こうして心の平安がもたらされる

こうして心の平安がもたらされる

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嫌いな人がいます。
この人の、行動、言動、立ち振舞、人としてのあり方そのもの何から何まで嫌悪の対象となります。

毎月参加している経営者向けの交流会で、相応の立場がある人でもあります。
そこに出入りしている以上、多かれ少なかれその人に気を使わなければ…くらいには思っていました。

ですが。
よくよく考えてみたら、決してそんなことないな、と思い直しました。

そこで。
まず、Facebookで友達申請を解除。
それでも、他の「友達」に不愉快なコメントを連発しているの見て、「ブロック」設定。
これで、この人のコメントが私のタイムラインに一切表示されることがなくなりました。

この瞬間の安堵感はなんとも言えないものがあります。
無意識に深呼吸し、全身の力が抜けていくような感覚でした。

…つまり、それだけこの嫌いな人に自分のメンタル的な何らかのエネルギーを使っていたのです。

さて本題。
嫌いな人と縁を切る。
これがどれだけ素晴らしいのかは、若干なりとも実感いただいたのではないかと思います。
では、あなたにそれができているでしょうか。

会社員であれば、同僚や取引先、上司などにこのような人がいたとしても、それは避けて通ることができません。
なぜなら会社員だから…という他ないでしょう。

ですが、会社員ではなく経営者だったとした。
会社員とは比較にならない重い責任を背負うことと引き換えに、自由を手に入れたはずです。

ならば、そんな嫌いな人、うざい人となぜ付き合わなければならないのでしょうか。

ここまで読んだ中で、あなたの脳裏をかすめている、その人です。

ビジネスにおいて、「好き、嫌い」という感情にもとづいて行動するのは合理的ではない…という考え方があります。
あくまでも個人的な見解ですが、それは組織運営において必要な考え方です。

衡平性などが要求される組織の管理運営においては、感情ではなく理性と合理性が強く要求されるのかもしれません。

ですが。
そのような立場でなければ、感情を排して行動するのは、逆に非合理です。

例えば。
ちょっと想像してみてください。
うざくて嫌いな人が顧客にいるとします。仮にあなたの頭の脳裏をよぎった、そのうざきて嫌いな人を顧客として想定してみてください。
明日15時からその人の予約が入っているとします。

…そう想像してみたときに、どんな気持ちでしょうか。
なんとも嫌でたまらない気分になったのではないでしょうか。

この「いやでたまらない」「気が進まない」という状態が、何よりも非生産的です。

「あ〜明日、ヤツが来るんだよな…」
と思っている時に、高い生産性を発揮できるでしょうか。
セールスコピーを書いていて、良いコピーになるでしょうか。
セールスプレゼンテーションをしていて、素晴らしいプレゼンになるでしょうか。
素晴らしい企画やアイディアが出てくるのでしょうか。

結論としては、あなたにとってうざい人、嫌いな人は客として受け入れてはなりません。
すでに客として存在するならば、さっさと縁を切ることです。

縁を切って、
「この人と二度と会わなくていいんだな」
と思った時の開放感や安堵感。
あなたにも是非体験して欲しいところです。

最後に。
そんな嫌な人に会わずに済むのでしょうか。
結論としては、100%会わずに済むのは不可能です。
ですが。顧客の10人に1人が、そんなうざい人ならば…それを100人に1人、と相対的な割合を減らすことはできます。

どうすれば減らすことができるか。
それはマーケティングです。
マーケティングで、あなたの思いや提供したいベネフィットを明確にすることです。
逆にこんな人はイヤだ、と明確にしておけばいいのです。
それで、相対的に減っていくはずです。

…世の中、行動原理の全てが嫌がらせ、という人はいるので、
「こういう人はお断り」
と書くと、かえって寄ってくることもあるのが困りモノではありますが。

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