力技で売ってはいけない2つの理由

力技で売ってはいけない2つの理由

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今日は、私が嫌いな話をします。
まぜ嫌いなのか。それは自分で「耳が痛い」話だからです。
他にも嫌いな理由はありますが、それは脇においておきます。

ある人がいました。仮にAさんとします。
Aさんに、あるサービスを売ろうとアプローチしていた人がいました。仮にBさんとします。

私は、BさんからAさんについていろいろと話を聞いていました。
そこで、あるきっかけでAさんと会う機会があったので、今度はAさんといろいろ話を聞きました。

気になっていたのは、Bさんが販売しようとしていたサービスについてです。

ところが、Aさんに話を聞いてみると…
「Bさんも含め、様々なところから話を聞いていたんだけど…結局、札幌の業者にお願いすることにしました」
とのこと。

さらに話を聞くと…
「Bさんには資料請求をしたんだけど…札幌の業者から、何回か連絡があって…まあそこでいいかな、と」
とのことです。

結局、Aさんは何度も連絡があった札幌の業者にそのサービスを発注したのです。

私が嫌いな理由。
それは次の3つです。
1つ目。
それは、テクニックもマーケティング哲学も何もない、単なる力技の結果にもとづき意思決定がなされていること。
コピーライターでもあり、マーケティング・コンサルタントでもある私としては、「力技」で決まってしまうのはなかなか納得がいかない話です。
これは私のエゴなので、もう少し実質的な理由を紹介します。

2番目。
それは、何度もアプローチする、という営業手法自体が、そもそも顧客のためなのかどうかがわからない、ということです。
本当は、もっとAさんのためになるサービスはあったはずなのに、BさんのほうがAさんのためになるサービスを提供できるはずなのに…何度もアプローチをした、というだけで札幌の業者を選んでしまうと、Aさんのためになるのでしょうか。

3番目。
ある意味これが一番の実質的な理由になるかもしれません。
それは、何度もアプローチすることで受注した場合、顧客が「受け身」になるということです。
受け身のままならばいいのですが…受け身からモンスターにバージョンアップすることもあります。

つまり、何かちょっとでも納得が行かないことがあると、「あなたが何度も連絡するから買ったのに…」と、クレームになるのです。
例え、何度もアプローチされたからといって、最終的に決断したのは本人です。それでもその責任を棚に上げて、「あなたが…」というクレームに繋がってしまいかねないのです。

それでもいい、ということであればいいのかもしれません。
ですが、カウンセラーやコンサルタント、コーチ、あるいは健康系のサービスなど、本人の努力や行動がないと結果につながらないサービスの場合には、非常にデメリットになります。
本人に決断させないと…正確には、本人が「自ら決断した」ことを自覚させないと、成果に繋がらず、その結果クレームになるのです。

私が嫌いな理由…特に後者2つは、私の好き嫌いは別にした上で、よく考えてみてください。

余談です。
この3つに出てこない、私が一番キライな理由。
それは…私自身の努力不足を見せつけられるから、に他なりません。
すなわち…何度も何度もアプローチする、という泥臭さが、今の私には足りない、ということを自覚させられるのが嫌なので、好きになれない、ただそれだけの話です。

 

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