こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は,
最近特に加速している,
オンライン化の流れの中で,
あらためて必要なものについて
ざっくりと話をしていくことにします。
武漢コロナの関係で,
人と人が直接相対する機会が減り,
オンラインで済む流れが増えました。
この流れが更に進むと,
オフラインで直接対面することが
忌避されたり,
あるいは,
「今どき直接対面なんて時代遅れ…」
みたいな風潮ができる…
かもしれません。
もちろん,
電話や手紙が今の時代において
なくなっていないように,
直接対面することの重要性は
完全に無くなることはないのですが。
それでも,
トレンドとして,
オンラインで済ます
流れは増えているでしょう。
そんな今だからこそ
改めて
考えておきたい話です。
Amazonって何屋さん?
さて,
ここで問題。
Amazonって
何屋さんでしょうか。
私のような,
古い人間の感覚で言うなら,
Amazonといえば,「本屋さん」という
イメージが強いですね。
つい先週,
Amazonで鍋を買ったばかりですが。
それでも,
Amazonといえば,
本屋さんというイメージです。
実際,
Amazonは,
その黎明期において,
まず「本」の販売からはじめました。
これはなぜでしょうか。
今の時代からすると
考えにくいのですが。
あなたの感覚を
「20年前」
に巻き戻してみてください。
きっとわかる…かもしれません。
20年も前に,
オンラインでショッピングをする。
その感覚って
あったでしょうか。
当初は,
オンラインで
クレジットカード情報を提供すること
そのものが危険視されていた
時代もありました。
そんな状況下で,
相手がどんな人かわからず,
送られてくるものも,
どんなものかわかりません。
写真では,
とても良く写っていたとしても,
届いてみたら,
どうしようもないような
デザインだったり…
機能がクズだったり…
なんてことが,
あるかもしれません。
まして,
繰り返します。
オンラインで,
相手の顔や正体が
わからない以上,
クレームを言っても,
解決しないかもしれない。
胡散臭いし,怪しい。
注文しても,
どんなものが来るかわからない。
だから,
オンラインで買うのではなく,
対面で買う。
そんな時代だったのでは
ないでしょうか。
だから,
Amazonは,
「本」
を売ったのです。
なにせ,
本というものは,
全国どこで手に入れても,
モノは同じですからね。
地元の書店で買おうが,
Amazonで買おうが,
手に入るものは
同じです。
オンライン取引における
数々の不信感の中で…
少なくとも,
商品に関する不信感だけは
完璧に取り除いたわけです。
このように,
まずは,
「信頼性の高い」
商品を売って,
そこで信頼性と関係性を築き…
その繰り返しで,
今のように…
それこそ,鍋だろうが服だろうが,
大抵のものは売れるように
なったわけです。
それは,
Amazonがこれまでにずっと
蓄積してきた,
取引実績における信頼性が
あるからですね。
だからこそ,
小さな販売店も,
「Amazon」
という信頼性の欲しさ故に,
Amazonを介して,
取引をする,という流れになっています。
言い換えると…
そのような場合,
Amazonという
「ガワ」
がなければ,
とても信頼性に乏しく,
なかなか商取引は成立しない,
ということですね。
別に,
「胡散臭い」
とか
「怪しい」
とか
「サギ臭い」
という,
信頼性がマイナスの状態
ではなく…
単に,
信頼性がプラマイゼロなので,
取引する気になれない,
という話です。
ここまでを前提に,
ちょっと考えてみて
ほしいことがあります。
取引の基準
あまりないことでは
あるのですが。
他所ではなかなか手に入らず,
ある会社でだけ
その商品が手に入る…
とします。
仮にここではA社とします。
いろいろ調べた結果…
A社の扱っている商品であれば,
自分の目的を果たせそうだ…
ということがわかりました。
さて,
あなたは,その商品が
欲しいと思ったときに,
「何を基準に」
A社から実際に買うか,
それとも買わないか…
つまり,更に他の購入手段の
検討に戻るか,ということですね。
さて,
「何が基準に」
なるでしょうか。
実際,
私は過去に…
職場近くの整骨院を
探したものの,
どの整骨院も,
ネット上に大した情報がなく,
断念した,
なんて話を書いたことがあります。
<参照>
つまり,
オンライン全盛時代だからこそ,
オンライン上に,
取引をするかしないかを
判断できるだけの情報がなければ…
その時点で終わるのです。
実際に,
オンライン上に十分な情報があれば,
検討した上で…
実際に問い合わせするかしないか,
という段階に進みます。
情報がなければ,
そこまでの段階に進まないのです。
必要なのはリアリティ
では,どんな情報が
必要なのでしょうか。
上述の例では,
私はぎっくり腰だったので,
整骨院を探しました。
整骨院は,
「柔道整復師」
という国家資格者の人が
必要になります。
では,
柔道整復師の認定証やら,
認定番号やらがネットに出ていれば,
それだけで十分なのでしょうか。
まあ,
私が探したときは,
「それすらなかった」
のですが。
そんな
認定証やら認定番号だけで
選ばれるなら世話ない話です。
誰もがそれを載せて,
それだけで済まそうとすることでしょう。
だからこそ,
もう一度繰り返します。
「何を基準に」
実際に,
購入なり問い合わせなり
するでしょうか。
その内容は,
「コレ!」
とこの場でお答え
できるわけではありません。
なぜなら,
あなたにとっての取引基準を
満たしていたとしても,
私は買わないかもしれない。
その逆もまた同じ。
例えば,
ホームページ上に,
カピバラの写真がいっぱい出ていれば,
「カピバラ好きに悪い人はいない!!」
なんて思って,
私ならつい問い合わせしてしまう
かもしれない。
…けれど,
あなたはきっと
そうではないでしょう。
このように,
見込み客次第で,
どんな情報が必要なのかは
わかりません。
だからこそ,
ここでお伝えしたいのは,
「リアリティ」
です。
つまり,
このオンライン全盛時代で,
対面で会わないのが当たり前に
なりつつある今このとき。
本当に,
この人は存在するのだろうか。
…なんてわざわざ意識的に
疑問に思う人はいないでしょうけど。
それでも,
無意識下に感じる
「信頼性」
というのは,
その人の存在感です。
「本当にこの人はいるのか。
それともいないのか」
オンラインだったら,
人間を捏造できてしまいますからね。
だからこそ,
存在感が伝わるだけの情報量を
オンラインに載せておく。
これが今の時代に必要なのです。
例えば…
私という人間は存在するのか。
毎日毎日,
これだけの情報量を発信していますからね。
少なくとも,
存在感があるかないか,
という点で,私を疑う人など
いないでしょう。
これは一つの例です。
まずは,存在感が
伝わるだけの情報をオンラインに
載せておく。
これが,
今の時代の…
最低限のスタートラインと
なることでしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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最近はちっとも
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ですので,
お詫びも兼ねて,
来週に
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詳しくはまたこのブログにて。
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