今日はずっとスタバに入り浸って、マーケティングのことを考えていました。
自宅から一番近いスタバが、ショッピングモール内にあるので、なかなか賑やかです。
ちょうどモール内でも開けた場所にあるので、時折イベントを開催しています。
先日このスタバを訪れた時もイベント開催中だったので、入るのが大変なほどでした。
今日もイベントを開催。
午前中比較的早い時間に来ていたので、たまたま知ったのですが、どこかのシンガーが来訪してライブするようです。
12時前くらいから数人、仮説舞台の最前列に立って待っていました。
ライブでうるさくなった頃にでも昼食に行こうか…と思っていたのですが、ハラは減ってもライブはなかなか始まらない。
そこで、調べてみたところ、ライブは14時から。
…ということは、最前列の人は2時間以上そこで立って待っているということになります。
いざライブが始まってみると…さほど人が集まっているわけではありません。
前回の、店に入れるかどうかくらいの混雑を知っている身としては、なんとも人が少なく感じます。
しかも、そこから離れてフードコートへ行ってもライブの歌声は聞こえてきましたが、すぐに止まりました。
20分少々、というところでしょうか。
つまり、このたった20分のために、2時間以上前から立って並んでいたのです。
…本当に「ファン」という生き物はすごいです。
正直、かなりもの寂しいライブでしたが、こんな一部の人達の支えがあり…増えていくことでいつかはメジャーになるのかもしれません。
個人的にはカケラほども興味が無いので、顔も名前も覚えていません。
仮に彼女がメジャーになったところで、
「そういえばあの時の…」
と気づくこともないでしょうが。
さて、そろそろマーケティングの話です。
一部のファン…言い換えると、VIP。
このような人を大切にするのがマーケティングの基本。
シンガーとか芸能人、アイドルの場合、一部の特定のファンに肩入れすることについては、褒められたことではない…という風潮があるようです。
(繰り返しますが、興味ないので、詳しいことはわかりません)
ですが、マーケティングならば、これが許されます。
当然ですが、一部のVIPだけに優待セールをしたところで、何ら問題ありません。
したがって、当たり前ですが
「誰があなたにとってのVIPなのか」
を明確にし、その人をVIP扱いするのが基本です。
今日はさらにもう一歩踏み込んだ基本について話をします。
まずはUSP。
ユニークセリングプロポジションの略です。
早い話が、他社には無いあなたの独自の売りを意味します。
自分の独自性を自分で探すのは大変です。
そこで、このVIPの人たちに聞いて回って下さい。
「他ではなく私から買ってくれたのはなぜですか?」
これがあなたの強みを見つける一つの方法です。
最後に。
やはり基本的な内容で締めくくります。
ちょっと想像してみてください。
あなたの顧客が、このVIPのような人たちばかりだったら、どう感じますか?
それこそ、例えばですが冒頭のシンガーの例では、たった20分のために2時間以上前から立って待っているような感じでしょうか。
あなたのことを心から歓迎して、あなたの売り出すもの全てを買ってくれて、こまめに紹介までしてくれる、そんな夢のような存在です。
もしそんな人が1人でもいたとしたらそれはとても幸せなことでしょう。
ただ。
1つ考えるべきこと。
そんなVIPがあなたの顧客100人中1人いたとしたら。
それは「例外」なのでしょうか。
もし、このVIPの人とたくさん話をして、この人がどんなことを考えているのか、何が欲しいのか。
どんな経験をしていて、どんな考え方や信念、観念を持っていて、どんなニーズやウォンツを持っているのか。
そういったこと全てをきちんと聞き出します。
その上でコピーを書いたらどうなるでしょうか。
このVIPの人が
「これ、私のためだけに書いたようなメッセージでしょ」
と感じるような、そんなセールスレターを作ってみたらどうなるでしょうか。
たくさん集まるどうかわかりませんが。
この素晴らしいVIPの人が何人も集まるでしょう。
この人たちが、今は例外だったとしても。
このようなマーケティングを展開していくと、この「例外」だったはずの人たちが、あなたの顧客のスタンダードになっていくはずです。
特に、顧客の絶対数が必要なわけではなく、ある程度の高単価、あるいは高頻度のサービスの提供を行っているビジネスであれば、このような集客法を心がけてみてください。
今日のブログを読んで、少しでも
「参考になるな」
「役に立ちそうだな」
「読んでよかったな」
と思えることがあったら、ぜひあなたの友達にもお役に立ちたいので、Facebook「いいね」や「シェア」にご協力をお願い致します。