「インターネットを使えば儲かる」というファンタジー

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「インターネットを使えば儲かる」というファンタジー
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会
セールスコピーライターの飯山です。
 
 
今日は,
「『インターネットを使えば儲かる』
というファンタジー」
についての話をします。
 
 
その前に用語の確認です。
 
「オンライン」
「インターネット」
「WEB」
これらは同じ意味で使っています。
 
 
さて,
インターネットとは何でしょうか。
 
あるいは,
ビジネス的な意味合いでの
インターネットとは何でしょうか。
 
一応,確認です。
 
定義【インターネット】
アメリカ国防省の高等研究計画局の
支援を受けたアルパネット(arpanet)から
発展した地球規模のネットワーク。
 
通信回線を介して,
世界各地の個人や組織の
コンピューターがつながっている。
 
 
辞書的な意味での本質を
一言で表現してしまうと,
「ネットワーク」
となるでしょう。
 
 
では,
言葉の定義としてではなく,
実質的な意味での
インターネットとは何でしょうか。
 
特に,
ビジネス的な意味合いでの
インターネットとは何でしょうか。
 
 
この本質を押さえていないと,
インターネットビジネスは,
的外れの行動をしてしまったり,
上手く行かなかったり,
無駄なコストを掛けてしまいます。
 
 
その前に。
ちょっと考えてみてください。
 
「インターネットビジネス」
「インターネット集客」
「インターネットマーケティング」
 
 
これらの言葉。
あなたは,
「違和感」
を覚えますか?
 
 
本質から考えると,
「違和感がない」
ことに
「違和感」
を覚えなければいけないことでしょう。
 
 
別の例を紹介します。
 
「DMビジネス」
「DM集客」
「DMマーケティング」
 
これはいかがでしょうか。
 
あまり馴染みがないですよね。
実際に言っている人は少ないでしょう。
 
 
この二つの比較から,
ビジネス上における
インターネットの位置づけが
見えてきます。
 
 
もちろん,
インターネットは,
様々な機能があります。
様々な活用法があります。
 
どちらかと言えば,
「ツール」
としてのインターネットを
思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか。
 
 
ただ…
特にマーケティング的に
インターネットの本質を
捉えるならば…
 
インターネットとは,
「媒体(メディア)」
です。
 
 
 
よく,
「反応のいい広告媒体を
知りませんか?」
などと質問を受けることが
たくさんあります。
 
 
ここで言う
「広告媒体」
の一種が
インターネット
ということになります。
 
 
繰り返します。
インターネットは,
単なる媒体です。
 
 
最近は
さすがに減ってきましたが…
 
「インターネットをやれば儲かる」
 
と思い込んでいる人が
まだいらっしゃるようです。
 
 
また,
「インターネットはお金がかからない
からメリットがたくさんある」
と思っている方もいます。
 
 
どれも,
「ケースバイケース」
という他ありません。
 
 
例えば…
アメブロ。
 
アメブロは無料で使えます。
 
では,
アメブロで儲かるのでしょうか。
 
 
アメブロは,
利用規約で
「ビジネス利用は禁止」
されています。
 
 
アメブロで儲けようとしていたら,
ある日突然ブログが消滅…
なんてことも
十分にありえます。
 
 
また,実際にそのような
事態になった方も
見たことがあります。
 
 
…ということは,
「アメブロで儲けられる」
と言えるのでしょうか。
 
 
副業レベルで,
アフィリエイトを
細々と続ける…
程度ならもできるかもしれません。
 
ですが…
とても「儲かる」とは
言えないでしょう。
 
敢えて言うならば,
「アメブロで儲ける方法」
を販売する人くらいでしょうか。
 
 
インターネットは,
何でもできる
「魔法の杖」
ではありません。
 
単なる媒体です。
 
特性を考えて
活用しないと
うまくいかないものです。
 
 
別の例を紹介します。
 
行政書士が,
離婚協議書の作成支援を
インターネットで宣伝するとします。
 
特に,
養育費や財産分与の面に
強いことをアピールします。
 
 
養育費とは,
「子供の衣食住・教育などのための費用」
です。
 
18歳なり20歳(大卒までなら22歳)で
養育費の問題は終わります。
 
つまり…
養育費が問題になる案件は,
別れる夫婦に未成年の子どもが
いる場合です。
 
60代以上の熟年離婚で,
養育費の問題は考えにくいでしょう。
 
 
つまり…
ターゲットは20代〜40代くらいが
ボリュームゾーンとなります。
 
この年代だと,
「ネット検索」
をすることは珍しくないでしょう。
 
適切な
マーケティングを展開すれば,
ネットで集客していくことは
可能です。
 
 
では…
これで「インターネット」に
味をしめた行政書士が,
 
「今度は遺言書の作成支援」
をネットで売り出したら
どうなるでしょうか。
 
遺言書作成を真剣に検討する
人たちは…
だいたい70代から。
 
60代で遺言書を書く人は,
あまりいません。
 
 
最近は,
スマホの普及によって
高齢者でも検索できる
人は増えました。
 
 
増えたとしても…
 
70代高齢者で,
ネット検索を駆使して
自分のニーズにあわせて
事務所を比較検討できる高齢者は
どれだけいるのでしょうか。
 
 
また繰り返します。
インターネットは
「媒体」
です。
 
20代〜40代の
離婚を検討している人には
適切な媒体かもしれません。
 
ですが70代の
遺言書を検討している方には
不適切な媒体でしょう。
 
 
インターネットを
使えば儲かる。
 
そんなファンタジーな話はありません。
 
その理屈が通るなら,
「チラシを使えば儲かる」
「DMを使えば儲かる」
などと本質的に同じ意味となります。
 
 
そんなことはないでしょう。
 
 
昔は,
ホームページがあるだけで
「話題」
になったり,
売れたりしました。
 
Windows95くらいの時代でしょうか。
 
20年前です。
 
平成も終わろうという
今日には,
あまりにも時代錯誤的な
考え方となります。
 
 
「インターネットは媒体である」
という本質を理解して
適切なターゲットに
適切なサービスや商品を
宣伝する方法として
活用したいものです。
 
 
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
追伸
媒体やターゲットの本質を捉えずに
とりあえず「インターネット」が
あればいい。
 
それでは成果が出ません。
今あるWEBサイトをどうしたらいいのか。
詳しく診断いたします。
 
 

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