで見ながら,新米課長に対して,
「課長」
と呼び続けることによって,その人は課長としての自覚が生まれ…目の前の仕事に打ち込んでいくことで,経験・スキルを高め,いつしか本当の課長としてふさわしい知識経験・そして振る舞いを身につけることが出来るのでしょう。

ということは,
「課長」
になったから課長として振る舞うことが出来るのではありません。
課長として呼ばれ続け,努力をすることによって,本物の課長となることなできるのです。

そして,最初の一歩が,
「課長」
と呼ばれることなのです。

話を戻します。
数年前のある日。
1枚のハガキが届きました
私宛のハガキです。

私が,マーケティングやコピーライティングのセミナーコンテンツを購入している,某社からのハガキでした。

内容はよく覚えておりませんが,大体こんな感じです。

「当社で上位3%に入るVIP顧客として認定いたします。
今後は,VIP専用窓口をご利用下さい」
そして,専用のメールアドレス,電話番号が書いてありました。

まして,
「このメールはVIPの方限定で送っておりますので,他の人にシェアしないで下さい」
と書かれたメールも,たまに届くようになりました。

ここまで書かれると…私もVIPとしての自覚が出てくるのでしょう。

「VIP専用」
と書かれたメール件名には,どうしても反応してしまいます。

こうして
「顧客を育てる」
のだな,と実感します。

つまり,顧客に対して
「あなたはVIPです」
と言います。まずはじめに言葉があるのです。

その後…実際にVIPとして扱うことを積み重ねることによって,顧客はVIPになるのです。
…実際,私はこの会社にいくら使ったことやら。

冗談はさておき。
常連客というものは,得てして自分が常連客だと気づいていないものです。
少なくとも私も自分が上位3%に入る…などとは思ってもいませんでした。

ですので,顧客に
「あなたは常連客です」
「あなたはVIPです」
ときちんと伝える。

これで,顧客を「常連客」として定着させたり「VIP」として育て上げられる土台ができるのです。

日本人は謙虚なので,
「あなたは常連客ですね」
と言ったら,
「いやいや,私よりも…」
と謙遜されることがあるでしょう。

そんなときこそ,
「そんなことないです。あなたのように真剣に通ってくださるお客様はほとんどいません」
等としっかり伝えてください。

きっと…ますます熱心にかよってくれるようになるでしょう。

ぜひ試してみて下さい。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
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