典型的な,
プロダクトローンチ・フォーミュラ
(いわゆる動画マーケティングのひとつ)
でした。
定期的に送られてくる,
3本の動画。
3本目の動画を見終えた後,
セールスがはじまります。
今まで,
このような
「売り込み方」
について,
何度も何度も目にしてきました。
大抵は,
いきなりセールスページは
表示されません。
動画をある程度の間視聴すると,
後から,セールスページに飛ぶための
ボタンが表示されます。
…ずっと,そう思い込んでいました。
3本目の動画の中で,
「ただいまから,
この講座の受付をスタートします」
というセリフがありました。
「右上の『(講座名)はこちら』をクリック」
という表現がありました。
実際,
このシーンで,
ボタンが登場するのだろう…
そう思っていました。
ですが,ボタンは出てきません。
動画を最後まで見終えた画面が,
上記のアイキャッチ画像です。
その下には
一切ボタンは出てきていません。
右上にも,ボタンは出ていません。
「しばらく待っていれば,
そのうち出てくるだろう」
と思っていました。
なぜなら,
倍速で視聴していたからです。
「動画再生から◯分◯秒後にボタン表示」
というプログラムであれば,
倍速で視聴してた場合。
単純に,
「想定の半分の時間」
で視聴を終えてしまいます。
ボタンが表示されるまで,
時間はかかるものです。
ところが。
しばらく待っても,
ボタンは出てきません。
WEBページのソースコードを開いて,
セールスページのURLを探しても,
見つかりません,
画面は,
「動画再生プレーヤー部分」
です。
それまでずっと,
動画が再生されていたパーツです。
実際,
左下にリピートボタンがあります。
画面をクリックすれば,
再び動画が再生されるだけです。
…と,思い込んでいました。
ふと,
「まさか…?!」
と思って,
再生部のパーツをクリック。
すると,
新しいタブが開かれ,
そこにセールスページが表示されたのです。
確かに,
「詳細はこちら」
と書いてあります。
なので
「こちら」
をクリックすればいいのでしょう。
ですが,
私は動画が再生されると
思い込んでいました。
左下のリピートボタンが,
さらにその思い込みを助長していました。
あるいは,
【今まで】この会社のプロモーションはずっと,
後から申し込みボタンが表示される
方式でした。
今回も,
あとからボタンが表示されると
思い込んでいました。
動画のナレーションで,
「右上の『(講座名)はこちら』をクリック」
というセリフはありました。
ですが,動画を
「全画面表示」
していたので,
ボタンに気づきませんでした。
※2回目を視聴した時に,
ボタンが表示されたことに気づきました。
最後まで視聴したら,
そのボタンは消滅していました。
結局は,
私の思い込みが招いた
誤解…といえば誤解です。
けれど。
個人的には
「なんてもったいない」
と感じました。
上述の通り,
この会社のプロモーションは,
毎回あとからボタンが表示されます。
たまに,
はじめからボタンが表示されているときも
あるにはあります。
ですが,
後からセールスページを見てもらうことを
想定したプロモーションは,
必ず後からボタンが発生しました。
だから,
「思い込みによる誤解」
を招いたのです。
すでにこの講座は
「購入済み」
なので,
私は買う気はゼロです。
ですが…
もし,私と同じように
「誤解」
してセールスページにたどり着かなかったら…?
実にもったいないものです。
今回,なぜ今まで通り,
あとからボタンを表示させなかったのか。
その理由はわかりません。
ただ,動画のナレーションで,
「右上の『(講座名)はこちら』をクリック」
というセリフはありました。
ならば,最後まで視聴し終えた後も,
右上にボタンを表示させるべきでしょう。
たかが,ボタン。
されど,ボタン。
対面セールスで,
「申込書にご記入ください」
と言って,何も渡さない。
これと同じくらいの残念さです。
せっかくの,
プロダクトローンチです。
最後の詰めを誤った,
残念な例です。
背景にある考え方。
「この手の売り込みを受ける側」
は,どれだけ
「集中力」
「注意力」
を払っているか,ということです。
ちょっと想像してみてください。
あなたは,
広告を見る時に,
どれだけ集中力を注ぎ込んでいるでしょうか。
おそらく,
ほとんど流し見程度ではないでしょうか。
特に…
一日の仕事を終えて,
疲れて家に帰ってきて…
なんとなく開いたネットのページ。
そこに貼られている広告を,
「真剣に注意してみる」
などというマネはしないでしょう。
ということは…
低下した集中力。
低下した思考力。
低下した注意力。
この状態で,
反応してもらえるような,
行動の呼びかけが必要なのです。
そして,
一番手っ取り早い方法。
それが,
「過去と同じ方法」
です。
今までにまったく
「体験したことのない」
申込方法では,
反応しようがないときがあるのです。
例えば…
「支払い方法は,
郵便局で普通為替19800円を発行してもらい,
下記住所に送付してください」
と書かれていたら…
反応する人などまずいないでしょう。
昔は珍しくなかったかもしれませんが,
今はこの方法で反応できる人などいません。
慣れ親しんだ「方法」に反応するのです。
今回は,
時間差で表示されるボタンです。
まさか,
動画再生プレーヤーがボタンになっているとは,
完全に想定外でした。
特別な意図がなければ,
「今まで通り」
「顧客が慣れている」
申込方法で,行動を呼びかけてください。
あわせて,以下の通り参考記事をご覧ください。
【動画マーケティングについて】
【プロダクトローンチについて】
【行動の呼びかけについて】
【レスポンスデバイスについて】
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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